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世界経済インデックスファンドのリレー積立てで、徐々にリスクを下げていく方法


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。


バランスファンドのデメリットとは?

ひと昔前に比べて、
バランスファンドを巡る環境は
ずいぶん良くなりました。

ファンドの種類も増えましたし、
運用管理費用(継続コスト)も
ずいぶん下がってきました。

しかし、依然として
『デメリット』はあります。

バランスファンドは基本的に
不特定多数の利用者を想定して、
【資産配分】を変えずに維持しますから

あなたが年を重ねて、
「もうちょっと株式の割合を下げたいな・・」
と思っても、

たったひとりの利用者の要望は、
聞いてくれないわけです。【残念・・】


わたしは以前、こちらの記事で、
世界経済インデックスファンドを用いた
ポートフォリオの保守化についてお話ししました。

たしかに、上記でも
リスクを下げることは可能ですが、

まだ現役なのに、
バランスファンドを一部売却し続け、

(その結果、安全資産の割合を増やし、)
資産全体の保守化を図るというのは
ちょっとハードルが高いなあ・・

というご意見を
あるお客様からいただきました。


ということで、
1.【解約】を伴わずに、
2.もっと自然に、


バランスファンドを用いながら、
背中に背負うリスクを
小さくしていくことは出来ないのか?

わたしなりに
ちょっと考えてみたのです・・。


what is indices


わたしのリスク軽減提案!

【世界経済インデックスファンド】には、
ふたりの兄弟ファンドがいます。

【株式シフト型】
【債券シフト型】です。

※(注)ここでは、投資信託以外の
安全資産については考慮しません。

ファンドに投資している中で
『ポートフォリオ』を認識するものとします。


30歳の誕生月に、
吉田さん(仮名)は
【世界経済インデックスファンド】への
投資を始めました。

吉田さんは、
30歳から50歳になるまでの20年間、
毎月10万円、
【世界経済インデックスファンド】へ
つみたて投資を行ったのです。


_1_20161104102116949.png


⇒ 投資元本は?
2400万円!
<株式50%、債券50%>

でも、50歳になって、
お腹も出てきて、

「老後」という言葉が
自分ごととして
意識されるようになってきたので、

「株式50%という比率を、
ちょっと下げたいなあ・・」

と思うようになったのです。


そこで50歳から、
毎月10万円のつみたて対象を、
【世界経済インデックスファンド(債券シフト型)】
に変更する(リレーする)ことにしました。


債券75
<株式25%、債券75%>


ここでのポイントは
⇒【世界経済インデックスファンド】は
引き続き保有している、ということ!

<つみたて分だけ、リレーしたのです。>


吉田さんが52歳、55歳、58歳と、
【債券シフト型】へのつみたてを
続ければ続けるほど、

これまで積み上げてきた
資産全体の中での【株式の割合】が
49%、47%、46%・・と、

少しずつ少しずつ、
減っていくのが分かります。


(伝わっていますね?)


吉田さんは結局、
65歳になるまで
【世界経済インデックスファンド(債券シフト型)】
に月10万円のつみたてを行いました。

(50歳~65歳の15年間。)

⇒ 投資元本は?
1800万円です!
<株式25%、債券75%>


※ もちろん実際は、
長期運用を行う中で
ふたつのバランスファンドに
収益が発生するはずですが、

ここでは話を単純にするため、
【投資元本のみに注目します。】


crisis-management.png


【世界経済インデックスファンド】の
投資元本は2400万円!

プラス、

【世界経済インデックスファンド(債券シフト型)】
投資元本は、1800万円!

吉田さんの運用資産を
65歳時点で4200万円とすると、

ふたつのバランスファンドを
合わせた、
トータル資産ベースでの
【株式と債券の比率】は


およそ、
【39.3%、60.7%】となります・・。

これが、↑↑
65歳時点の吉田さんに
心地よいかどうか?

身の丈にあった
リスクの取り方と思えるかどうかが

重要なのです。


上記はあくまで
ひとつの「ひな形」に過ぎません。

もし、あなたが
65歳時点で
もっと株式の割合を減らしたければ

【債券シフト型】へのつみたて変更を、
もう少し早めればよいわけです。

逆に、65歳時点で
もっと株式の割合を多い状態にしたければ

【債券シフト型】への
つみたて変更をもう少し遅めに行うということ。


さまざまな「バリエーション」が可能

【世界経済インデックスファンド・グループ】
内で、
つみたてのみの『リレー』を行えば、

実際に投資を行う
『マザーファンド』そのものは同じで変わりません

また、【解約】を伴わずに、
無理なくポートフォリオの保守化を図ることが
可能になります。


Mutual funds


しかも、
今のケースを例に挙げれば、
【債券シフト型】へのつみたてを
続ければ続けるほど、

ほぼ規則的に
株式の割合が減り、
債券の割合が増えていきます(しかもゆっくりと。)

(この規則性は、
ターゲットイヤー型ファンドに近いものが
ありますが、

ターゲットイヤー型ファンドより
ゆっくりと資産配分の変化が進行するはず・・)


また、以下のような
『バリエーション』を構築することも可能です。

鈴木さん(仮名)は、
【世界経済インデックスファンド(株式シフト型)】
から、
【世界経済インデックスファンド】へリレー。


佐藤さん(仮名)
30~40歳は
【世界経済インデックスファンド(株式シフト型)】。

40~50歳は
【世界経済インデックスファンド】へリレー。

さらに、
50歳~65歳は、
【世界経済インデックスファンド(債券シフト型)】へ


リレーということも可能です。

※ いずれも、
つみたて分だけの『リレー』ですから、
積み立てるファンドを変更するだけで済みます。

このやり方は、
投資家の感情の揺れが生じにくい
(かつ、実行可能性が高い)
リスク軽減方法だと思います・・。

似顔絵




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