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41歳のお客様、70歳のお客様、今回のマーケット急落でこんな反応がありました

 

こんにちは。

インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

 

ハイ・・、

たしかに分かります。

 

誰だってはじめてバイクに乗るときに、

『まさか雨が降るなんて思っていません。』

 

いや、正確にいいますと、

「雨が降りながら、

かつバイクに乗らないといけない。」

 

そんな【場面】は

あるかもしれないけど、

 

それは今すぐではないし、

(どちらかというと)

遠い未来の中で起こることだろう・・、

 

私たちはそんなふうに、

(物事を)希望観測的に捉えてしまうものです。

 

 

ココ、

 

バイクに乗る 投資

雨が降る マーケットが大きく下落する

 

と『置き換えて』みてくださいね。

 

 

年初から(こんなに分かりやすく)

マーケットが下げ続けたという経験は、

わたしのFPとしてのキャリアの中でも

はじめてのことだと思います。

 

今日は

お客様のお許しを得て、

 

41歳の高橋さん(仮名)と

70歳の斎藤さん(仮名)の、

 

今年に入ってからの

ご相談事例の一端をご紹介したいと思います。

 

 

41歳の高橋さんは

つみたて投資をはじめて

3年近くになります。

 

これまで3年近くをかけて積み上げた

『プラスのリターン』が、

 

年初からの急落につぐ急落で

まるで泡のように、


消えてなくなりかけていることに

戸惑いを抱いておられます。

(心中お察し致します・・)

 

 

冷静に考えてみますと、

これはけっこう過酷なこと。

 

『プラスのリターン』を

3年近くかけて積み上げてきたのに、

 

たった16日(営業日)くらいで

それが消えかかっている・・。

  

「なんと理不尽な・・」

と思われても仕方ないでしょう。

 
でも、

それでも、

 

それが、

【マーケットの本質】です。

 

 

高橋さんは

プラスのリターンを求めて、

つみたて投資を始めました。

 

その、

【プラスのリターン】というものは

原理的に、

 

高橋さんのご資産が

ある程度ブレることを

許容した場合に限り、

得られるものです。

 

(つまり、

『リスク』を許した場合に限って、

得られる・・)

 

 

たとえば2年近く、

ずっと『マイナスのリターン』に

沈んでいたのに、

 

たった3ヶ月くらいで

一挙に『プラスのリターン』になったよ!

ということも、

 

ブレる(= リスクが発露する)

ということの、

もう一方の【本質】なのです・・。

 

money-dollars-cash-burden-debt-chain-600x450.jpg

 


わたしは高橋さんに、

 

「これから先、

何度も何度も、

この、

 

下がるほうのブレも、

上がるほうのブレも、

経験されることになります。

 

今回は

下がるほうのブレが

わりと分かりやすい形で現れただけですよ。」

 

と、申し上げました。

 

 

また、

長期のつみたて投資においては、

 

最初の5年程度というのは、

『口数』の積み上げをし始めた段階であり、

 

この時点(3年弱の地点)で

収益がプラスであるかマイナスであるかは、

 

長期の投資成績にとっては

ほとんど意味がありません。」

 

とも申し上げました。

 

 

次に

『リ・バランス』に関してです。

 

高橋さんは、

毎月のつみたての、

配分割合を変えることで、

 

積み上がった資産全体の

『リ・バランス』をされようとしていました。

 

 

今は、

運用資産の残高が

まだそんなに大きくないので、

上記は可能かもしれませんが、

 

どのみち

『運用資産残高』が大きくなると、

 

毎月のつみたての

配分割合を変えることでは、

 

『リ・バランス』は、

出来なくなってしまいます。

 

 

たとえば、です。

 

今すでに、

高橋さんの運用資産が

1000万円くらいになっており、

 

毎月5万円のつみたて投資を

行っているとしましょう。

 

(ストックベースで)

ほんらい30%の保有割合としている

「先進国株式」において、

 

10%のかい離が発生し、

今、20%の保有割合に

なってしまっているとしましょう。

 

ここで『リ・バランス』!

