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楽天証券、個人型確定拠出年金『商品ラインナップ』が確定。でも、もっともっとして欲しいことが・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

個人型の確定拠出年金の歴史を
あとから振り返ったときに、

2016年秋からの「楽天証券」の参入は、
楽天効果】という名称で
DCの教科書に明記されるのではないでしょうか。

「ああ、あのときから、
潮の目が変わったよね・・」
というセリフとともに。


9月24日(土)から
楽天証券で、
『個人型確定拠出年金』の申込み受付が開始されます。

(あっ、『個人型確定拠出年金』の愛称が
iDeCoに決まりましたので、
以後、iDeCoと書きますね)

その
『全商品のラインナップ』がコチラです。

【全ラインナップ】は、
27本のファンド + 定期預金1本となっています。


インデックスファンドでは、
「たわらノーロード」
「三井住友DCインデックス」を中心に、

超低コストのファンドを
豊富に揃えています。

特に、REITでは、
「三井住友・DC日本リート」
「三井住友・DC外国リート」をラインナップし、

これまでの信託報酬のハードルを
さらに一段引き下げたコスト水準になっています。


ただ・・、

どうして、
新興国株式、新興国債券より、
REITの低コストを優先させたのだろう?
という思いはあります。

(新興国株式、新興国債券も
もちろんラインナップはあるのですが、
コストは「ふつう」といった印象・・)

※ わたしは、
第三の資産 「REIT」よりも、
(株式、債券において)
第三の投資区域である「新興国」を
重視すべきと考えます。


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商品そのものよりも、
今回スゴイと思ったのは、

口座管理手数料を
もう、『ゼロ』に近付けていきますよ!

という意思表示が感じられた点でしょう。

具体的には、
口座管理手数料が『無料』となる条件を、
資産残高20万円以上から
10万円以上に引き下げたのです。

そして、そして、
こちらの『ニュースリリース』の末尾には、
期待を持たせる文章が・・。

※本キャンペーンは
2017年以降も継続して実施する可能性があります。


ワオ!

(キャンペーンとは、
2017年12月末まで
資産残高10万円未満についても、
口座管理手数料を無料とすることです)


結局のところ、
他社の追随具合にもよるのでしょうが、

口座管理手数料は
限りなく『ゼロ』に近付けるべきだ

という流れを、

(楽天証券は)
作ろうとしているのですね。

では、
スルガ銀行、野村證券、りそな銀行など、

これまで
iDeCo(個人型確定拠出年金)に力を入れてきた
他の窓口会社は、どうするのでしょう・・?


Cut-Cost.jpg


それからもうひとつ・・。

これはユーザビリティの点で
特筆されることですが、

楽天証券の口座を持っていれば、
iDeCo(個人型確定拠出年金)の口座情報も、
共通のログインID・パスワードを用い、

ウェブ上で管理・確認ができる点です。

こういう『インフラ部分』は、
どんどん改善していってもらいたいですね。


<さあ、今日はここからですよ・・>

現時点でSBI証券より
楽天証券のほうが
『窓口』として優れているので、

「もう楽天に決まり!」
で良いのでしょうか?

あなたはSBI証券が
静観していると思いますか?
(わたしには思えません。)

もしかすると、
口座管理手数料のところで、
(楽天証券に)追随してくるかもしれませんし、

さらなる『商品ラインナップ』の充実が
あるかもしれません。

【追記 16.09.23】
(さっそく、
このようなサービス拡充を発表しています!)

これって、
【競争の原理】ですよね。


日経新聞のこちらの記事を読んで、
さらに実感しました。

損保ジャパン、個人向け確定拠出年金の手数料半額に

上記記事によりますと、
損保ジャパン日本興亜AMが

「運用会社」として初めて
iDeCo(個人型確定拠出年金)の
運営管理機関に進出するとのこと。



これって、
けっこう『大きなニュース』です・・。

少しだけ、
運用会社(投資信託を作っている会社)を
主人公】にして、
物事を眺めてみますと・・。

運用会社にとっては、
投資信託を買ってくれる人が
「お客様」ですよね?



ファンドは、
銀行や証券会社を通じて
買ってもらってもいいですし、

iDeCoという窓口
買ってもらってもよいわけです。

「運用会社」が
iDeCoの「窓口会社」になる
ということは、

いわゆる直販のイメージで
自分ところの商品をアピールできますし、

また、他社のファンドも品添えする、
販売会社的な役割も担うことになります。


(※ 余談ですが、
運用会社のサイトで、
投資信託の紹介をする際、

【販売会社】というカテゴリーを
今後は、括り直したほうがよいのでは?


たとえば、
『ABCファンド』という商品の
情報を提示する際には、

 【販売チャネル】という言い方に直して、

<A 通常販売>
SBI証券、楽天証券、カブドットコム証券、
マネックス証券

<B 個人型確定拠出年金>
楽天証券、りそな銀行、みずほ銀行


という形態に
変えていくべきではないでしょうか・・。)


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さて、本題に戻りますが、

高円寺庚申通り商店街のお店が
それぞれユニークなように、

iDeCo(個人型確定拠出年金)の
「窓口会社」である
運営管理機関も、
もっとユニークであってよいのでは?

そして、商品ラインナップも
『窓口』によって
もっと個性があってよいのでは?
と思うのです。

(個人的には、
ロボアドバイザーサービスを行う
お金のデザインさんと
ベネフィット・ワンさんが、

ひとつの『運営管理機関』として、
どのような商品ラインナップをしてくるか、
ちょっと期待しています・・)


また、
これはわたしの私見ですが、
楽天証券では
27本の投資信託を擁していますが、

<逆に、そんなに要るの?>
と思ってしまいます。

すべての「窓口会社」に
云えることですが、

商品ラインナップを見ると、
バランスファンドはいつも
『サブ』の位置づけになっているのです。


これはつまり、
個人型確定拠出年金の
どの「窓口」に行っても、

「えーっと、
これだけ【品揃え】はしたので、

あとは貴方のほうで
ファンドを組み合わせて、
運用してくださいね。


という考え方に則った
【サービス方針】になっているのでは・・。

カンさん、
それのどこが良くないの?



いえ、良くないっていう意味では
ないのですが、

これから
iDeCo(個人型確定拠出年金)の
商品ラインナップを眺める人の多くは、

通常の、証券口座で
投資信託を買う人よりも、

もっと、もっと初心者で、
もっと、もっと
運用に対して臆病なのでは?

と思うわけです。


わたしは
極端なことを言えば、
(実際は法律上、無理なのかもしれませんが)

バランスファンドのみを品揃えする、
iDeCoの運営管理機関が
あってもよいと思います。



あるいは、
そもそも、

iDeCo(個人型確定拠出年金)のために
ゼロから開発される投資信託が
あってもよいのでは・・?

iDeCoとは
新しいマーケットであり、
そこには、
これまでとはまったく違う人たちが
たくさん入ってくることになるのです・・。

(※ わたしは↓もう【予約】しましたよ。)




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