えっ、バランスファンドで『リ・バランス』?
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
モネの絵は、
10メートルくらい離れたところから観たほうが
その色彩が立体的に見えます。
資産の全容も、
少し離れたところから、
まずは「ざっくり」見てみる・・。
するとどうでしょう、
あなたのお金は、
〇 投資に回しているお金(ポートフォリオ)と、
〇 投資には回していないお金(預金等)に
分かれますね。
今、ここでは、
投資に回しているお金はすべて
ひとつのバランスファンド、
『iFree 8資産バランス』に
投資していると仮定します。
離れた場所から、
あなたの資産全体を眺めると、
あなたが
どれほどのリスク量を
背中に背負っているかは、
〇 投資に回しているお金(バランスファンド)と
〇 投資には回していないお金(預金等)
の『比率』(= バランス)で
おおよそ決まります。
たとえば今、
1000万円の資産があり、
『iFree 8資産バランス』で
保有しているのが100万円、
あとの900万円は預金とすれば、
あなたが背中に負うリスクは
おのずと限られてきますね。
(『比率』でいうと、10% 90%です)

次はちょっと目を転じて
【収支の窓】から覗いてみましょう。
今、あなたは
毎月8万円くらい
コンスタントにお金が残ります。
その中で、
投資信託『iFree 8資産バランス』を
4万円積み立て、
三井住友銀行で
4万円つみたて定期をやっているとすれば、
〇 投資に回すお金(バランス)と
〇 投資に回さないお金(預金)の
『比率』は 50% 50% になります。
今の例をちょっと「整理」しますと・・
まとまった資産では、
『iFree 8資産バランス』100万円(10%)
預金等 900万円(90%)
で、
毎月の収支では、
『iFree 8資産バランス』 4万円(50%)
預金 4万円(50%)
です。
毎月の収支のところ
上記をずっと続けていくと、
まとまった資産における
〇 投資に回しているお金と、
〇 投資に回していないお金の『比率』は
少しずつ変化していき、
バランスファンドの割合が増えていきますね。
以下、
あくまでひとつの考え方ですが、
毎月のお金も、
まとまったお金も、
〇 投資に回すお金と
〇 投資に回さないお金の『比率』を
【同じ】にすれば、
資産管理はうんとシンプルになるでしょう。
たとえば、
まとまったお金)
『iFree 8資産バランス』 400万円(40%)
預金等 600万円(60%)
毎月の収支)
『iFree 8資産バランス』 3.2万円(40%)
預金 4.8万円(60%)
とすればどうでしょうか。
バランスファンドでは
各投資対象の保有割合は
しっかり維持されますから、
この場合、
まとまったお金について、
40% 60% という【基本比率】を
あなたが管理できれば、
背中に背負う『リスク量』も
コントロールできます。
えっ、カンさん、今、
40% 60% という【基本比率】を、
あなたが管理できれば、
って言いましたよね?
(あっ、はい・・。)
あのー、
それって、もしかして、
バランスファンドと、
預金の間で、
『リ・バランス』が
必要になるってことですか?
厳密にいえば、そうです・・。
資産全体の中で、
『iFree 8資産バランス』 (40%)
預金 (60%)
を【維持】するためには、
『iFree 8資産バランス』と
預金の間で、
定期的な【リ・バランス】が必要になります。

上記の考え方は、
セカンドライフの足音が
聞こえ始めた頃からより重要になるでしょう。
『リスクの量』を下げていく、
という意味では、
バランスファンドで投資を行うあなたは、
自身のリスク度合いを下げるために、
〇 投資に回すお金(バランスファンド)と
〇 投資に回さないお金(預金)の
【比率】を変える必要があるためです。
『具体例』を挙げてみましょう。
仮に、30代~40代は
『iFree 8資産バランス』 (70%)
預金 (30%)
としていた人が、
50代は
『iFree 8資産バランス』 (60%)
預金 (40%)
に移行し、
60歳から5年をかけて、
『iFree 8資産バランス』 (50%)
預金 (50%)
になるまで
資産全体を【保守化】させ、
65歳以降は、
『iFree 8資産バランス』 (50%)
預金 (50%)
で資産を管理し続けながら、
定期的に「引き出し」を行う図式です。
細部にこだわりすぎて、
全体像、
大まかな図面が見えにくくなったら、
〇 投資に回しているお金(ポートフォリオ)と、
〇 投資には回していないお金(預金等)の
『比率』に着目してみてくださいね。
