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毎日積立より、毎月積立のほうが長く続けられて健康的!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

10月中旬からSBI証券では
投信積立サービス」の機能が拡充されます。

毎月だけでなく、
『毎日積立』や、『毎週積立』などが
出来るようになるのだそう。

あなたは、
毎月」積み立てをするより、
毎日」積み立てをしたほうが、
投資の成績が良くなると思いますか?


実はわたしは、
けいのすけさんのブログ記事
SBI証券で「毎日積立」が可能に!さて、私はどうする?

けいのすけさん

を読んで、
「あっ、わたしとまったく
同じ意見をお持ちだ!」と思ったのです。

わたしは(けいのすけさんと同じく)
『毎月・積み立てのままでOK!』
と思います。


月に1回の投資の実行は、
ひと言でいうと、
あなたと、投資の【距離感】が
ちょうどいい・・。

まずは、「理屈的なところ」を
押さえておきましょう。

「毎日」積み立てをしたほうが、
「毎月」積み立てをするより、
投資のリターンが上がるわけではありません。

以下、
マネー研究所(日経電子版)に
掲載された記事です。
積立投資に驚きの結果 購入頻度でリターンに大差なし

(↑ 上記のリンクは
けいのすけさんの記事で知りました)


上記記事をお読みいただくと、
毎日でも、毎週でも、毎月でも、
つみたて投資の成績に違いがないことが
分かります。


個別株にしろ、
債券ファンド、株式ファンドにしろ、
そもそも「リスク資産」とは、
その価格が不規則に変動するもの。

この『規則性なく』価格が上下する中で、
投資の継続的な執行を考慮する際、

「毎日」を選ぶか、
「毎月」を選ぶかは、
頻度の差』でしかありません。

上記記事内では、
次にような記述があります。

考え方としては
「ランダムに変動する価格の平均購入単価は、
その購入間隔の影響はそれほど受けず、
一定の値に収束する」ということのようだ。



なるほど・・。

要は、規則性なく変化する『事象』を、
どのような【間隔】で捉えるか、

という違いがあるだけなのです。

では、なぜ
毎月積立』かといえば、

それは、私たちの給与が「毎月」出て、
お金の出入りの締めを
月に1回行っているからです。
(単に生活のリズムに合わせているだけ。)

仮に1年が6ヶ月で、
(1ヵ月=60日で)
給与も60日に1回出る世の中なら、

60日に1度の「つみたて投資」でも、
わたしはぜんぜんOKだと思います。

『定期・定額購入』と謳っている通り、
つみたて投資でもっとも重要なことは
【規則性】なのです。


毎日か、毎月かの選択ではありません。

Investment-Planning_Lump-Sum-vs-Dollar-Cost-Averaging.jpg


(可能性はそんなに高くはないですが、)
『毎日つみたて』を選択することにより、

あなたが、あなたの投資に
近づきすぎてしまう】危険があります。

けいのすけさんはこのように書かれています。

毎日コツコツ積み立ててくれることで、
かえって毎日の株価の動きを気にしてしまいそう。

「今日は下がった。安く仕込めてラッキー」とか、
「今日はすごく上がった。高値を掴んでしもうた」とか、

これまでなら月1回あるかないかで済んでいた
「心のざわつき」がほぼ毎日訪れることになるのです。


なるほど・・。

上がっていても
下がっていても、

投資の実行は、
たしかに『心がざわつく』ものです。


たとえば、先週から、
どんどん株価が上昇していて、

あなたの投資信託の値段も、

1日 月曜)16,280円
2日 火曜)16,310円
3日 水曜)16,570円
4日 木曜)16,780円

というふうに上がり続けると、

あれ?
いつまで上がるんだろう?

(買える口数が減るから)
なんだかちょっとイヤだなあ・・。


と、
月曜から木曜のたった「4日間」で、
小さな不満が溜まったりするかもしれません。


image.jpg

しかし、
1ヵ月という『スパン』で見ると、

1日 月曜)16,280円
31日 水曜)16,320円

というふうに、
ファンドの値段が
それほど変わっていないこともあります。


続いて、下落局面です。

1日 月曜)16,280円
2日 火曜)16,130円
3日 水曜)15,800円
4日 木曜)15,580円

というふうに
投資信託が下がり続けると、

あれ?
いつまで下がるんだろう?


と、

たった『4日間』のことなのに、
不必要に心配になったりするかも
しれません。


実際、このような『下落局面』について、

コンサルティング中、
お客様から以下のように
言及されたことがあります。

「カンさん、
ファンドの価格が下がっていく局面で、

【毎日積立】なら、
いちいち下がっていく価格で
投資信託が買えるため、

(= 口数を稼げるため)

これって将来の成績に
貢献することになるんじゃないですか」と。


はい、たしかに一理あります。

しかし、その『下落局面』って、
いったいどの程度のものなのでしょう?

ちなみに、先ほどの

1日 月曜)16,280円
2日 火曜)16,130円
3日 水曜)15,800円
4日 木曜)15,580円

は、「4.3%」程度の下落になります。

ファンドの値段が1%~5%下がっている状況は、
『急落』にも当てはまりません・・。
(※ ほんの「誤差」の範囲なのです)


たとえば、
2016年6月24日に
「株式50:債券50のバランスファンド」の価格が、
8%~10%程度下がりました。

(「ブレグジット」(Brexit)があった翌日。)

このような下落は
【急落】といえる下がり方でしょう。
ただし、【暴落】ではありません・・。


もちろん、このような『急落局面』で、
いちいちファンドが買えることは良いことです。

しかし、
つみたて投資において、
【スーパー☆クリアランスセール】のような
真のバーゲンが発生するのは、

たとえば、
「株式50:債券50のバランスファンド」が、
20%以上下がってしまうような
【暴落】と呼べる下落局面ではないでしょうか。

(誤解を恐れずにいえば)
そういうときこそが、真のチャンスなのです。


baton-300x199_201504022101371e6.jpg


そして、
暴落』が起こるような局面では、

マーケットが1週間、2週間くらいで
元に戻る可能性は極めて低いです。

投資信託の価格が暴落している期間が、
ある程度続いてしまう可能性が高いでしょう。

(このような状況で【毎日積立】を続けるのは、
相当キツイものがあるのでは?)

毎月積立】なら
投資執行時の「心のざわつき」は、
月に1回で済みます。

(※ もちろん暴落局面では極力、
ファンドの評価額(時価)を見ないように!)


そして、【毎月積立】を続ける中、
仮に暴落の局面に遭遇した場合は、

(もし、あなたが望むなら)
つみたて金額を大幅に増やして、
ある程度、継続して続く『暴落局面』で
月に1回『口数』を大きく稼いでいくことも可能になります。

(あくまでひとつの手法↑であり、
すべての人にお勧めするわけではありません。)

何より【毎日積立】に比べて
精神衛生上ベターではないでしょうか。


少し話が脱線してしまいましたが、

★ つみたて投資において、
私たちは別に、
1センチ、2センチの『細かい目盛り』を
用意する必要はないのです。

そもそも、
つみたて投資という『道程』は
おそろしく長いわけですから、

―100キロとか500キロとか―

最初から「目盛り」は、
100メートル、200メートルというような
大ぶりのモノでよいのです。

大きな傾向(変化)を、
規則的、かつ継続的に捉えることに専念しましょう。

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