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最初から軽やかにグローバル投資する個人たち(インデックスシリーズから読み解く)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

以前、東京証券取引所の方から
国内上場のETFについて
意見を求められたときに、

わたしは
eMAXISシリーズの【サイト画面】を
お見せしたのです。

いったい何が言いたかったかというと、
『インデックスファンドを買っている人たちは、
無言のうちに、国際化していますよ。』

『でも、国内上場のETFを買っている人は、
ほとんど日本の中だけを見ていますね。』
ということです・・。

eMAXISシリーズ
主な株式ファンドの『純資産額』を
以下に挙げてみましょう。
(11月21日現在)

eMAXIS 日経225インデックス 222.10億円
eMAXIS TOPIXインデックス 285.17 億円
eMAXIS JPX日経400インデックス 109.19億円


eMAXIS 先進国株式インデックス 349.60億円
eMAXIS 新興国株式インデックス 250.40億円
eMAXIS 全世界株式インデックス  59.86億円


「日本株式」「海外株式」という
ふたつのカテゴリーに
分けてみましたが、

日本株のほうはおおよそ616.5億円
海外株のほうは
約660億円の純資産額となっています。

つまり、

日本株式インデックスファンド
   < 海外株式インデックスファンド


なのです。

eMAXISシリーズを買っている人たちは
総じて、

日本株に投資するのと同等に、
あるいは少し多めに、
『海外株式』を買っています。

つまり、
軽やかに(しかも自然に)
グローバルな投資家になっているということ


これはちょっと大袈裟な言い方をすると、
日本の新しい投資家像の出現なのです。


それと対照的なのが、
国内上場のETFマーケットでしょう。

純資産残高のおよそ9割
国内株式ETF。
(結局のところ、ほとんどのお金は
日本株のETFに流れているのです)

わたしはETFのセミナーを
させていただくとき、
ふたつの『キャッチコピー』を
唱えるようにしているのですが・・、

ちょっとセミナー口調ふうに
聞いてみてください(^^)


1.証券取引所で買えるのは
もはや国内の株だけではありません。

世界中の株式が買えます!
(ETFを通じて)

2.証券取引所で売っているのは
もはや株式だけではありません。
不動産、債券、金・貴金属も買えます。
(REIT、ETFを通じて!)

でも、
このメッセージがなかなか
響いていないことが分かります(-_-;)


換言すれば、
国内上場ETFの普及は、

軽やかに(しかも自然に)
グローバルに投資しようという
人たちを、いかに取り込めるか

にかかっているのではないでしょうか。


さて、次に、
大和投資信託が運用を始めている
『iFree』のインデックスシリーズ
見てみましょう。

同シリーズの
バランスファンドを除いた
現在の本数は11本。

国内資産が対象のファンドは
5本です。(日本株、日本債券、日本REIT)

あとの6本は海外の資産が
投資対象となります・・。

11月21日現在の
純資産額の合計は17.31億円です。
(バランスファンド除く)

そのうち、
海外資産のインデックスファンドが
14.63億円を占めます。

率にするとナント約84.5%です。


『iFree』シリーズ
この9月に運用を始めたばかりですから、

上記の数字は
最新の個人投資家の動向を
捉えていると云えるのではないでしょうか。

(しかも、バランスファンドを加えれば、
海外資産の比率はさらに高くなります)


ABC_header-global-opportunies.jpg


以下、わたしの持論です。

投資スタイルは
時間をかけて変遷します。

今、ハノイに行って
ベトナム人のリーさんに、
「ポートフォリオによる投資」とか、

「世界のGDPをもとに
資産配分を考えましょう」と言っても、
たぶん響かないと思います。


その国の所得水準や、
投資の自由度そのものが
どの程度あるのか、

あるいは、
投資信託のような
ふつうの生活者向けの商品が出回り始めて、
どのくらいの年月が経っているのか・・。

さまざまな要素が折り重なりながら、
少しずつ、ほんとうに少しずつ

投資を行う人の態度は
『洗練』されていく
のではないでしょうか。

その「洗練」とは
具体的にいうと、

⇒ 【虫の目】から【鳥の目】に
移るさまです・・。


わたしが2004年に
『世界にたったひとつだけ!
こだわりのポートフォリオ作成講座』
というセミナーを始めたとき、

参加者の皆さんが作ったポートフォリオは、
まだまだ「日本という国」に依っていました。

その後、マーケットは
何度も何度もアップダウンを繰り返しましたが、

参加者の皆さんのポートフォリオが
国際化していく傾向は一貫していたのです。


無題


それは紛れもなく、
日本人ひとりひとりの
【お金の置き方】が、
洗練されていく過程だと云えるでしょう。

先ほどの
『iFree』インデックスシリーズには、
ランキングのページ」もあります。

純資産総額のところを見てみると・・。
一目瞭然ですね。
(同じく11月21日現在)

iFree
NYダウ・インデックス 5.69億円
iFree
8資産バランス     4.17億円
iFree
外国株式インデックス  3.15億円

iFree
新興国株式インデックス 2.14億円
iFree
外国債券インデックス  1.74億円
iFree
新興国債券インデックス 1.16億円
iFree
TOPIXインデックス     0.98億円


自身のお仕事(キャリア)は集中し、
円資産で給与を得ることに邁進します。

そして、その資金を運用する際は、
鳥の目を持って大局を見、
国際人の如く
資産を広くばらけさせることに注力する・・。

そういえば、
橘 玲さんに次のような言葉があります。

【金融資本は分散投資し、
 人的資本は集中投資する。】

似顔絵


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