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「純資産額」の推移!それはファンドの未来元気度のバロメーター


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ここに100社の株式に投資を行う
ABC株式ファンド」があるとします。

前に立っている講師の人が、
「はい、大事なのは純資産額ですよ!」と
声を張り上げています。

純資産額(純資産残高)とは何でしたか?
ハイ、【投資信託の規模、大きさ】のことです。

これってもちろん、
<小さいよりは、大きいほうがよい> わけです。

「じゃあ、純資産額はどのような要因で、
大きくなったり、小さくなったりするの?」

答えはカンタン。
2つの【要因】があります。


上の「ABC株式ファンド」の場合、

1.ファンドが組み入れる株式の価格
(株価)そのものが上下する

2.ファンドに入ってくるお金と
出ていくお金の「差額

この、1.と2.を合わせたものが、
純資産額のアップダウンに影響します。

(継続的にかかるコストや、
株式からの配当は考慮していません)


仮に、こんなふうに考えてみましょう。

この1か月間
「ABC株式ファンド」に入ってくるお金と
出ていくお金がちょうど「同じ」だったとします。

でも、
ファンドが組み入れる会社の株価が
総じて下がってしまうと、

結局、【純資産額】は減少することに・・。


逆に、
この1ヶ月の間、

「ABC株式ファンド」が
組み入れる会社の株価が
まったく変わらなかったとしても、

ファンドに入ってくるお金より、
出ていくお金のほうが多いと、
結局、【純資産額】は減少することに・・。


今、お話しした、

「ファンドに入ってくるお金より、
出ていくお金のほうが多い」
というのは、

総じて言えば、
「ABC株式ファンド」の購入より、
解約のほうが多かったということであり、

基本的には、
購入した人より、
解約した人のほうが
多かったというイメージになります。

(逆の場合も、しかりです)


あえて、2.の
【ファンドに入ってくるお金と
出ていくお金の「差額」】に注目すれば、

⇒ 純資産額がじりじりと減っているのは、
そのファンドから、
【人】と【お金】が
引き上げていっていることになります。


逆に純資産額が
増えていっているのは?

⇒ そのファンドに、
【人】と【お金】が
入ってきている証拠でしょう・・。



★ そういう意味では、
純資産額の推移は、

その投資信託の、
未来の元気度】を暗示しています。

この元気度は、
ファンドの成績が元気という意味ではなく、

ファンドの大きさが少しずつ大きくなり、
10年経っても効率的な運用が出来て、
ファンドが健全に存在しているよね・・、
という意味での「元気度」です。


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具体的に見てみましょう。

投信まとなび】の、
ファンドのパフォーマンスのグラフを
見ていただくと、

たとえば、
ひふみ投信」や
世界経済インデックスファンド」では、

水色の純資産額の推移が
見事な右肩上がりになっています。


コンスタントに
そのファンドに【人】と【お金】が
入ってきている証拠でしょう。

また、つみたて投資をしている人の
割合が高いことが伺えます。

スポット投資をする人の割合が高いと、
純資産額の推移は、
もっとデコボコする傾向にあるためです。


わたしは(株式では)
SMT グローバル株式インデックス・オープンと、
SMT 新興国株式インデックス・オープンを
積み立てているのですが、

投信まとなびの
SMT グローバル株式インデックス・オープン」を
見ていただくと、

純資産額は、
2016年はずっとボックス圏で
ちょっと減ってちょっと増えて
という状況だったことが分かります。
(2017年になって少し増えてきていますが・・)


そして、その下、
【月次資金流出入額】 (直近5年 単位:億円)
をご覧いただくと、

2016年の終わりから、
純資金流出になっていることが分かります。

(SMT 新興国株式インデックス・オープンも、
2016年の終わりから、純資金流出の傾向に・・)

これはあまりよい傾向ではなく、
今後の推移をウォッチする必要がありそうです。

この
【月次資金流出入額】で、
「純資金流入」ではなく、
「純資金流出」が続いていけば、

ファンドの【純資産額】が逓減していくことに
なってしまいますから・・。

似顔絵




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