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投資信託の記事広告や、カタカナ英語や、有名人のCMにご用心!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

金融商品に限らず、
私たちはモノ・サービスを買うとき、

その「性能」や「効用」に注目する前に、
【イメージ】そのものに
魅了されたりします・・。

もう何年も前の話ですが、
50代のお客様が
コンサルティング専科」を受けられたときに、

「どうして、
その投資信託を買われたのですか?」
とお伺いすると、

そのお客様は、

「カンさん、
この投資信託は、
朝日新聞に載っていたんだよ。」

とおっしゃいました。


< 朝日新聞に、

 載っている、

 投資信託。>


なんだか『安心』できますね。

うまく運用してくれそうな、
(=下手な運用はしないような)、
そんな【雰囲気】が漂います・・。

あっ、
あくまで『雰囲気』ですよ (^^;)


種(タネ)を先に明かしますと、

実は、
それは朝日新聞の『記事』ではなく、
【広告】だったのです!

【1ページ全面の・記事広告】でした・・。

資産運用業界では
有名なファイナンシャルプランナー
(仮にAさんとしましょう)
の写真とともに、

その人の
インタビューとかが
わりと長文で紹介されていたので、

そのお客様は
これは「新聞の記事」だ、
と【勘違い】してしまったのです。

そして、
条件反射的に、

「この有名なAさんが
言っているのだから、
この投資信託、けっこうイイかも」
と【思い込んで】しまったというわけです・・。

しかし、これは
記事広告という名の、立派な【広告】です。


※ 新聞でも、雑誌でも、
それが【記事広告】の場合は、
必ず、小さく <広告> と記されています。


また、インターネットの情報でも、
それが【広告】であれば、
小さく <PR> <AD> などと載っています。


皆さん、覚えておきましょう。
【大事なことほど、小さく!書いてあるのですよ。】


そういえば、
先日、タカちゃんさんのブログを見ていて、
思わず苦笑いしてしまいました。

タイトルが
まずイケてます(笑)
  ↓↓
カタカナ投信、アルファベット投信で
意味の分からない物は高級感&特別な運用感がたっぷり!】


上記ブログ記事には、
以下のような「投資信託名」が載っていました。

2:野村カルミニャック・ファンド Aコース
3:野村日本スマートシティ株投資(愛称:にっぽんの未来)
5:DIAM VIPフォーカス・ファンド

6:IBJ ITM ジャパン・セレクション
7:クルーズコントロール
8:日本株アルファ・カルテット

なるほど・・、

たしかに、
【カタカナ】や【アルファベット】を散りばめると、
高級感や、
スペシャル感が醸し出されます。


でも、そんな根拠のない
【よい感じ】に、騙されてはいけませんよ!


(そもそも、
カルミニャックとか、クルーズコントロールとか、
一体どんな意味なんだろう・・(-_-;)


もうひとつ【検証例】として、
<三井住友銀行 ファンドランキング>
【販売額ランキング 1ヵ月】を見てみると・・

1位 三井住友・公益インフラ優先証券ファンド
4位 日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド
(為替ヘッジなし)

6位 日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算コース)
9位 タフ・アメリカ(為替ヘッジなし毎月決算型)
10位 ジャパン・ストラテジック・バリュー

まあ、(運用会社も)
いろいろ考えますな・・。

ちなみに、
日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンドは、
全部で『31文字』あります( ・ を含めて!)

あのー、

「ファンド人気ランキング」とか、
「ファンド販売ランキング」とかにも、
くれぐれもご注意ください。

it_photo_119452.jpg


率直に申し上げて、
投資信託という『商品』は、

恵比寿のスペインバルや、
冷蔵庫やプリンターと違って、

作り手と買い手の間の
【情報の格差】が激しいので、


売れているモノが、
良いモノとはぜんぜん限らないのです。

むしろ、短期間で
集中的に売れているモノは
要警戒する必要があります・・。



その他、
あなたを惑わせる、
さまざまな『装飾』を施した、

『ポップ的』な、
カタカナ用語は数限りなくあります。


スイス プライベートバンクの○○、
オフショアの○○、

○○○ヘッジ・ファンド、
スーパー○○
エグゼクティブ○○

オルターナティブ、
デリバティブ、ギヤリング、

金融工学を駆使した○○
TAA(タクティカル・アセット・アロケーション)、

エクセレンス○○
エクスパート○○
システムトレーディングを用いた○○・・など。

(嗚呼、挙げればきりがありません・・)


仮にあなたが、
きらびやかな演出で、

ちょっとした著名人の推薦の言葉なども
語られていて、
「この投資信託、良さそうだな。」と思ったら、

ぜひ、
【相手の立場に立って、物事を考えてみてください。】


まさに、
その銀行なり、運用会社なり、
証券会社は、

あなたに、
「この投資信託、良さそうだな。」
と思ってもらうために、

お金も時間もエネルギーもかけて
【マーケティング】を行っているわけです。

そのとき、
俎上にのぼっている投資信託について、

【わたしが知っていない部分が・あるかもしれない。】
と、謙虚に思えることが重要なのです。



ところで、
YouTubeで『ダイワのファンドラップ』の
CMを見たりすると、



【ダイワファンドラップ】

わたしでも思わず、
買ってしまいそうになります(汗)

だって、
渡辺謙さん、格好いいですから!



しかし、
ここは大きく深呼吸して、

一仕事終えてから、
もう一度考えてみると、
クールダウンしやすくなるはず・・。

おそらく、
あの渡辺謙さんをCMに起用して、
莫大なギャランティーを払っても、


「ダイワファンドラップ」という商品は、
(売り手から見て)
【利益】が出るのでしょうから、


私たち買い手(消費者)からすると、
【いかにコストが高い商品か!】
ということが見えてきますね。

⇒ 投資において、
もっとも手ごわい敵は【自分自身】なのです。

似顔絵


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