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ネバダ州のスティーブさんは、インデックス投資家の鏡


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

はい、
たしかに『デル』のパソコンです。

モニターはふたつありますが、
ふつうのデスクトップ型のパソコン。
(モニターから配線が何本も伸びていますから・・)

その部屋にいるのは、
スティーブさんというアメリカ人です。
(ちなみに建物は平屋です・・)

スティーブさんはノータイで、

休みの日にはふつうに
家でビールを飲んで
フットボールの試合を観戦しているような、
そんな中年のおじさんです。

ランチはタッパーに入れた、
昨日の残り物やサラダで、

奥さまが作ってくれた
BLTやツナのサンドイッチが入っていれば、
その日は『素晴らしい日』になるのだそう・・。

スティーブさんはこう言います。

「1回の昼食に10ドルも使いたくない」


ちょっと、
インデックス投資家っぽくないですか?


今、お話ししたのは
わたしの空想ではありません。

ウォール・ストリート・ジャーナルの記事
【3.6兆円運用担当者は1日何しているか 「何も」】
に基づいています。

実は、
スティーブ・エドマンドソンさんは
個人投資家ではありません。

運用総資産350億ドルを誇る
【ネバダ州職員退職年金基金】の
最高投資責任者(CIO)なのです。

そう、
仕事として投資を行っている人なのです。

もちろん、ネバダ州に住んでいます。
(でも、そんなに偉そうには見えない・・)


わたしは今朝、
上記記事を読んだのですが、

この記事内に書かれている一行一行が、
まるでインデックス投資の【エッセンス】を
ギューッと凝縮した
金言』のように思えてきたのです・・。


まず、記事の一行目から、
いきなり、
インデックス的パンチがさく裂します(^^;)


スティーブ・エドマンドソン氏には同僚がいない。


えっ!?

image.jpg


運用総資産は、
(日本円でいうと)
3.6兆円規模の年金基金なのですよ。


そして、こちらも
ちょっとじーんと来るような二行の文章が・・。

エドマンドソン氏の日々の投資戦略は、
取引を最小限に抑えるというもので、通常は何もしない。




何もしない。


わたしはネバダ州に行ったことはないですし、
スティーブさんにお会いしたこともありませんが、
すでに『お仲間』のような意識が芽生え始めています。


たとえば、
6月のイギリスの国民投票、
―EUを離脱するのか残留するのかー
この結果が知れ渡った日も、

スティーブさんは定時(5時)で
帰宅されたのだそう・・。


英国のEU離脱(ブレグジット)が決まった日、
同氏はいつも通りの時間に眠りに落ちていた。


株式市場で数パーセントポイントの急落があっても、
「私の心拍数が増加することはないだろう」と同氏は言う。


嗚呼、ますます
インデックス的ストレートさが伝わってきます!


同氏にとってニュースはあまり重要ではない。

2016年の米大統領選挙は
同氏のポートフォリオに影響するだろうか。「ノー」

原油価格はどうか。やはり「ノー」だ。


もう、惚れ込んでしまう?


無題


こんなに【動かない投資】をして、
成績は大丈夫なの?」
思われるかもしれませんが、

『ネバダ州職員退職年金基金』の
直近10年間の運用実績は、

米最大の公的年金基金である
カリフォルニア州退職年金基金(カルパース)や

その他の州で多くのスタッフを抱えている
年金基金の運用実績を
上回っているそうです。


実は、
スティーブさんが2005年に、
ネバダ州職員退職年金基金に
アナリストとして採用されたとき、

保有する株式の約60%がすでに
「インデックスファンド」に組み込まれていました。

2012年にスティーブさんがCIOに就任すると、
彼はその運用をさらに『パッシブ』にシフトさせ、
外部の運用マネジャー10人を解雇したのだそう

記事の最後は、
次のような文章で結ばれています。

仮にネバダ州職員退職基金が
典型的なウォール街の運用会社に委託していたら、
年間の運用委託料は
約1億2000万ドルになっていただろう。

同年金基金の2016年の運用手数料は
1800万ドルである。


(何もしないことが、低コストにつながっているのです)

2015年には、
基金が保有するすべての株式と債券を
パッシブファンドに組み入れる決断を
スティーブ・エドマンドソンさんは行っています。

(ポートフォリオに変更を加えるのは、
1年に1度ぐらいなのだそう・・)


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○ 運用の母体は、
大きければ大きいほどいいの?
○ たくさん働く人がいればいいの?

○ 頻繁に情報をチェックし、
○ 頻繁に意思決定(売買)をしたほうがいいの?

○ できるだけ遅くまで
オフィスにいたほうがいいの?

○ 洒落たレストランで、
 業界内の人たちと情報交換しながら
 ランチしたほうがいいの?

○ 重要なイベント、
大きな出来事があるたびに、
何か【意思表示】をしたほうがいいの?


これらすべてに対して、
スティーブさんは平常心で明るく
「NO」と云っているわけです。


これぞ、
【市場にすべてを委ねる】
インデックス投資の真髄ではないでしょうか。

ウォール・ストリート・ジャーナル
【3.6兆円運用担当者は1日何しているか 「何も」】

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