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『楽天・バンガード・ファンド』は台風の目になるのか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

すでに多くのブロガーの方が、
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」、
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」について
言及されています。

(たとえば、ちゅり男さんの記事
楽天・全世界株式インデックスファンドはVTの代わりにいいかも?】 )

上記ふたつのファンドは
『ファンド・オブ・ETF』と呼べるものであり、

ETFをファンドの中に包んで、
インデックス型の投資信託にしたものです。

(2013年に登場した
「EXE-iシリーズ」の流れを汲んでいますね)


商品形態が『投資信託』になることで、
円建てベースで売買ができ、
つみたて投資も可能になり、
(もちろんノーロードで)

分配金も自動的に、
再投資することができます。

ただし、
投資信託で包み込むため、
その「管理コスト」がかかります。

たとえば、
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は、

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の年間経費コスト0.11%に、
信託報酬 0.1296%(税込)を加えて
実質的なコストは計0.2396%(税込)となります。

それでも、上記コストで
『全世界株式』に投資できるのは魅力的でしょう。


Cut-Cost.jpg


そして本日28日、
バンガードジャパンのサイトに
ニュースリリース】が掲載されていました。

楽天投信投資顧問と、
バンガード・インベストメンツ・ジャパンは、
『楽天・バンガード・ファンド』という名称で
インデックス型投資信託を展開していくことで
合意したとのことです。

(実は、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」、
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」とも、
『楽天・バンガード・ファンド』の一部であるとのこと!)


次に、注目すべきは次の文言でしょう。

バンガード・ジャパンおよび楽天投信は、
『楽天・バンガード・ファンド』の
更なるラインナップの拡充を企画しています。


なるほど・・。

たとえば、
バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)
を投資信託に包んで、
「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」を
作る可能性があるのではないでしょうか。

VWOの経費率は0.14%で、
仮に同じく信託報酬 0.1296%(税込)を
加えるとすると、
実質の信託報酬は0.2696%(税込)
なります・・。
sgf01a201412241900.jpg
あるいは、
『バランスファンド』の組成はどうでしょう。

もし、株式50:債券50の
『バランスファンド』を作るなら、

株式部分は、
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

債券部分は、
バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)と、
バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)を組み合わせることになるでしょうか。

BNDXの経費率は0.12%なので、
仮にファンドの信託報酬 0.1296%(税込)を
加えると、計0.2496%(税込)のコストに。

(※ ただし、BNDXは
「米ドルヘッジ」されたETFなので、
日本人にとっては為替リスクの取り様が
いびつになる可能性も・・)


また、BNDの経費率は0.05%なので、
仮に信託報酬 0.1296%(税込)を
加えると、
計0.1796%(税込)のコストになります。

先に述べたように、
世界株式のほうの実質コストは
計0.2396%(税込)ですから、

信託報酬として年0.25%(税込)を切るような、
『バランスファンド』の組成が可能でしょう・・。


まぎれもなく、
『楽天・バンガード・ファンド』は
つみたてNISAを見据えて組成されています。

また、
他の運用会社でも
つみたてNISAを見越して、
新しいインデックスファンドの発表が相次いでいます。

・・でも、ちょっと、乱立気味だと思いませんか?


「潜在需要」に対して、
なんだか「供給」が多すぎるような気が
わたしはしています。

『楽天・バンガード・ファンド』が
台風の目になる可能性はありますが、
今後の展開を注意深くウォッチする必要がありそうです。

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