PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

あなたの資産が毎日(ほんの少し)削り取られている、それが「運用管理費用」です


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

投資信託を持ち続けていると、
けいぞく的にかかるコストがあります。
それが『運用管理費用』です。

これは、たとえば
年率1.46%(税込)などと記されますが、

年に1度徴収されるわけではなく、
毎日【日割り】で差し引かれています。

(あなたが知らないうちに、そっとです・・(恐)

その「引かれ方」というのが一種独特で、
まるで超薄切りスライスチーズのように、
毎日ほんの少しずつ、
削り取られるイメージなのです。


cheese_a30.png


たとえば、
「固定資産税」なら、
請求書が来て、金額を見て
あなた自身が支払うわけですが、

『運用管理費用』は、
あなたが買っている投資信託という「商品」の、
角のところをほんの少し削って
「はいどうぞ!」と、


いわば【現物払い】しているのです。
(伝わっていますか?)

これは、毎年の自動車税を、
クルマのバンパーを少し削って
「はい、これ今年の税金分ね!」
と払っているようなもの・・。


投資信託という商品そのものが、
お金(資産)だから、

コストを【現物払い】できるのですね。

そして、この手数料が特殊なのは、
投資信託という「商品」の、
角のところを毎日少しずつ削っているのが、

★ あなた(ファンド保有者)ではなく、
『運用会社』である点でしょう・・。


それに、です。

駅前のフィットネスクラブなら最初に、
1ヵ月あたりの「利用料金」について
事細かな説明があるはずですが、

店舗のある銀行や証券会社が、
熱心に『運用管理費用』の説明をしてくれる
という話は、あまり聞きません・・。

(知られたくない情報、なのですか?)


lgf01a201405200100.jpg


次に、投資信託の値段
【基準価格】の決まり方をご紹介しましょう。

株式ファンドなら、
ファンドが組み入れている株式の
「その日の株価(終値)」が出ますね。

それらを
「株価」×「株数」で計算して、
すべての銘柄を足して、

配当が出ている株式があれば
その配当金も足して、
あと、ファンドが保有する
現金などを足すと、

それがその日の
投資信託の【価値の総額】となります。
(※ ここでは借金はないものと仮定)


その【価値の総額】を【総口数】で割って、
×10,000をすれば、
めでたしめでたし、
ファンドの「値段」(1万口あたり)が出るよ!

・・・・・では、
(実は)ないのです。

実際には、
毎日毎日午後4時すぎ?に、

その日のファンドの
【価値の総額】から、

その日1日分の
【運用管理費用】(信託報酬)を引いたのちに、


その日の
投資信託の【純資産額】が出ます。



apology.jpg


(そして)そこから、
÷【総口数】× 10,000をして、
ようやくその日の【基準価格】が出るのです。

(『基準価格』が決まるのは、
だいたい午後6時ごろ・・)

したがって、
市場が閉まったあと、
だいたい午後4時くらいから午後6時の間に、

蔵の奥の薄暗い空間で行われる
「秘め事」のように、

あなたのファンド資産は毎日、
(ほんの少し)削り取られているのです・・。

◆ 関連記事
ヒストリー・オブ・信託報酬

追伸)
わたしは
この手数料の引き方を最初に考えた人は
【天才】だと思います。

商品提供側にとって、
これは『理想的な手数料の徴収方法』だからです。

似顔絵




関連記事

| 投資信託をディープに理解する | 18:39 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT