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資産運用でタイヘンなこと、それは『お引っ越し』! その2)

こんにちは。

インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

 

皆さん、

自分の部屋を

きれいに片づけると、

気持ちがスッキリしますよね。

 

【資産のお引っ越し】

基本的にはそれと同じです。

 

ただ、金融商品は

部屋に積まれているモノではないので、

片づけ方に多少の

『戦略』が必要になってきます。

 

 

前回ご紹介した

田中一郎さん(仮名)は、

 

以下のようにたくさんの

金融商品をお持ちでした。

 

<田中一郎さん トータル資産>

 

預貯金(安全資産)

 

投資信託12本

個別株8銘柄

外国債券4つ

 

保険商品では、

 

豪ドル建て個人年金保険1本

定期付き終身保険1本

 

 

これを、

2本の「バランスファンド」に

集約していくわけです。

 

しかし、

取りあえずの問題は、

なんと云っても【売るほう】です。

 

つまり、

『売りにくい金融商品』があるわけです。

 

 

「カンさん、えーっと、

これとこれと、それは、

 

金融商品の価格が

下がってしまっているから、

(⇒ つまりは元本割れだから)

元本が戻ってから、売りますね。」

 

と田中さんは言いました。

 

「でも、田中さん・・、

元本がいつ回復するかは、

誰にも分からないですよ。」

 

 

このように、

既存の金融商品の「解約」には、

【心理的なハードル】が存在します。

 

(どんな人でも、

できれば高く売って、

安く買いたいと思いますよね・・)

 

 

ある金融商品を解約する際は、

【自分がいくらで買ったか】が

頭の隅に浮かんでしまいますが、

 

この「呪縛」から少しでも逃れるために、

わざと何回にも分けて、


【売る】、【売る】、【売る】を

繰り返すわけです。

 

(もちろん【買うほう】も、

どのくらいの値段で買うかを気にせず、

 

規則的に

【買う】、【買う】、【買う】を

繰り返します・・)

 

 

たとえば一例ですが、

毎月1回、12ヶ月に分けて

【売っては、買う】【売っては、買う】を

繰り返し、

 

すべてのお引っ越しを終える、

という方法があります。

 

 

このお引っ越しを成功させるためには、

できるだけシステマティックに

機械的に、

 

【売った分だけ、買う】という

『工程』を決めてしまうべきなのです。

 

 

ではでは、具体的に。

まず、
投資信託12本

です。

 

「どの投資信託から、

売っていこうか・・?」

 

と考えると、

田中さんは早晩悩みのタネを

抱え込んでしまうことになります。

 

なので、

投資信託12本

すべて、同時に売っていきます。

 

 

幸い、

ファンドは少額から、

かつ金額指定をして売却出来る場合が

ほとんどです。

 

これも一例ですが、

仮に10カ月をかけて、

『資産のお引っ越し』をしていくとすると、

 

12本の投資信託すべてを、

毎月 1/10ずつ、

解約していけばよいわけです。


4Feet-300x121.jpg

 

 

個別株8銘柄

こちらは、残念ながら、

金額を指定して売ることが出来ません。

 

ですので、

均等な金額ベースは気にせず、

「回数」だけを、

大まかに均せばよいとお考えください。

 

 

たとえば、田中さんが
以下の8つの

銘柄をお持ちだったとしましょう。

 

 400株 (100株単位)

 3000株(1000株単位)

 300株 (100株単位)

 2株   (1株単位)

 1000株(1000株単位)

 400株 (100株単位)

 2000株(1000株単位)

 100株 (100株単位)

 

 

それぞれ、

最低単元株数で売却していくとすると、

 

Aは 4回

Bは 3回

Cも 3回 

Dは 2回

Eは 1回

Fは 4回

Hは 2回

Iは 1回

 

に分けて売却できることになります。

これをすべて足すと「20回」です。

 

 

10カ月をかけて、

『資産のお引っ越し』をしていくと、

 

売却の金額ベースは気にせずに、

1か月に1回、

「2単元株数」分を売却する

と決めれば、

 

10ヶ月後には

必ずすべて売却ができます。

 

順番も、

 

1ヶ月目 AB

2ヶ月目 CD

3ヶ月目 EF

4ヶ月目 HI

5ヶ月目 AB

6ヶ月目 CD

7ヶ月目 FH

8ヶ月目 AB

9ヶ月目 CF

10ヶ月目  AF

 

というふうに、機械的に決め、 

その『工程表』を作ってしまうことが重要です。 

 

 

外国債券4つ

は、残念ながら、切り売りすることができません。

 

10カ月で『お引っ越し』をするとすれば、


1ヶ月目、3ヶ月目、
5ヶ月目、7ヶ月目

というふうに、

こちらも機械的に「売却月」を決めてしまいましょう。

 

 

豪ドル建て個人年金保険1本

定期付き終身保険1本

 

このふたつの保険商品については、

解約するときは

いちばん最初にしてしまい、

 

10カ月をかけて『お引っ越し』をする際、

 

10回に分けて

バランスファンド2本を

積立てていく原資としましょう。

 

(※ 両保険を解約することで、

以後、保険料の支払いがなくなり、

その分、毎月の収支に

ゆとりが出来ることになります)

 
banner1.jpg

 


繰り返しになりますが、

この【資産の引っ越し作業】の目的は、


自身の資産運用を
シンプル、低コストにすることです。


部屋の片づけと同じで、
「エイヤー!」という
瞬発的なエネルギーが要ります。


ただ、
【売った分だけ】【買っていけば】

必ずお引っ越しは終わります。

 

お引っ越しが終われば、

心身ともにすごくラクになりますよ・・。

 

 

追記)

機械的、システマティックに

【売る、買う】というのは苦手だ、
という人は、

 

奥の手として、


【買いのほうのスケジュールを、

先に決めてしまう】という方法もあります。

 

たとえば、

仮に、バランスファンド2本に4,000万円分

引っ越しする必要があるとすると、

 

4,000万円÷10ヶ月 400万円

4,000万円÷20ヶ月 200万円

4,000万円÷40ヶ月 100万円

 

のように【買っていくこと】を捉えるのです。

 

つまり、

【積立て投資の設定】を

先にしてしまうわけです。

 

ここでは、

4,000万円÷40ヶ月 100万円

を選んだとしましょう。

 

 

毎月100万円ずつ積立て投資をする。

これを実行するためには、

 

毎月、最低100万円分の金融商品を

【売っていく必要があります。】

(この場合は、
あなたが売りやすい商品から
売っていけばよいのです)

つまり、

積立て投資の【設定】をしてしまうことで、

『資産のお引っ越し』に強制力を持たせる、

という方法なのです。

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