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SP500指数にはREITも含まれていますよ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

日本には「トピックス・コア30」
という指数があるのですが、
あまり人気がありません・・。

なにせ30社のみですから、
『市場の平均』というには、
ちょっと無理があるのかもしれません。

実は、アメリカの「ダウ平均」も
組入れは30社のみ。

たしかに有名ではあるのですが、

市場全体をざっくり網羅した
米国大型株式の指数という意味では、
断然「S&P500」のほうがベターでしょう。
(本記事では「S&P500指数」と記します)


大和証券投資信託委託が、
8月31日に
「iFree S&P500インデックス」の運用を始めるようです。

運用管理費用も
年0.243%(税込)と低廉ですので、

「S&P500指数」との連動を目指す
インデックスファンドとして、
人気が出るのではないでしょうか・・。

ところで、
「S&P500指数」の中身って
どの程度ご存じですか?

「S&P500指数」を算出・管理するのは、
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスという
指数提供会社」です。

sp-dow-jones.jpg


同社のサイトを見ると、
「S&P500指数」について
いろいろと詳しいことが書いてあります。

まず、驚くのは
「S&P500指数」に採用されている
505銘柄(7月31日現在)の、
【海外売上高比率】が40%を超えていること!

アメリカの大型株に投資を行っても、
その相当部分は、
グローバルに活動する多国籍企業に
投資を行うイメージになるのですね。


ところで、
「S&P500指数」の全体像を把握するには?

指数を【細部】から見上げてみたほうが
かえって分かりやすいかもしれません。

具体的には『10の業種(セクター)』から
覗いてみるのです。

実は「S&P500指数」に採用される銘柄を、
10の業種(セクター)に分けた
「セクターETF」があります。

これを
Select Sector スパイダー ETFs」といいます。

ここの情報を見てみると、
「S&P500指数」の内訳が透けて見えてきますよ。


spdr.png

【上記は↑9業種の時代のもの。】


以下、「セクターETFs」から見た
10の業種の内訳です。

括弧内は、当該セクター(業種)が
「S&P500指数」の中で占める比率を
示しています(時価総額ベース)

○ 一般消費財 (12.06%)
○ 生活必需品 (8.73%)
○ エネルギー (5.71%)
○ 金融   (14.45%)
○ ヘルスケア (14.30%)

○ 資本財  (10.08%)
○ 素材   (2.90%)
○ テクノロジー(25.49%)
○ 公益事業  (3.30%)
〇 REIT   (2.99%)
※ いずれも8月23日現在


いかがですか?
「金融」と「テクノロジー」で
およそ40%を占めていますね。

(やはりこの2つの業種の影響力は
大きいのです)

そして、
REITという業種が・・。

そうです、
実は「S&P500指数」には、
REIT(不動産投資信託)が含まれるのです。



pixta_3025169_S.jpg


「S&P500指数」に採用されている
REITの内訳(31銘柄)はこちらです。
(REIT Membership in S&P Equity Indexes)


実は、REITが
独立した業種(セクター)になったのは
つい最近のこと・・。


(それまで、【金融セクター】の中に
含まれていました)

ウォール・ストリート・ジャーナルの
『独立したREIT、新たな資金流入を喚起するか』の
記事にもある通り、

REIT(不動産投資信託)が、
主要な指数において
独立したセクター(業種)になったのです。

(REITの存在感がそれだけ
高まってきている証拠でしょう・・)


また、「S&P500指数」に
REITが含まれるということは、

取引所に上場する銘柄の概念が
変わってきていることを示しています。

個別株、REITを含めて
【上場銘柄】と認識しているのです。

やがて、
日経平均株価や、
TOPIX(東証株価指数)の中にも
REITが含まれる日が来るのではないでしょうか・・。

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