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パトリック・リー氏があなたに『東南アジア小型株ファンド』を勧めてきたら・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

私たちは感情の生き物なので、
ついつい『扇情的な情報』に、
心を動かされてしまいます。

「何も知らないダメサラリーマンが、
5,000万円を手に入れたFX超マル秘必勝法!」
とか。


だいたい、
メディアが発する情報は(その9割が)
『扇情的』です(^^;)

たとえば、
深夜の「ショップチャンネル」で、
5,000円くらいのショールを
衝動買いしてしまうあなた。

要・注意ですよ・・。


以下、本当に『たとえば、』
のお話なのですが、

わたしが次のような
【おいしそうな話】を真剣にしたら、
あなたはどう思われますか?

以下「フィクション」ですよ


★ あのですね、香港で、
【東南アジアの小型株】を専門に扱っている
運用会社があるんです。

本社はイギリスにあり、
その運用会社で
15年以上ファンドマネージャーをやっている
パトリック・リー氏と、
実はわたしは知り合いなのです。

リー氏はある日、わたしにこう言いました。

「ミスターカン。
この【東南アジアハイパーXファンド】は
満期が8年だ。

最初の1年は解約不可とさせていただく。

でも、満期になるまで保有してくれたら、
アメリカドル建てベースで
年率8%のリターンを【保証】するよ。

どうだい? 最低購入単位は50万円でいいよ」


あなたはどうお感じになりましたか?

A「へえ~、良さそうじゃん。」
B「ちょっとおかしいなあ・・」


どっちですか?


what is indices


今、述べた金融商品について、
「良さそうじゃん。イイかも!」と思ったあなた。

一度、思考のでんぐり返りをしてみましょう。



12-でんぐり返り


この先、あなたがどこで、
どんな金融商品と出会おうが、
投資の世界では『ひとつの大原則』があります。

それは・・、
【リターンは不確定である】
ということ・・。

そう、
未来の収益って、決まっていないのです!

さっきの、パトリック・リー氏の発言を
思い出してみてください。

~この【東南アジアハイパーXファンド】は満期が8年だ。
最初の1年は解約不可とさせていただく。

でも、満期になるまで保有してくれたら、
アメリカドル建てベースで年率8%のリターンを【保証】するよ。~

って言っていますけど・・。
保証するってどうやって?


英語の格言に、
「If it sounds too good to be true, it probably is.」
というものがあります。

「えっ、これって現実的に考えて
良すぎると思わねえ?」(= 怪しくねえ?)
と感じたものは、

だいたいその通りである、
という意味です・・。

では、【良すぎる】というのは、
いったいどの部分を指しているのでしょうか?

そうです、

~満期になるまで保有してくれたら、
アメリカドル建てベースで年率8%のリターンを【保証】するよ。~

と言っているところですね。


今、安全資産とされる
『10年もののアメリカ国債』で
年2.3%程度の利回りしかありません。

(ソニー銀行のドル建て定期預金では、
3年預けても、年1.4%の利息しか付きません。
※ 1万ドル未満の場合)

このような状況のもと、

★ どうして年8%の利回り(USドルベース)が、
リー氏が所属する運用会社に
【保証】できるのでしょうか・・?

彼ら/彼女らは、
年8%以上の利回り(USドルベース)を確保できる、
「魔法の杖」でも持っているのでしょうか?


先ほど、
~アメリカドル建てベースで年率8%のリターンを【保証】するよ。~
の『部分』を読んだときに、

あなたが日常生活の中で培った常識、
【健全な懐疑心】のようなものが、

あれれ?? 何かおかしいなあ・・」と、
【黄色信号】を発さないといけません!


~おいしそうな話には、
必ず『ウラ』があるのですよ。~


sagishi.png


これから日本で資産運用が
段々とポピュラーになるに従って、

皆さんの周りには、
雨後の筍のように、

★【一見すばらしく、実は怪しげな情報】が
溢れてくるはずです。

その際に、
特に気を付けて見ないといけないのが、
その金融商品の『スキーム』そのもの。

特に、
【匿名組合方式】に依っている場合は、
要・要注意ですよ!

(わたしなら、このスキームの形の
金融商品は買いません!)


匿名組合では、
あなたは一組合員に過ぎません。

あなたや、他の人たちが
出したお金(出資金)は、
運営会社(営業者)が
一括して管理することになります。

安房さんがこちらの記事で
「匿名組合方式」の金融商品について
警鐘を鳴らしておられますよ。

また、水瀬ケンイチさんは、
ツイッターでこんなふうに言われています。


水瀬さん

なるほど・・。
(いろいろ怪しげなモノがありましたね・・)


単に、「○○○ファンド!」と謳っていても、
まず気にするべきは、
その商品がどんな『スキーム』なのかということ。

(あなた自身がチェックすべきなのです!)

先ほどのパトリック・リー氏の、
東南アジアハイパーXファンド】もそうですよ。

(実は)わたしはこの金融商品について、
ひと言も
『投資信託』とは言っていません・・。 続く)

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