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投資信託は「数字」を追うのではなく「物差し」と比較しよう


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今、あなたが
何か新しいことを始めようかどうか、
悩んでいるとします。

「それをやらないといけない理由!」より、
「それを・まだやらなくてよい理由」を探すほうが、
ずっと簡単ですよね。

特に、
お金が絡んでくる「投資」の分野では、
多くの人が(自然に)腰が重くなります・・(-_-;)

わたくしの長年の経験上、
お客様は、あらゆる機会において、

投資を・まだやらなくてよい理由】を
探しています・・。



〇「カンさん、目論見書の読み方が分かりません。」
(これが読めるようになったら、
投資を始めますね)

〇「カンさん、信託報酬の実際の引かれ方が
理解できていません。」

(これが分かるようになったら、
投資を始めますね)

〇「カンさん、シャープレシオの
テクニカルな分析のしかたがよく分かりません。」

(これが理解できるようになったら、
投資を始めたいと思います)

※ 上記すべて『実話』です・・。

CreativeDestruction4.png


たとえば、紆余曲折のあと、
「投資信託を用いて投資を行おう!」
と決意したとしましょう。

それでも、
次の難題が待ち構えています。

「カンさん。
いざファンドを買うとなると、
どれが良いのか皆目わかりません。
調べれば調べるほど、混乱してしまって・・。」 


という声をよく耳にします。

投資ビギナーの人が、
陥りがちな傾向ですが、

多くの人が
投資信託の数字【成績】のみを
追いかけてしまっているのです。


たとえば「DX外国株式ファンド」の
今までの『結果リターン』が
以下のように出ているとしましょう。

(このような情報は、
『運用レポート』の騰落率の表に載っています)

6ヶ月   1年      3年    
−11.2%  −10.5% +23.1%

5年     設定来
+17.0%  +53.6%

(6ヶ月、1年・・というのは、
「直近の」という意味です)

さあ、
あなたは当該ファンドの【成績】を
どう評価しますか?


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「設定来で大きなプラスになってるから、
いいんじゃない?」

フム。

では、もし(同じような投資対象で)
設定来の成績が、
+101.5%のファンドがあったら、
そっちのほうが「より良い」と思いますか?

ここ、注意ですよ。

(ご存じと思いますが)
このような安易な比較は禁物です・・。

そもそも、ふたつのファンドが
『いつ』運用を始めたかで、
数字【成績】は大きく違ってきます。


あるいは、過去の成績の欄で
マイナスの数字ばかり並んでいたら、
それは無条件に
「良くないファンド」なのでしょうか?

単純に考えれば、
この2、3年、株式市場がずっと上昇基調なら、

(その株式市場の株式に投資する)
投資信託の成績もプラスになるでしょうし、

逆に、株式市場がずっと下落基調なら、
(その株式市場の株式に投資する)
投資信託の成績も
マイナスになるのがふつうです。


conversation_trimmed.jpg


投資信託の数字【成績】のみを追うことには、
あまり意味がありません。

それよりも、
客観的な視点で、
その投資信託を評価できるかどうか・・。


★ たとえば、

先進国株式ファンドであれば、
「先進国株式市場の平均」と比較して
成績がどうなのか?
という【視点】ですね。

<相対的に投資信託の成績を見るべきなのです>


先ほどの『運用レポート』の騰落率の表で
云えば、

DX外国株式ファンド)
6ヶ月     1年   3年    
−11.2%  −10.5% +23.1%

5年     設定来
+17.0%  +53.6%

ベンチマーク)
6ヶ月     1年   3年    
−14.2%  −11.2% +22.6%

5年     設定来
+24.7%  +69.8%

というふうに、
『ベンチマーク』(物差し)との
比較が大切なのです。


仮に、「DX外国株式ファンド」が
日本以外の先進国の株式に広く投資を行う
投資信託なら、

具体例として、
「日本を除く先進諸国22か国の
株式市場の平均値」であるMSCIコクサイ指数を
『ベンチマーク』とすることになるでしょう。

そうすることで、
『ベンチマーク』そのものの成績と、
当該『ファンド』の成績を比べることができます。

このときはじめて、ファンドの成績は
『客観化』されるのです。
これが【数字の相対化】です。

もちろん、ファンドの成績を
相対的に見る場合も、
できるだけ『長い期間の成績(レコード)』が
あったほうが安心ですね。


< まとめ >

単に過去の「結果リターン」が
良かったか・悪かったかを見るのではなく、

客観的な【物差し】との比較で
良かったか・悪かったかを判断すべき!

◆ 参照記事
アクティブファンドの評価には長―い時間軸が必要 (フィデリティ・日本成長株・ファンドを検証する) その1


バラつみ投資バナーたて




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