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『世界経済インデックスファンド』が3度目の基本組入比率の変更を実施


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

2009年に
『世界経済インデックスファンド』が登場したとき、
なんともベタな名前だな・・
と感じたのを覚えています。

当バランスファンドは、
年1回、
【基本組入比率の見直し】の機会を設けており、

(これまでを振り返ると)
組入比率の【変更】を実施した年もあれば、
しなかった年もありました。


とよぴ~さんの
こちらの記事

世界経済インデックスファンドの基本組入比率が変更され
前前回に戻りました
】に詳しいですが、

当該ファンドは、
2010年、2013年に
基本組入比率を【変更】しています。

したがって
今回の変更が「3度目」になります。
(およそ4年振りのこと・・)

201701010857122bf.png

画像(とよぴ~さんの記事
世界経済インデックスファンドの基本組入比率が
変更され前前回に戻りました
】より)


上記基本組入比率の【変更】が純粋に、
国・地域別のGDPの比率変更によるものなのかを
検証するため、

三井住友トラスト・アセットマネジメントのサイト
12月28日付けのファンドレポート(PDF)
を読み解いてみましょう。


以下、少し長くなりますが、
上記レポートより『引用』いたします。

ごめんなさい、
4文字熟語のオンパレードになりますが、
少しだけガマンしてくださいね・・(^^)


ポートフォリオの見直しの背景と今後の運用方針

世界経済インデックスシリーズは、
ファンド運用方針として、
世界経済全体の発展を享受するため、
基本組入比率は、地域別

(日本、先進国、新興国)のGDP(国内総生産)総額の
比率を参考に、原則として年1回見直しを行う場合があります。

米国大統領選挙で勝利した
トランプ次期大統領が
経済政策面では積極的な財政出動を
示唆していることから、
米国経済への成長期待が足もとで一段と高まっています。

一方、金融政策面では
FRB(米連邦準備理事会)が12月の
FOMC(米連邦公開市場委員会)で
1年ぶりの利上げを決定するとともに、

ECB(欧州中央銀行)が
量的金融緩和策の実施期間を延長すると
同時に資産の購入額の減額を決めるなど、
緩和拡大から緩和縮小
あるいは正常化の方向に軸足を緩やかに移しつつあります。


こうした政治経済情勢や
金融政策の変化を受けて先進国を中心に
景況感に対する前向きな見方が徐々に現われている一方、

新興国は長期的な成長性に対する評価に
変わりはないものの、
これまで世界的な緩和マネーに支えられ
新興国に流れ込んでいた投資資金が、

同地域の相対的な魅力度の低下とともに
流出基調へと転じはじめており、
今後もこうした投資動向が続くことで
新興国通貨の下落リスクなどが高まることも想定されます。

今回の基本組入比率の見直しに際しては、
従来同様、地域別のGDP総額の比率を参考にしつつ、

地域間の経済環境のこうした構造変化を踏まえ、
各資産および地域別の基本組入比率の変更を
実施しました。


はい、お疲れさまでした(^^;)


balanced-mutual-fund_20160706123017a05.jpg


上記レポートは
最後のところがポイントです。

つまり、

従来同様、
地域別のGDP総額の比率を参考にしつつ、

地域間の経済環境のこうした構造変化を踏まえ、
各資産および地域別の基本組入比率の変更を
実施しました。


のところですね。


つまり?

つまり、
当該バランスファンドにおいては、

1.地域別のGDP総額の比率を参考にする
2.経済環境の変化も考慮する

この2つを踏まえたうえで
基本組入比率の【変更】を行っているのが
分かります。


ここに至って、
当該ファンドが、

たとえば、
eMAXIS バランス(8資産均等型)のような、
【完全固定型の基本組入比率】の
バランスファンドとは、

商品の設計思想が
まったく違っていることが分かります。

1.地域別のGDP総額の比率を参考にする
という【客観性】を重視しつつ、

2.経済環境の変化も考慮する
という、
運用会社としての【独自性】も
希求しているのです。



以上、ちょっと
論理的な話になってしまいましたが、

今回の基本組入比率の【変更】で重要なのは、
先進国の割合が増した、
という点でしょう。

正確に云いますと、
2010年時点の、

日本:先進国:新興国 =
 10: 60 :30 の状態に回帰したと云えます。


(株式部分でいいますと、
日本株式:先進国株式:新興国株式 =
 5   :   30   :  15  となりますね)


仮に、
向こう10年、

経済環境の変化や
GDPの比率の変化を鑑みて、

新興国のプレゼンスが
(先進国と比較して)
低下していくようなことがあれば、
新興国の組入れ比率は
(さらに)低くなるでしょう・・。

逆に、
経済環境の変化、
GDPの比率等で見て、

新興国がまた盛り返してくれば、
新興国の組入れ比率は再び高くなるのです。


このような『マクロの変化』に、
基本組入比率の【変更】という形で
追随していくことが、


この
世界経済インデックスファンドシリーズの
『真骨頂』なのです・・。

「世界経済インデックスファンドシリーズ」とは?

世界経済インデックスファンド
世界経済インデックスファンド(債券シフト型)
世界経済インデックスファンド(株式シフト型)

を指します。

今回、上記3つのバランスファンドに加え、
「SMT インデックスバランス・オープン」も
基本組入比率を見直しています。

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