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お義父さんに「そろそろ家は買わないのかね。」と言われたらどうしますか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

戦前はほとんどの人が
借家、または借地住まいだったというのは
決して大言壮語ではありません。

だいたい不動産を
キャッシュで買えるのは、
ごく限られた裕福な人のみだったのです。

「えっ、カンさん、住宅ローンは?」
それはありませんでした、戦前には。

日本において
『住宅ローン』が始まったのは
いつ頃だと思われますか?

1962年(昭和37年)のことです。

大和ハウス工業が
住友銀行と提携して、
住宅サービスプラン」という
個人向け住宅資金融資制度をスタートさせたのです。


今では信じられないことですが、
当時の銀行は
「個人を対象にした住宅融資」に
とても慎重だったのだそう・・。

ということは?

実は日本における
『持ち家信仰』の歴史は
そんなに長くはないのです。


(住宅ローンが組めるようになってはじめて、
『持ち家』という言葉が身近になったでしょうから。)


ところで、
おおむね昭和の時代に
マイホームを持った人は、

買った不動産の価値が上昇していった
成功体験」を持っています。

何かに「成功した体験」を持つことは、
自分が実践したやり方を誰かに勧める、
強力な『インセンティブ』となります。


たとえば、
あなたが男性で、
奥様のご実家に遊びに行っていて、

何かの話のついでに、
お義父さんが、

「そろそろ家は買わないのかね。
駅前に良さそうなタワーマンションが
できているよ。」

なんて言いだしたりするのは、
別段珍しいことではありません。


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お義父さんに
「そろそろ家は買わないのかね。」
と言われたら、

あなたはどう
リアクションすべきなのでしょうか?


「えー、家は所有にはこだわず、借りる考えです」
と言ってしまって、
果たしてよいのでしょうか・・?

YES.
別によいのです。

その場が微妙な雰囲気になっちゃうので、
とか、別にそんなことを
気にする必要はないと思います。


(これは、
お金のことに限りませんが、)

【自分の旗を掲げ、
自分の考え方をしっかり持つこと。】
こちらのほうがより重要だと思います。

今はたまたま『マイホーム』のことを
例に挙げましたが、

生活のさまざまな局面で、
【物事に対する価値観】が違ってくるのは
ある意味、自然なことです。


「家を持って一人前。」
「社会人になったら保険に入っておく。」
「やっぱり名の知れた企業に入ること。」
「将来のことを考えたら、
学校の勉強を頑張ることが第一!」

上記は
唯一無二の答えではありません。

「違うと思う!」と言ってもよいのです。

マイホームの話に戻りますと、
あなたはローンを組んで
不動産という資産を手に入れるより、

金融資産を先に積み上げることを
優先させようという『考え』を
持っているわけです。

(これも立派な【価値観】です)


仮にあなたが35歳で、
あなたのご両親が64歳で、

ふたつの世代が認識する
金銭的な価値観が
みな同じであると思いますか?

NO、ですよね。
【違っていて、ふつうなのです・・】


私たち子どもは、
親の背中を見て育ってきました。

道徳的な規範や、
人として大切なことの多くを
私たちは親の世代から教わっています。

わたし自身、自分の親を尊敬していますし、
今の自分があるのは
親が愛情を注いでくれたおかげです。


しかし、こと、
マネーリテラシーの
規範(ルール付け)に関しては、

ある意味、
親がやってきたことを
裏切らないといけないと思っています。


それは世の中の常識が
私たちの親が多感だった頃とは
異なっているからです。


エレベーターが上下するみたいに、
世の中の細部をきょろきょろと見回すと、
大きな変化の萌芽はあちこちにあります。

しかし、
私たちが根付いている根本の場所、

家族とか、友人関係とか、
身近なコミュニティーとか、
会社の中は、

辺境の、
尖った明確な変化に比べると、
いちばん遅く変化する場所なのです

なじみが深い
友人関係や、地縁や
コミュニティーや
会社のみんな、
親とは、

できるだけ一緒に居続けたほうが
よいのでしょうか・・?


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それは単純にYESとは言えません。


たとえば親世代との関係でいいますと、

順番でいえば、
あなたより親御さんのほうが
先に亡くなることになります。

あなたもわたしも
「親が亡くなったあと」
生き続けなければなりません。

ということは、
親の尊い考えを受け継ぐ部分と、

(親のスタイルを否定してでも)
自身にとって有効な規範を貫く部分を、
併せ持つ必要があるのではないでしょうか・・。


「まずはその場の空気を読んで、
協調しないと・・」

「会社に入ったら、
必死の思いでしがみつかないと。」

「地元や地縁は大切だからね・・」
「会社員は上司にかわいがられてなんぼだ」

などの、
上の世代が作った慣習的な教えに、
別についていかなくてもよいのです。

誰かが作ってくれる道など、
ひとつもないわけですから、


自分がよしと思う方向に
自分の道を作っていくべきだと思いませんか?

似顔絵




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