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松井証券が89本の投資信託を新規取扱い、(なんと)そのすべてがインデックスファンド!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

あなたは『松井証券』と聞いて
どんな印象を持たれますか?

個別株を取扱っている証券会社、
というイメージではないでしょうか。

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松井証券では長らく
(投資信託では)
ドル建てMMFのみを扱っていました。

【その理由については
後述しますが、】

11月28日(予定)より、
松井証券は89本の投資信託の
取扱いを開始します。

それらの投信を覗いてみますと・・
驚くべきことに・・
すべて・・、

インデックスファンドです!
(もちろんすべてがノーロード型)

こちら
松井証券が新たに扱う全ファンドですが、

ご覧いただくとお分かりのとおり、
まるで投信ブティック
【インデックス】というお店に
入ったような雰囲気になります(笑)


何しろ新たに取り扱われる
『インデックスファンド群』は、

〇 i–mizuhoインデックスシリーズ
〇 購入・換金手数料なしシリーズ(ニッセイAM)
〇 たわらノーロード

〇 三井住友・DCインデックス
〇 eMAXISシリーズ
〇 SMTインデックスシリーズ
〇 インデックスe


といった、
『インデックスファンドシリーズ』の
オールスターたち。



わたしは
この仕事を始めて16年になりますが、

投資信託の販売会社で
インデックスファンドのみを取り扱う
販社というのは、ちょっと聞いたことがありません。

ところで冒頭、
松井証券は長らく
ドル建てMMFのみの扱いであった、
と述べました。

その理由とは・・。


ときは1990年代の終わり近く、

(今とは違って)
投資信託の『販売手数料』は
2~3%かかるのがふつうでした。

このとき、松井証券は顧客の利益を考え、
販売手数料を一律
『1%』に引き下げると発表したのです。


(ただ、少し、
時代的に早すぎたのでしょう・・)

この発表のあと、
すべての運用会社が
商品の供給をストップしてしまいます。


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このあたりの経緯は、
2012年当時の
松井証券松井社長のインタビュー記事
ここが変だよ日本の投資信託』に詳しいです。

(ぜひ、ご一読を。)


ところで、
さまざまな『インデックスファンドシリーズ』を
網羅する89本の投資信託ですが、

なぜかインデックス型のバランスファンド
見当たりません・・。

これはわたしの推測ですが、

松井証券は
個々のインデックスファンドを組み合わせ、
ポートフォリオを作って管理する、
という投資スタイルを勧めたいのでしょう。


というのも、
実は松井証券では、
投資信託の新規取扱いと併せて、

ポートフォリオ提案サービス
『投信工房』をスタートさせるのです。
(いわゆるロボアドバイザー)

ニュースリリースはこちら(PDFファイル)


この『投信工房』、
手数料は無料で、

ポートフォリオ提案をはじめ、
ポートフォリオを最適化しながら積立てをする
「リバランス積立」(特許出願中)や、

毎日少額から積立できる
毎日積立」のサービスもあるのだそう・・。
(ちなみに積立ては500円から対応!)

リリース内でも明確に、

最近話題になっている
ファンドラップに対抗するサービスであり、

投資信託による
長期的な資産運用をサポートします。


と謳っています。


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かつて、
個別株の取引においては
その売買委託手数料が
1/30、1/40に下がった
『激烈な競争』がありました。

(もちろん松井証券も参画しました)

今度はそれを
投資信託の分野で起こそうという
決意表明であると
わたしは推察します。


今後の課題は、
個別株(現物・信用取引)
FXといった、トレード嗜好の顧客が多い中、

インデックスファンドによる
長期投資を、
どのように根付かせていくのか・・。

また、同じ投資対象の
インデックスファンドが多数重なる中、
果たして89本もの
ラインナップが必要なのかという疑問も残ります。


最後に、
2012年6月の
松井証券松井社長のインタビュー記事より
引用いたします。

カルテル破りは
干されるのが世の道理である。

結局当社は断腸の思いで
投信の販売自体を諦めることにした。

社員には投信を購入してくれた
お客さんのところにおわび行脚をしてもらい、
泣く泣く他社を紹介した。

300本近い投信を扱っていたが、
2年かけて移管した後、

投信の販売はドル建てMMF
(マネー・マーケット・ファンド)などを除き、
一切やっていない。

「なぜ松井さんは、
こんなに儲かる投信を扱わないのか」

とよく聞かれるが、
私には私の矜持(きょうじ)がある。

自由競争ができるような環境が整ったら、いずれ再開したい。


(まさに)有言実行ですね。

今後の松井証券の動きに注目したいと思います。

似顔絵


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