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静かに船出した、大和投資信託の『iFreeインデックスシリーズ』


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

9月8日
SBI証券、楽天証券にて、

超低コストの『iFreeインデックスシリーズ』
12本が運用を開始しました。
(運用会社は 大和投資信託

以下が、
iFreeインデックスシリーズ』の12ファンドです。
※ 運用管理費用(%)は税抜

iFree 日経225インデックス  0.190%
iFree TOPIXインデックス   0.190%
iFree JPX日経400インデックス 0.205%

iFree 外国株式インデックス  0.210%
iFree NYダウ・インデックス 0.225%

iFree 新興国株式インデックス 0.34%
※注 連動を目指す指数は、
「FTSE RAFIエマージングインデックス」

iFree 日本債券インデックス 0.140%
(新発10年国債の利回りが1%未満時↑)
iFree 外国債券インデックス 0.180%
iFree 新興国債券インデックス 0.22%

iFree J-REITインデックス  0.29%
iFree 外国REITインデックス 0.31%
iFree 8資産バランス 0.23%


大和投資信託は
専用ページも立ち上げるらしいので
そちらも期待したいと思います。


わたしがまず注目するのは、
海外債券(先進国債券・新興国債券)
のカテゴリーです。

ともに思い切って
運用管理費用を下げてきました。

株式に比べて
期待リターンの低い債券は、
潜在リターンに占める
継続コストの比率が高くなります。

したがって、
先進国債券、新興国債券の
運用管理費用がより低廉になったのは
たいへん喜ばしいことです・・。


CreativeDestruction4.png


次に新興国株式ですが、
こちらは、
「FTSE RAFIエマージングインデックス」との
連動を目指します。

上記の指数は、
いわゆる「ファンダメンタルインデックス」であり、

企業の配当やキャッシュフロー、
売上高などをもとに
指数への組入れを決定します。

(多くの指数で採用されている、
時価総額の比率ではないのです)

kenzさんが書かれている記事が
詳しく、とても分かりやすい!

FTSE RAFIエマージング インデックスの中身 国別構成比率や過去のリターンを確認


「FTSE RAFIエマージング指数」は、
構成国の数、銘柄の数ともに、
『MSCIエマージング・マーケット指数』と比較して
少ないのです。

また、
kenzさんも言われている通り、

配当やキャッシュフローは変動しますから、
その都度、構成銘柄を入れ替えたり、
また、構成銘柄の比率を調整するというのは、

「市場の平均を隈なく保有する」という、
真っ直ぐなインデックス投資とは
やはり異なる投資スタイルだと思います。

ファンダメンタルインデックスを
用いた投資、
スマートベータ的な投資は、

【ルール化されたアクティブ投資】と
定義付けるべきでしょう。



(私見ですが、
新興国株式のチョイスでは、
「たわらノーロード 新興国株式」のほうが
ベターだと思います。)

(◆ 参照記事
EEMから『たわらノーロード 新興国株式』までの13年の道のり


02_ph_costdown.gif


ところで、
一般の投信販売の現場、
あるいは、
確定拠出年金というフィールドでも、

インデックスファンドの
低コスト化の波は止みそうにありません

「カンさん、
これっていつまで続くのですか?」


というご質問をよく受けますが、

冷静に考えてみますと、
この波はすでに峠を越えているはず・・。

そう遠くない時期に、
インデックスファンドの低コスト競争は
終わりを迎えると推察します。

もう、そんなに、
継続コストを引き下げる『スペース』が
残されていないためです。



ちょっと【具体例】を挙げてみましょう。

たとえば
『先進国株式インデックスファンド』の場合、

(この8年あまりを)
ざっくり振り返ってみても、


STAM グローバル株式インデックス・オープン 
0.777%

eMAXIS 先進国株式インデックス
0.648%

ニッセイ外国株式インデックスファンド
0.2592%

iFree 外国株式インデックス
0.2268%


というふうに、

先進国株式インデックスの
最安値ファンドは変遷してきました。
(括弧内の運用管理費用は税込み)

そして、
現在に近づけば近づくほど、
コストが引き下がる「幅」は、
小さくなっているのです。


(もう、そろそろ、終わりが
見え始めているのでは・・)


ThankYou_02.jpg


今、ニッセイのインデックスファンドで
つみたて投資を始めた人は、
慌てて「iFree」に乗り換える必要はないですし、

仮に「iFree」より
継続コストが安いファンドが現れても、
そのコスト差はごくわずかである可能性が
高いでしょう・・。


< 閑話休題 >

ところで、
(話題は急に変わりますが、)

インデックス投資家の中には、
大和投資信託と、
インデックスファンドが
うまく結びつかない人がいるかもしれません。

しかし、大和投資信託は
1990年代に、

ベスト・パーティー」と呼ばれる
ファンドファミリーを運用していました。

その中には、
1998年に設定された、
『ダイワTOPIX ファンド』が
ありましたが、

当該ファンドの
運用管理費用はなんと
0.9%(税抜)でした・・。


また、
「MSCIインデックス・セレクト・ファンド コクサイ・ポートフォリオ」と呼ばれる、
MSCIコクサイ指数との連動を目指す
ファンドもありました。

わたしはこの投資信託を、
大和証券神戸支店の店頭で、
2.1%の購入時手数料を払って
購入した記憶があります・・。


image.jpg


その他、
大和投資信託は2000年
「直販」で、

インデックスファンドのシリーズ
『ダイワ投信倶楽部』の運用も
スタートさせています。

このファンドシリーズは
大和投資信託が
「直販」を止めてしまったため、

確定拠出年金用のファンドに変更され、
それ以後、
投資家は追加購入ができなくなった、
という苦い歴史があります・・。

どうか、
『iFreeインデックスシリーズ』は
息の長いインデックスファンドのシリーズに
なって欲しいものです・・。


似顔絵




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