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LGBTの人たちを念頭に作られたETFがあります


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

【商品特性】という側面で、
ETFとインデックス・ファンドを比べてみると、

ETFのほうが
よりエッジの効いた商品開発をする傾向があり、

なんと云いますか、
たまに、ポーンと
突飛な商品が出てくるのです。



○ 原子力ETFとか。
○ カジノETFとか。

○ 東海地方に本社を置く会社のみを集めた
東海ETFとか。


わたしがかつて、
『日本人が知らなかったETF投資』という
本を書いたとき、
ユニークなETFのひとつとして、

ラグジュアリーETF
取り上げたことがあります。

正式名称は
『クレイモア Robb Report グローバルラグジュアリーETF』
でした(銘柄コードはROB)


当該ETFのコンセプトは斬新で、
組入れ銘柄には、

LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン、
当時のダイムラークライスラー、
コーチ、ポルシェなどの
高級ブランドが名を連ねていたのです。

しかし、
2007年に運用を開始したこのETFは、
リーマンショックの余波もあり、
売買高が振るわず、

2010年にとうとう、
繰上げ償還されてしまいました・・。


投資商品に限らず、
そのコンセプトが
たとえユニークであっても、
(また、潜在的ニーズは存在しても)

時代とのシンクロ性がないと、
なかなか生き残っていけないのですね。



では、
これからご紹介する
ワークプレイス イークワリティ ポートフォリオETF
はどうなのでしょう?(銘柄コード EQLT)

「ワークプレイス イークワリティ?」

すみません・・、
カタカナで言われても
いまいちピンときませんね。

逆に英語で書いたほうが、
 Workplace Equality

イメージが掴みやすいのかも・・。


フム。
【職場における、平等性】ですか。

「それって、誰に対して?」

LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)の
人たちに対してです。


LGBT??

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はい、
具体的には、
レズビアン、ゲイ、
バイセクシュアル(両性愛者)

そして、
性同一性障害を含む性別越境者などの
トランスジェンダーの人たちを指します。

(それぞれの頭文字を合わせてLGBT!


LGBTの人たちの、
職場における平等を掲げるアメリカ企業を
ピックアップし、組成されている指数が、

ワークプレイス イークワリティ指数
です。

そして当該指数との連動を目指すのが、
ワークプレイス イークワリティ ポートフォリオETF
なのです。


当該ETFには、
9月21日現在、
199の企業が組み入れられています。

(ソニーもADRの形で組み入れられています)

運用開始は2014年2月、
業種でいうと、
一般消費財、金融などの割合が高く、

特徴的なのは、
各企業の組み入れが『均等』ということ。


つまり、
仮に組み入れが200社とすると、
一社あたりの比率は「均等割」で
0.5%になるイメージ・・。

この『均等割合での組み入れ』は、
結果として、時価総額が小さめの、
中小型株を
オーバーウェイトすることにつながります。



さらに特筆すべきは、
「ワークプレイス イークワリティ指数」のリターンと、
S&P500指数のリターンを
直近6年で比べてみると、

(2011年を除いて)、
「ワークプレイス イークワリティ指数」の
リターンのほうが高くなっています・・。


わたしは、
企業が『人材の多様性』を掲げるのは、
なにも慈善の精神からではないと考えます。

「バックグラウンドが異なる人材を
受け入れなければならない」
ではなく、

「バックグラウンドが異なる人材を
多く受け入れたほうが、
(長期的にみれば)得になる」という
シンプルな帰結です。


では、なぜ得になるのか?
これもシンプルですね。

株式会社は、
「文化的背景が異なる人が交わる社会」の中で、
商売をしていく必要があるからです・・。

◆ 参照記事
多様性の擁護が結局トクになります

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