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世界の投資信託残高は、この30年で(ナント)28倍に! その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
(もうすぐ6月ですね!)

日本証券経済研究所の
杉田浩治さんが書かれたレポート、

世界の投資信託30 年の変化と今後の課題』(PDF)
(平成28 年5 月12 日)
の続きですよ。 その1)はコチラから。

同レポートの見どころは、
なんといっても
『4.今後の課題』です。


「①(投資環境の変化の中で)
如何に運用リターンを確保していくか」
のところで
同レポートは、

株式、債券のリターンが
世界的に低下している点について、
冷静に分析しています。

〇 米国株式
1999 年までの14 年間で596%上昇。

2000~2015 年(16 年間)では、
49%のみ上昇。

ということは、
投資信託そのものも・・?

はい、そうです。

〇 世界の投資信託
残高成長率


1985~1999 年までは
1,389%の成長。(←スゴイですね)

それが
1999~2015 年では、
成長率が194%に鈍化・・。


つまり、
私たち投資家も、

またツールである
投資信託そのものも、

『今後、どうやって
満足のいくリターンを上げていくのか。』
という、
重たい課題】を抱えているわけです。


そんな中、
投資信託、そして
運用業界に求められるのは、

リターン以外の『付加価値の提供』
であると杉田さんは述べています。

具体的には、
『退職後の資産運用・取崩しサービス』
に注目されています。

これって(当然といえば)当然ですね。

世界的に高齢化が進行し、
かつ、私たちヒトの寿命が
延びているわけですから・・。


Retirement-Saving.jpg


あなたもわたしも、
いずれは実践することになる、

【運用は続けながら、
定期的に資金を取り崩していく。】


これって、(まさに)
21世紀的なスキルだと思います。

クルマにたとえると、
アクセルを踏みながら、
定期的にスピードを緩めることですから、

よほど長期的な視野に立って
ルール付け』を行わないと、
目的地まで辿り着けません。


以下、
レポートから引用してみましょう・・。

資産取崩しは、
資産形成よりずっと難しい。

なぜなら、退職時の資産総額、
退職後の収入見通し、リスク許容度、

子供に遺産を残すかなどが
個人によって大きく異なるため、

汎用性のある取崩し公式を
見出しづらいからである。

そして何より
「あと何年生きるか分からない」
という問題がある。


なるほど・・・。


ファイナンシャルプランナー的に見ると、

『資産形成』の段階では、
ある程度汎用性のある【ルール付け】で、
運用全般が語れると思います。

しかし、
『運用を続ける 兼 取り崩し』の過程では、

お客様の個別性に留意した
独自のルール】を作り、
それを実践していく必要があると考えます。

また、
杉田さんからは
こんな『提言』も飛び出しています。

投資家のために望ましい
究極の理想像は、

「世界中の人々が、世界中のファンドを、
世界中の業者から
自由に購入できるようになること」であろう。


こういう夢のある話、好きです(^^)
(注:太字はカンによるもの。)

上記、あなたはどう思われますか?
「それって到底出来ないでしょ。」
と思ってしまっていませんか?

たとえば、
世界通貨が出来る、
ファンドを包括的に管理する
国際機関ができる、みたいに、

インフラ状況が一変すれば、
やってやれないことはないはず・・。

(と云いますか、
100年後の人から言わせれば、

「えー、昔は国ごとで
買える投資信託が違っていたんだ!」

というセリフになるのでしょうね・・)


ABC_header-global-opportunies.jpg


また、どの地域を対象にした『ファンド』なのか、
という点では、

(100年、200年後には)、
たとえば、
火星進出企業ファンド』みたいなものも
組成されているはずです。

(投資信託が存在している限り・・)


最後に、
レポートの注釈のひとつとして、
フィナンシャルタイムズ紙の記事が
紹介されています。

(以下、引用します)

16 年1 月21 日付
英フィナンシャルタイムズ紙は
BIG READ 欄において、

”Search for a super-algo”と題する
Robert Wigglesworth 氏の
署名入り1 面記事を掲載し、

その中で「運用担当者のだれも
コンピューターに勝てない時代が来る」、

「AI は、人間が絶対に見抜けない
パターンを探し出す助けになる。
それがとてつもない優位性をもたらす」

(16 年2 月29 日付の
同紙特別日本版における翻訳)といった
論調を展開している。


ほぉー・・、すごいですね。

ほんとうにいつか、
AIが
ファンドマネージャーとなって、

(人が到底気付かないような)
超過リターンの源を探り当て、
それを継続できるような
『技術革新』が起こるのでしょうか?

(頑張って長生きしようかな・・)

世界の投資信託30 年の変化と今後の課題』(PDF)
(平成28 年5 月12 日)

似顔絵




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