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投資信託の『運用レポート』も少しずつ進化している?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

(昨日体重計に乗ったら、
嗚呼、太っていました・・)← 正月太り?

ところで、
近頃の「体重計」は、
もはや体重を計るだけではありません。

その台の上に乗るだけで、

○ 体脂肪率や、
○ 皮下脂肪率や、
○ 体水分率まで計れるものもあるらしい・・。


仕事柄、お客様から

「カンさん、
投資信託をよく知るためには、
どんな 情報 を見ればよいのですか?」

と質問を受けます。

まず、
目論見書』は見る必要はありません。

(あれは「決意表明書」のようなもので、
基本的に良いことしか書いてありませんから。)

パンフレット』も、
別に熟読する必要はなく、

モーニングスターや
投信まとなびのような、

投資信託の
ポータルサイト』も、
まあ、見るのはいいですが、


(それよりも)、
直接あなたがファンドを作っている
運用会社に行って、

「これってどんな投資信託なのか、
くわしく教えてください!」
と聞くほうが理に適っていると思います。

といっても、
別に東京都千代田区の
ファンド運用会社に実際に行く必要はなくて、

その投資信託を作っている、
【運用会社のホームページ】を
訪ねればよいのです



そこに行けば、
99.99%の確率で
必ずファンドの
【運用レポート】を載せてくれています。


★ 【運用レポート】とは、
運用会社さんが定期的に出している、
その投資信託の、 近況・活動レポート』です。

この【運用レポート】は、
投資信託に関する情報の中で、

間違えなく重要度、
【♪ 第1位 ♪】でしょう!!



投資信託というサービス商品では、
たとえば、『月次レポート』、
月報』という名で、

その1ヶ月間、
○ その投資信託がどんな活動をして、
○ 成績はどうで、

たとえば、
○ プラスになったリターンの要因は
どんなものだったのか?

そんなところまで、
【きちんと説明してくれています。】

(あっ、見る料金はゼロ円ですよ!)


『運用レポートを見ずして、
       投資信託を語ることなかれ。』

と言ってもいいくらいなのです。


ちょっと『具体例』を挙げてみましょう。

「マネックス資産設計ファンド<育成型>」
運用レポート(11月30日現在)、

「7ページ」を見てみましょう。

直近の1ヶ月間で、
ファンドの基準価格が
どのくらい上がったか、下がったか、

また、どの【投資対象】がどれだけ
そのアップダウンに貢献したのかが、
つぶさに分かります。

numbers_gif-446492.jpg


「7ページ」を開いていただくと、
当月の基準価額の騰落要因】と
載っていますね。

<育成型>は、
合計 72円となっています。
(プラスになっています)

そのうち、

日本株式の寄与は 43円
外国株式は 30円
外国リートは -1円などと分かります。


よく考えてみますと、
たとえば、
【外国株式】や【外国債券】って、

1ヶ月間で
<このくらいの成績でしたよ。>

って、
【数字】だけ見せられても、


それって、
○ 株価、債券の価格そのものの
アップダウンなの?

それとも、
○ 為替の利益、または損失が
トータルの成績に
けっこう大きく影響しているの?

このあたりが
ちゃんと分かりませんよね。


もう一度、
マネックス資産設計ファンド<育成型>
運用レポート(11月30日現在)
「7ページ」よーく見てみてください。

こんなふうに載っていますね。

外国株式(外国株式パッシブ・ファンド・マザーファンド)
30 円
内為替要因
18 円

外国債券(外国債券パッシブ・ファンド・マザーファンド)
-1 円
内為替要因                           
-3 円


たとえば、
外国株式はプラス30円となっていますが、
この30円分の上昇のうち、

【為替の要因】は、
ほら、18円 と
(ちゃんと)書いてくれています。



逆に外国債券はどうでしょうか?

マイナス1円となっていて、
【内為替要因】は、
マイナス3円となっています。

??

つまり、
外国債券そのものは価格が上昇し、
プラス2円になっていたけれど、

為替が円高に振れ、
為替の損失が『3円分』発生したために、

外国債券パッシブ・ファンドとしては、
リターンが
マイナス1円だった、ということ。

(伝わっていますね?)

fees_-_costs1.jpg


もうひとつ【具体例】を。

信託報酬(運用管理費用)も、
時系列で見てみると、

その【コストの重さ】が分かりやすい、
という側面があります。

「ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド」の
運用レポート(月報)を見てみましょう。


おっ、いきなり1ページ目に、
男前のファンドマネージャーの
写真が載っていますね。→ エリック・ロセさん。

(この方の英語の発音は
 フランス語訛りのような気がします・・)


ロセさんの写真のすぐ下に、
[ご参考] 基準価額変動の内訳 とありますね。

ココを見ると、
ファンドの価格変動に対して、

各組み入れ資産が
どのように【寄与】しているかが
分かります。

あなたに注目して欲しいのは、
信託報酬等】のところです。


たとえば、
当該ファンドは
2013年の12月に運用を始めていますが、

11月30日現在、
このファンドの価格が

10,509円 となっているのは、
13年12月以来、

【トータルで
234円分の信託報酬等を支払ってきたため】、
ということが分かります。


つまり、
ファンドの『実績リターン』と、

これまで
マイナス要因として支払ってきた

【けいぞくコスト(信託報酬等)の
重さ】が、
実感として伝わってくるのです・・。


★ このような【情報の開示】は、
他の「運用レポート」でもぜひ進めてもらいたいものです。

単に、
このファンドの
運用管理費用(信託報酬)が
年率2.0%! と言われるより、
時系列的で、分かりやすいと思いませんか?

(あっ、もちろん、ロセさんには悪いですが、
わたしは上記のようなコストが高すぎるファンドは
お勧めしません!)

似顔絵



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