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S&P500から考察する、インデックス投資に対する大いなる誤解



こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

インデックス投資について
少し懐疑的なお客様から、

「あれ(インデックス投資)って、
要は固定の投資なんでしょ?」
と聞かれたことがあります。

固定(こてい)?

まあ、
市場全部に投資して、
それを維持する。
と解釈すると、
固定のイメージですね。

しかし、
インデックス投資の実際は
ちょっと違います。

【市場全体】(平均値)は
(実は)、
ヒトの力によって任意に作られているのです。


あくまで一例ですが、

S&P500指数
アメリカ株式市場を
【全部】買っているわけではありません。

市場全体を「最適化」して、
ギュッと凝縮し、

「はい!これが
私たちが考える平均です!」


と言っているわけです。

そもそも、
米国の代表的な企業約500社を
(業種のバランスに留意しながら)

ピックアップしている時点で、
『全部』、あるいは『固定』ではありません。


〇 ピックアップする過程で、
各会社の大きさに応じて、
組入れにもウェイトを付けています。

〇 また、指数提供会社というところが
定期的に『銘柄の入れ替え』も行っています。

たとえば、
S&P500指数でいえば、

1957年の「トップ500社」のうち、
今でも同指数に採用されている
会社は70社もありません・・。

あともうひとつは、
業種別の比率】でしょう。

これって、
指数提供会社の意に関わらず、
けっこうダイナミックに変遷します。

以下、2014年7月末の
『業種別構成比率』

2014 July 30


そしてこちらが、
2017年8月末の
『業種別構成比率』です。

2017 Aug


たった3年ですが、

Energy(エネルギー)の割合が
ぐっと下がったり
Technology(テクノロジー)の割合が
上がったりしていますね。


また、
ちょっと比率が小さいので
見えにくいのですが、

Real Estate(不動産)という
業種の区分は、

実は2016年に、金融セクターから
分離独立し、新しく生まれたセクターです。


次に短期の変化を見てみましょう。

以下、2007年から2009年にかけて。

MW-FH479_snp_fi_20170307130802_NS.png

金融の落ち込みが激しいですね。
(逆にヘルスケアの割合が増えています)


あるいは、
1979年から2017年の【長期】で見ると、

『業種別構成比率』は
まったく違った景色であることが分かります。

fung.jpg

まさに『ドラスティックな変化』
といえますね。


仮にあなたが、
(S&P500指数との連動を目指す)
インデックスファンドに、
1979年から投資を続けていたら、

あなたの投資の姿勢は
「固定」「退屈」
かもしれませんが、

あなたの投資実態は、
十分「ダイナミック」&「変化」を
経ているわけです・・。


ココでのポイントは、

あなたはただ、
同じインデックスファンドに
投資を続けただけなのに、

経済の構造的な変化を、
難なくキャッチアップできている。


という点でしょう。

インデックス投資は十分に「動的」なのです。

【ふろく】
最新情報!

WSJによると、
来年からS&P500では
『電気通信セクター』が廃止され、

このセクターの企業は
新たに創設されるセクター
【コミュニケーションサービス】に
編入されるのだそう・・。

(相変わらずダイナミックです(^^)


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