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銀行のアマゾン化はすでに始まっている?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしはアマゾンのヘビーユーザーです。
(もちろんプライム会員です)

アマゾンを使えば使うほど、
かの会社は小売業ではなく、
情報産業に属していると実感します。

ある日のこと・・。

キーコーヒーのスペシャルブレンドを
セットで頼む際、
前に頼んだ価格より
明らかに高くなっていることに気付きました。

「えっ!?」
それからしばらくすると、
表示価格はまた違っていました (-_-;)

そうです、
アマゾンは同じ商品でも、
小刻みに値段を変えています。】


わたしがアマゾンで何かを買うたびに、
データがひとつひとつ積み上げっていきます。

データはあるボリュームに達すると、
わたしという消費者の【購買傾向】を
くっきりと映し出します。

わたしが頻繁に購入する
たとえば「商品A」の価格を少し上げても、
問題なく買うであろうという予測は
容易に成り立ちますね。

また、そんなふうに提示価格を
コントロールしようとする姿勢は、
『商人』の精神そのものです・・。


あまりに
アマゾンの快適さに慣れてしまうと、

かの会社が
自らの利益を最大化させるため、

顧客ごとに戦略的に商品の提示、
あるいは価格の提示を行っていることを
ついつい忘れてしまいます。

誤解がないように申し上げると、
わたしは別に、
アマゾンの姿勢を
非難しているわけではありません。

情報産業としては、
当然のことを行っているわけです。


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さあ、ここからが本題ですよ。
『銀行』のお話です。

証券会社と銀行には
さまざまな相違点がありますが、

情報産業という観点で見た場合、
大きく違うのは、顧客の【データ量】でしょう。

証券会社は
実質、消費者の決済口座という役割から
締め出されています。

(これって銀行の「既得権益」ですよね)


逆に銀行は『決済口座』の役割を
一手に握っており、
個人口座の「お金の出入り」が
もう、手に取るように分かるわけです。


家賃にいくら払っている?
光熱費はいくら?

スポーツジムに通い、
スカパーを視聴し、
クレジットカードの利用額が
ほう、1年ほど前から急増しているな・・。

この「夢見るあなたは救われる」って、
毎月の会費か・・。(スピリチュアル系?)


※ 私たちの入金と引き落としと
出金と振込みで、
実にいろいろなことが分かってしまいます。



「お金の出入り」というデータは
ある程度積み上がってくると、
あなたという人間の経済的な【傾向】を、
くっきりと映し出します。

つまりは「どんな人なのか?」が
見事に分かってしまうのです。


向こう(銀行)は
あなたの【傾向】をよーく把握していて、
そのうえで、いろいろな
商品・サービスを提案してきます。


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日経新聞に次のような記事がありました。
顧客行動の予測精度競う 地銀が履歴解析、IT進化テコに

わりと↑何事も問題がないような
書き方をしていますが、


〇 たとえば(ベタな例ですが、)
保険料の引き落としが複数あれば、
その顧客は『保険志向』であると分かります。

(保険のセールスを
したくなりますよね?)


〇 あるいは、
証券会社名義への
振込みがしばしばあり、

(かつ、証券会社からの入金も
しばしばあれば、)
顧客が投資をする人間であり、

しかも、
ある程度トレード志向であると
判断できます。

(投資信託を売りたくなりますよね?)

〇 またあるいは、
毎年10月、11月頃に
旅行代理店への振込みがあれば、

年末にかけて毎年「旅行」に行っているのね、
という【行動パターン】も分かります。


上記日経新聞の記事では、

広島銀行が
預金者がATMをいつ、どこで利用したか
その傾向を個別に調べていることが述べられています。

たとえば、
わたしという人間がATMを利用するとき、
わたしの情報が照会され

画面上に
たとえば「○○支店では、
土曜日も住宅ローンの相談会を行っています!」

というような、
個別にカスタマイズされた
宣伝広告が表示されるようになる、
ということなのでしょう。

これは、
インターネットの画面で
適宜表示されている広告が、
すでにカスタマイズされているのと
同じ理屈です。


以下、上記日経新聞記事から
引用します。

提案を受けた顧客の反応も
システムで即時に窓口やATMで共有し、
次の対応に生かす。

今後はスマホで家計を管理できる
アプリを提供し、スマホ経由の取引情報も
分析に役立てる計画だ。


銀行はもはや、
預金業務や
融資業務は頭打ちであることを
いやというほど分かっているはずです。

銀行 = 情報が資産の会社と
自ら規定しないと

生き残っていくことが難しい時代になって
いるのかもしれません。

(銀行が最終的に目指すところは、
アマゾンのような【情報インフラ業】なのでしょう・・)


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私たちは、
銀行で入金をし、引き落としをし、
出金をし、振込みをするたびに、
どんどんどんどん
ビッグデータ蓄積に貢献しているのだ、
という自覚が必要でしょう。

そして、
まさに「ワタシ」をピンポイントで捉え、
的確なセールスを行ってくるのは
当たり前だ、と思っておかなければなりません。

(なにしろ、
銀行はあなたの情報を握っているのですから・・)

◆ 参照記事
あなたのお金は覗かれています

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