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インド人のタクシー運転手の悩み・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンドです。

インデックス投資は、
狭い意味でいうと、
「市場平均」との連動を目指す投資ですが、

当オフィスでは、
もう少し『広めの意味付け』を行っています。

長期で・・、
さまざまな「市場平均」を・・、
買い続けること・・。


それが真の
インデックス投資】であると考えます。

この、
さまざまな「市場平均」という言葉の中には、

『国・地域を分散させ、
資産も分散させるよ』
というメッセージがこもっているわけです。


しかしながら、
国・地域を分散させる、ということは、

まったく素性の知らない
国や地域の「市場全体」を、
すっぽり買ってしまうことに他なりません。

~それはちょっと出来ないな。~
と感じてしまっても、
別に不思議ではないでしょう。


(突然ですが、)
あなたは、
インドと中国に行ったことがありますか?

わたしが、
そのインド人のタクシー運転手に出会ったのは、
6年前(2011年)、アメリカに行ったときでした。

彼はソフトウェアの会社に10年近く勤めていて、
レイオフされ、
次の就職先が決まるまで、
とりあえず「タクシー」やってるんだ、

みたいなことを言っていました。


「叔父がインドにいるんだけど、
なんか最近クルマ修理の商売始めたみたいで、
すごく儲かっているらしいんだ」

彼自身は、
幼いときに、両親とともに
アメリカにやってきたそうです。

そもそも彼の家族が
『なぜ、インドを出て、
アメリカに来たかというと、』


自分の国が貧しく、
そこに居ても未来が限られているので、

新たな可能性を求めて、
わざわざ大陸を跨いで
未知の国にやって来たわけです。


ところが、
その自分の国(インド)が、
何やら経済成長に湧いている。

そのタクシーの運転手さんは、
「オレ、インドに帰ったほうがいいのかなあ」
とひとり呟いていました。


これと同じような現象が、
日本に居住する
一部の中国人の中にもあるような気がします。

天安門事件以降、
1990年代に来日した中国人の中には、

自分の国(中国)の
驚異的な経済成長を目の当たりにして、

「中国がこんなに発展するなんて!
でも、自分は未知なる可能性を求めて
日本にやって来たから、
今さら帰るのは、ちょっと躊躇してしまう」

といった、
ちょっと【微妙な気持ち】を抱いている人が
少なからずいるのかもしれません。


「カンさん、いったい何が言いたいの?」

あっ、はい。

世界史的に見て、
中国とインドの経済発展は、
それほど驚異的である、ということです。


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世界最大級のコンサルティング会社PwCが、
2050年のGDPランキング予想」を発表しています。

購買力平価 (PPP) ベースで見た、
GDPランキング予想(2050年)を
見てみますと・・、

1位 中国(1位)、2位 インド(3位)、
3位 アメリカ(2位)、4位 インドネシア(8位)、
5位 ブラジル(7位)、6位 ロシア(6位)

となっています。
(ちなみに括弧内は、2016年の数字です)


同調査レポート内では、

世界の経済力が、現在の先進国から
新興国へとシフトする長期的な動きは、
2050年まで続く見込みです。


と謳っています。


あなたがこれから、
さまざまな「市場平均」に
自分の大切なお金を託すためには、

【あなた】と、
【あなたのお金】の目的地を
分けて考えたほうがよさそうです。

あなた・・日本で頑張る。
お金 ・・世界で頑張る。

『日本』と、
『新興国』などが体感する
変化のスピードは明らかに違っています。

そして、
国ごとのさまざまな『違い』をあれこれ探すより、
『共通項』を発見していくほうが
あなたが投資を続けるうえでは、安定剤となります。

~豊かな生活を送りたいと願う人の気持ちは、
どこの国でも変わりません。~


朝、電車がちゃんと到着して職場まで行けて、
売店にいけば、新聞が買えて、
誰でも世界の動きが手に取るように分かる。

ちょっとした休日に遠出したり、
地域社会の中でボランティアをしたり、
お酒を飲んで愚痴をこぼしたり・・。

人間の本性って
(世界のどこに住んでいても)、
そんなに変わらないものです・・。


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そして、
〇 未来は、現在の単純な延長ではありません。

ときに事象は大きく跳躍し、
現在とはまったく違う地点に
辿り着くチカラを秘めているのです。
(ヒトはそれを『変化』と呼びます・・)

この『変化』の伸びしろを
ざっくり捉えるのに、
あなたのお金を
新興国群に託すのは理に適っていると考えます。


どこの国が・・
ひとつひとつの国には、
あんな問題が、こんな課題が・・
と悩み始めると、
投資が出来なくなるので、

インデックスファンドで
網をすくうように
「地域ごと」ざっくり捉え続ければよいのです。


~世界が豊かになるのは、これからなのですから。~

今一度、
PwCの「2050年のGDPランキング予想」を
ご覧くださいませ。

〇 2042年までに世界経済の規模は倍増
〇 中国はすでに購買力平価(PPP)ベースの
GDPが米国を抜き世界最大の経済大国に。

〇 市場為替レート(MER)ベースでも
2030年までに世界最大となる

〇 2050年までにインドは米国を抜き世界第2位、
インドネシアは第4位の経済大国となり、
日本、ドイツなどの先進国を抜く見通し

〇 2050年までに主要経済大国7カ国のうち
6カ国は新興国が占める見込み


〇 ベトナムは2050年までに
世界で最も高成長を遂げる経済大国となり、
予測GDPの世界順位は第20位に上昇

〇 EU加盟27カ国が世界GDPに占める割合は
2050年までに10%未満へ低下

〇 英国は、Brexit(ブレグジット)後も貿易、投資と
人材の受け入れにオープンである限り、
成長率がEU加盟27カ国平均を長期間上回る見込み

〇 トルコは、政治不安を払拭し
経済改革を推進できれば、
2030年までにイタリアを抜く可能性あり


〇 ナイジェリアは予測GDPの世界順位が
上昇する潜在力を持つが、
自国経済の多角化、ガバナンス水準向上と
インフラ改善が前提条件

〇 コロンビアとポーランドは、それぞれの地域
(中南米とEU)で最も高成長を遂げる
経済大国となる可能性あり


似顔絵




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