 

 

要は、100万円分、

先進国株式の割合が

足りないわけですから、

 

このズレ(不足分)を、

毎月の『配分割合』の変更で

行おうとすると、

 

1.毎月5万円のつみたて投資を

すべて「先進国株式」に変更し、

 

2.かつ、それを20ヶ月

継続する必要があります。

 

(えっ!?)

 

しかもその間、

ほかの投資対象に対するつみたては、

まったく出来なくなるわけです・・。

 

 

高橋さんには、

 

マーケットが上にブレても、

下にブレても、

 

毎月のつみたての金額を変えない。

毎月のつみたての

「配分割合」も変えない。

 

つまり、ココの部分は単純明快に、

【毎月のつみたては、固定しておけばよい。】

というルール付けについてお話ししました。

 

rebalance.jpg

 

毎月のつみたてのことは

まったく気にせずに、

 

【リ・バランス】については、

積み上がった資産ベースのみを見て、

 

そこで、

割合が増えたファンドを売って、

割合が減じたファンドを買い増しする。

 

つまり、

(つみたてそのものとは別に)

 

一挙に、一度に

【リ・バランスの作業】をすることが

たいへん重要なのです。

 

 

して、その心は?

 

高橋さんが、

背中に背負った【リスク量】を

もとに戻してあげるだけ!

 

 

【閑話休題】

 

次に、

70歳の斎藤さんです・・。

 

斎藤さんは

セカンドライフにおける

資産管理を励行されています。

 

して、その心は?

 

運用を続けながら、

定期的に資産を引き出す

 

です。

 

具体的には、

毎年1月に、

 

⇒【リ・バランスを行いつつ】

⇒【資産の引き出し】


をされています。

 

 

「カンさん、

今、マーケットがすごく下がっているので、

 

資産の引き出し

(つまり、ファンドの部分解約)は

ちょっとやる気がしなくて・・」

 

はい、お気持ちはよーく分かります。

(心中、お察し致します・・)

 

 

でも、

それでも、

です。

 

斎藤さんは、

いったい何のために、


これまで長年、
資産運用を続けてこられたのですか?

 

その【究極の目的は?】

 

 

そうです、

お金を使うためです・・。

 

(毎日を楽しくハッピーに過ごせるよう!

 

family20man20lo20res.jpg  


「お金を使うというニーズは

毎日、毎年、
継続的、普遍的にあるものであり、

 

マーケットが下落しているからといって、

ほんらいの目的(= お金を使う)を躊躇されるのは、

本末転倒 ではないでしょうか・・。

 

このような時だからこそ、

(逆に)正々堂々と、

ファンドを部分解約して、

 

(去年と同じように)

資産の引き出しをして、

それを楽しく使いましょう。」

 

と申し上げました・・。

 

 

セカンドライフにおける

ポートフォリオからの【定期・引き出し】は、

20年、30年と続きます。

 

そもそもはじめから、

(マーケットの特性として)

 

下がったときに引き出すことも、

上がったときに引き出すことも、


織り込み済みなのですね。

 

 

大切なことは、

【規則性】であり、

【ルールの順守】です。

 

「斎藤さんは、ずっと

ポートフォリオからの引き出しを、

%(パーセント)で管理されていますから、

 

今年のように、

ご資産が減じたときは、

同じ3%の引き出しでも

 

金額ベースは(去年より)

少なくなるわけです。

 

こうすることで、


【ポートフォリオが減った年は、

引き出し金額を減らす】ことが、

自動的にできますね。

 

何も心配することはありません。」

 

と申し上げました。

 

 

斎藤さんはこれまで、

【お金を使うために】

わざわざ長年、資産運用を続けてきたわけです。

 

 

至極シンプルなのですが、

 

資産運用という行いの基点は、

あくまで【あなた自身】です。

 

【あなたの生活】が主人公となって

あなたの資産管理が存在するのであって、

 

マーケットはその周りで不規則に、

上がったり下がったりしているだけなのです。

 
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