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大きな景色(「貯金」+「投資」)からリスクを見たほうが、気分がラクですよ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンドです。

今回の記事は
主に前半部分で
「金融商品」のお話をし、
後半部分で「お金の管理」そのものに触れます。

どちらにも関連するのは【リスク】です。

ただ、前半と後半で、
『モノを見る尺度』が違ってきますので、
その点、ご注意くださいませ。


・・さっそくですが、
「貯金」はたとえるなら、
【徒歩】(自分で歩くこと)です。

(はっきり言って)スピードは出ません・・。


6-ウォーキング


でも、歩きながら、
左右にブレることもありません。
(コツコツ歩けば、ちゃんと前に進むわけです)


一方の「投資」は文字通り、
資産という名の『乗り物』に乗ることです。

スピード、出ますよ・・。
(その代わり、左右にブレます(^^;)

※ ここでは【投資信託】を想定して
話を進めますが、

『株式ファンド』と
『債券ファンド』は同じ【乗り物】ではありません。
性質がぜんぜん違います。


たとえば【債券】は、
お金の『貸し借り』に関わるものです。

ただし、万が一にも、
貸したお金が返ってこないリスクがあるため、

【貯金】より、
多少高めのリターンが期待できます。

(貯金は【徒歩】でしたが、)
「債券」は・・?
原付バイク】のイメージです・・(^^)


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徒歩に比べれば
(それなりに)スピードは出ますが、
運転していると左右にブレることがあります。

貯金は、
【ローリスク・ローリターン型】!
それに対して、債券は
【ミドルリスク・ミドルリターン型】の資産です。


では「株式」はどうでしょうか?

「株式」とは、あなたが
株式会社にお金を出資した「証書」のこと。

出資するとは?

「このお金は、別に返さなくていいよ。
好きに使って!」という、太っ腹な行為を指します。

(儲かる可能性もありますが、
その会社が倒産すれば、
あなたが出資したお金はゼロに帰してしまいます)


乗り物にたとえるなら・・、
【クルマ】でしょう。

スピードはすごく出ますが、
ハンドルの操作を誤ると、

左右のブレも、
すごく大きくなってしまいます。


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つまり【ハイリスク・ハイリターン型】の
資産なのです・・。


今あなたの目の前に、
違った名前の、
違った資産(乗り物)たちがいます。

「徒歩」 → 「原付バイク」 → 「クルマ」


『どれが・いちばん正しい乗り物なの?』
と聞かれても、
ちょっと困ってしまいます。

(それぞれに『メリット』『デメリット』が
あるためです)


「徒歩」【貯金】は
スピードはあまり出ない代わりに、
ブレはほとんどありません。

「クルマ」【株式】の場合、
スピードは出ますが、
価格変動の振れ幅も大きくなります・・。

「じゃあ、カンさん。いったい何が大事なの?」
と聞かれれば、

自分に合った乗り物に乗ることでしょう!
と答えるでしょう。


★ あなた自身が、
どのくらいの振れ幅(リスク)を許せるかによって、
あなたにふさわしい『乗り物』は
変わってくるのです!


と、
全国信用金庫連合会主催の
『資産形成セミナー』などで講演すれば、
うんうんと頷いてもらえるはず・・。


ただし、
ココからがちょっと難しいのです。


実際問題、
「自分には
どの【乗り物】が合っているのかな?」
= どの金融商品を選べばいいのかな?

という「命題」に対して
なかなか答えが見つけられない人も
いるわけです。


(結果、なかなか投資のスタートが切れない、
という人を、わたしは何人も知っています)

もちろん、
どの【乗り物】(資産)に乗るかは重要です。

しかし、
それ以上に重要なのは、

長い道のり(人生)の中で、

「徒歩」で歩く部分と、
「乗り物」に乗る部分をどうするのか?
ということではないでしょうか。


あっ、伝わっていますか??

マネー用語的に申しますと、
【貯金】と【投資】の割合を決めること、です。


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たとえば、
『乗り物』の部分はあえて中庸を取って、
「原付バイク」+「クルマ」を採用するとします。

(すなわち『バランスファンド』です)

※ これは多くの人にとって、
そこそこ乗りやすい乗り物であり、
かつリターンもそこそこ期待できる
『乗り物』でしょう・・


【具体例】
あなたは今、500万円の資産があるとします。

仮に、

400万円 ⇒「貯金」
100万円 ⇒ バランスファンドに「投資」


と規定すれば、

たとえ(当オフィスが想定する)
バランスファンドの
「最大損失幅(最悪の1年)」である
マイナス35%が発生しても、


100万円×35%となり、

このマイナス35万円を、
トータル資産の500万円から見れば、
35万円÷500万円 = 約7%で、
マイナス幅は7%程度になります・・。

つまり、
大きな景色(貯金+投資)から見て、
あなたがどの程度の「マイナス幅」を
許容できるかを、想像してみてほしいのです。

 

今さっき、わたしは
マイナス幅は7%程度と言いましたが、

「そんなの許容できないわ!」という人も
いるかもしれません。
その際も(別に)慌てる必要はないわけです。

背中に背負う「リスク量」を下げるには、
バランスファンド(投資)に充てる「金額」を
減らせばよいのです。


例)
450万円 ⇒「貯金」
50万円 ⇒ バランスファンドに「投資」
というふうに・・。

逆に、トータル資産(500万円)から見て、
もっと「マイナス幅(%)」が許容できそうなら、

バランスファンド(投資)に充てる金額を
増やしてもよいでしょう。


例)
350万円 ⇒「貯金」
150万円 ⇒ バランスファンドに「投資」みたいに。

つまり、こういうことです。

〇 一歩下がって、
リスクの大きさを「資産全体の中から」
捉えるようにしましょう。

〇 「貯金」と「投資」の割合を変えることで、
背中に背負うリスクの量は調整できます。



身もフタもない言い方をすれば、

あなたがどれだけリスクを負うかは、
「貯金」と「投資」の振り分け方で
おおよそ決まってくる、ということです。


(これが『大きな景色』から、リスクを眺めるということ)


ただし、一点だけ「注意」を。

今のケースでいうと、ネット証券では
バランスファンドの成績しか
管理画面に表示されません。

ですので、画面上のマイナス金額や、
マイナスのパーセンテージ(%)に
振り回されないようにしましょう。

(ネット証券の画面を見る際は、
自分の「貯金額」をいつもイメージしておくように・・)

似顔絵




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