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「倒錯、」「M的な」つみたて投資の世界へようこそ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

当然ですが・・、

もし、投資信託が
100万円以上1万円単位』でしか売っていなかったら、
これほど普及することはなかったでしょう。

投資信託の付加価値のひとつは、

「こんなに分散してくれてるのに、
こんなに少額から買えるんだ!」

という 驚き にあるとわたしは思っています。

今、お話ししたのは、
(あなたの投資の)
何を買うか】の部分ですね。


ちょっとだけ、
イギリスのEUからの離脱決定や、
歩きスマホの弊害や、
舛添要一氏の退職金のことは忘れて、

投資を実践するという
この「行い」について、

ゼロの地点】から
見つめ直してみますと・・。


投資という行いは、

〇 何を選ぶか【行為1】
〇 どんなふうに資金を投入するか【行為2】

この【行為1】と【行為2】の
合作なのです!



上記はとても大切な概念で、
投資という行いでは、

〇 何を選ぶか【行為1】 と同じくらい、
〇 どんなふうに資金を投入するか【行為2】が、

重要だと考えます。

言い方を換えると、

まったく同じ『投資対象』を購入しても、
資金の投入のしかたによって
投資の『リターン』は違ってくる、ということ。


そういう意味で云いますと、

★ 実物の不動産投資では、
【行為2】が存在し得ません。


それはそうですね・・、
横浜市にある780万円の
ワンルームマンションを買う際は、

780万円用意して、
「ハイ、決済しましょう」しか方法はなく、

ひとつの不動産を
いくつにも分けて、

時間的分散を図って
買っていくことは
(あるいは売っていくことは)不可能だからです。

(上記のデメリットは
けっこう大きいと思いますよ内藤さん・・)


一方、投資信託なら、
【分けて買っていく】
(= 時間的分散を図ること)ができます。

時間的分散を究極まで
図ろうとする姿が・・、
毎月の『つみたて投資』ですね。


今般、イギリスが
EUからの離脱を決定しましたが、
このような「ビッグイベント」があると、

資金投入の
時間的分散が図れる【メリット】を、
わたしは痛感します・・。

crisis-management.png


不謹慎で申し訳ないのですが、

イギリスのEU離脱があっても、
そしてマーケットが
暴落することがあっても、

それを心のどこかで、
(潜在的に)望んでいる自分が居ます。


似顔絵


すみません、
ちょっと「倒錯、」「M的世界」ですね。


実際、つみたて投資では、

大いに下がる局面が何度もあって、
かつ、最終局面で上昇してくれるのが
もっともリターンが高くなる

典型例となります。

ココの部分は正直申し上げて、

投資の【一般常識】
投資の【一般概念】からは、
大きく大きく・外れてしまうのです。

(要は、イメージしにくい!)


以下、あまりにも有名な
星野泰平さんの書籍、

半値になっても儲かる「つみたて投資」(講談社+α新書)からの【例題】です。

図1

毎月1万円ずつ
つみたて投資を行いますが、
その間、
投資信託の値段がどんどん下がっています。

当初1万円だったファンドの価格は、
7年目に2,000円まで暴落し、
10年経って5,000円に戻っただけ・・。

10年間の、
投資信託の【成績】としては、

1万円 ⇒ 5,000円ですから、
マイナス50% です。

そして、
あなたのつみたて投資そのものの
成績】はというと、

投資元本120万円に対して、
・・・・・・
139万円に増えています。

「えっ!」


はい、そうです、
もう、投資の【常識】から
かけ離れています(^^;)

投資信託の価格が
どんどん下がっていき、

購入する口数だけが
どんどん増えていって、

それがプラスのリターンを
蓄えることにつながるなんて、
明らかに「M的世界」です・・。


毎月「苦い液体」を飲まされ、
その苦味はどんどんきつくなるのに、

いつか(上昇局面がやってきたら)、
急に甘美な飲料に変わってしまうみたいな、
やっぱりちょっとヘンな感じです・・。

たとえば、
誰かと公の場で話していて、

「下がってくれて嬉しいよ。」
「暴落大歓迎!」

「みんなが
悲観に暮れれば暮れるほど、
大バーゲンセールで(実は)お得なんだ。」

なんてセリフは、
なかなか吐けませんよね。

でも、
心の中では
上記のように思ってよいのですよ!


< わたしが異常でないのと同様、
あなたも決して異常ではありません・・。>
   ホントです。↑

short-term_long-term.jpg


イギリスのEU離脱決定は、
池に放たれた大きな石のように、

(時間差をもって)
これから世界各地に
大きな波紋を広げることになるでしょう。

アメリカでは
『トランプ次期大統領』となり、

欧州では、
もしかすると南欧の財政不安が
再熱するかもしれません。

(24日の株式マーケットでは、
スペインとイタリアの下落率が10%を超えていました)

イギリス国内では
地域間の対立が激しくなり、
オランダ、フランスなどでは
右傾化が進む可能性があります。


保護主義、排他主義的な
勢力の拡張は、
明らかに
世界経済(貿易)にとってマイナスです。

池田信夫さんが以下、
秀逸な記事を書いておられますが、
「短期的デモクラシー」が世界をおおう

いったん(長期的な価値よりも)
短期的な利益に 世論 が傾くと、

その流れを転換させることは
容易ではありません。


「Aが明らかにダメそうだから、
Bに行ってみたけど、
Bも結局、思ったほど良いものではなかった。」

ということを、
短期的な利益のみを見て動いた人たちが
実感してはじめて

「やっぱり長期的な価値に重きをおいて
行動しないとね。」
に戻ってくるのだと思います・・。

それまで、
マーケットにとっては
苦しい時期が続くのではないでしょうか。


ただし、
投資において、

〇 何を選ぶか【行為1】 と同じくらい、
〇 どんなふうに資金を投入するか【行為2】が
重要であると分かっている人には、

『下落』は、
チャンスです。


つみたて投資は、
市場の動揺を
エネルギーに変えることができる
投資手法なのです・・。

◆ 参照記事
(rennyさん)
<コツコツ投資の実践>53ヶ月連続マイナス評価でも平気だった理由

(菟道りんたろうさん)
暴落があるからこそ威力を発揮する積立投資

似顔絵




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