PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

とよぴ~さんの記事でバランスファンドを『哲学』してみましょう


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日、
第1回【バラつみ投資セミナー】を開催しました。

ほんらい的にシンプルで
(どちらかというと)
面白くもないことを、

それなりに面白くお話するために、
いろいろと工夫を凝らしたつもりです(^^;)

今、
どちらかというと面白くない』と
言いましたが、

【バランスファンド】×
【つみたて投資】というのは、

あなた自身が選べたり、
コントロールできたりする部分が
極端に少ないのです!

(退屈で、
面白みに欠けるというのは事実でしょう・・)

その反面、
悩みのタネを生み出さない】という
メリットもあります。


〇 何を買おうか?⇒ 世界の営みそのものを買う
〇 いつ買おうか?⇒ いつでも規則的に買っていく

ですから・・。

では、このような投資のやり方は
ほんとうに「つまらない」のか?

「いえいえ、
そんなことはないかもですよ。」

というのを再認識させてくれたのが、
実はとよぴ~さんの以下の記事でした。
投資上級者にもバランス型ファンド

いい文章です・・。


別に『正解』を求めなくてもいいんです。

網(あみ)を広く開けて、
しくみに任せることで、
大きく間違うことはないでしょう。
と言ってくれています。

また、
何を買うのか?
どう組み合わせるのか?は、

自分で判断するより、
不特性多数の利用を想定した
『標準形』に任せておいたほうが
案外うまく行くのではないですか?

と、
やさしく問い掛けてくれます。

 【以下、引用】

例えばインデックス投資の良書と言われる本を
何冊か読破すれば
低コストなETFや各アセットで
低コストな投資信託を知ることは可能です

それらを組み合わせることで
バランス型ファンドよりも低コストで

自分好みのまさに「完璧」な
ポートフォリオが完成するでしょう

・・・でこの努力の結晶の末に完成した
自作ポートフォリオが
世界経済インデックスファンドや
セゾンバンガード・グローバルバランスファンドに
勝てるのかと言ったらやっぱりわからんのです

 【引用、終わり】



上記の文章は『意味深』です。

そもそも、
ある特定の人にとって、
100%完璧なポートフォリオ』なんて
あり得るのでしょうか?

(あなたはどう思いますか?)

これって
なかなか難しいのでは・・。

今、この時点で
「ボクのこのポートフォリオは完璧だ!」
と感じているあなた自身に、
思い込み(バイアス)があったりしますから。

一方、
第三者(運用会社)に
作ってもらうポートフォリオでも
完璧はあり得ないでしょう。


asset-allocation.jpg


では、
〇 自分で決めて、自分で作るものと、
〇 第三者に決めてもらったものと、

どちらがベターなのか?

この【設問】をしっかり捉えるためには、
ポートフォリオの『意味合い』を
再確認してみる必要があります。


⇒ ポートフォリオとは?

「これだ!」と作って終わるもの?

NO です。

⇒ ポートフォリオとは?

「これだ!」と作って、
その状態を維持して(=メンテナンスして)
それを長期で続けて
はじめて意味を為すものです。



つまり、
ポートフォリオとは、

モノではなく、
時系列で続く『状態』そのものを
指すわけです・・。


この、ポートフォリオを
【維持させる】確実性が、

〇 自分で決めて、自分で作るケースと、
〇 第三者に決めてもらったケースで、
違ってくるのです・・。


自分で決めて、自分で作る場合は、
『リ・バランス』
自分でやる必要があります。

『リ・バランス』は、
仕事の量としては
まったく大したことはありません。

頻繁にするものでもないですから、
1年目、2年目は
難なくできたりします。

(最初は、やること自体が楽しかったりもします)

しかし、5年、10年と
(誰も見ていないにも関わらず)
『リ・バランス』を粛々と続けるのは
案外難しいもの・・。


(⇒ やらなかったからといって、
罰金を取られるとか、全然ないわけですから。)


上記はわたしの主観の中で
申し上げているのではありません。

長年の相談業務の中で、
たくさんのお客様に、
実際にとして伺ったことであります。

また、コンサルティングでは、

『リ・バランス』をいつ、
どんなタイミングですればいいのですか?
という質問も、しばしばいただきます。


rebalance_2016103017494173f.jpg


ほんとうはタイミングではなく、
【定期的に!】を
モットーにするべきなのですが、

『リ・バランス』は、
ファンドを売って、
ファンドを買って、
という【作業】を伴うため、

どうしても
【いつにしようか?】という
人の「欲」が顔をちらつかせるのです


そしてこの「欲」が、
かえって『リ・バランス』を
妨げてしまったりします。


一方、
ポートフォリオを
第三者に決めてもらった場合、

そのポを、
【維持していく】のは、
第三者(運用会社)の「仕事」になります。

(あなたが
ポートフォリオの【維持作業】を
外注しているわけです)

第三者にとって、
あなたはたくさんいる
お客様の1人に過ぎませんから、

もう、それこそ冷めた目で
機械的に(規則的に)
『リ・バランス』をしてくれます。


さあ、あなたはどちらを選びますか?

超低コストのインデックスファンドを
組み合わせ、自分で『リ・バランス』していく。

低コストのバランスファンドを
保有していく。

あなたが自分で決めた
『ポートフォリオ』を
自分で維持していける、

(= 定期的に『リ・バランス』を
続けていける)のであれば、
「A」を選択したほうがよいでしょう。


しかし、その自信がなければ、
「B」の選択のほうが利口かもしれません。

「A」を選択したものの、
『リ・バランス』が継続できず、
自分のポートフォリオが崩れてしまい、
(それを放置したままであれば)

たとえコストでは
(バランスファンドより)低くても、

「A」の成績が
「B」を下回る可能性が出てきます。

なぜなら、
運用のパフォーマンスを決める
【主要因】は、
資産配分そのもの、であるためです。


このように考えると、

一度決めた『資産配分』を
そのまま維持・管理してくれる効用は
決して小さくないことが分かります。


とよぴ~さんは、
上記記事の中で、
次のようにも言っておられます。

 【以下、引用】

自分は投資の才能がないと見極められたので、
個別株から卒業(脱落)しました

自分は、最適なアセットアロケーションは存在しない
という考えから「シンプルさ」を優先しました

バランス型ファンドなら、
どこかのアセットが飛び抜けたとしても
自分の意志で調整することが不可能ですし、

調整できないことや、自分の意志が及ばないことは、
デメリットではなくメリットとなっています

 【引用、終わり】



わたしはこの文章を拝見して、
京都、龍安寺の

【吾唯足知
(われ・ただ・たるを・しる)】を思い出しました。


img_0.jpg


バランスファンドって、
ちょっと哲学的なのです・・。


果報は寝て待て!
第2回【バラつみ投資セミナー】は1月28日(土)に開催予定。

似顔絵




関連記事

| バランスファンド | 17:41 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT