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FPおじさんの一考!iDeCoとつみたてNISAはぜんぜん違う?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日は広島、今日は福岡入りして
コンサルティング(冬の出張)に励んでおります。

毎年この時期は、
多くのお客様の
実にさまざまな「反応」に出会うことになります。

たとえば、
「iDeCo」と「つみたてNISA」って
つくづく、

まったく違う【性質】を持っている仕組みと実感します。


iDeCoは、途中で
(これまで積み上げたファンドを売って、
別のファンドに買い換えるという)
スイッチングさえ意識しなければ、

= 長期のタイムカプセルに
ファンドを入れちゃうと割り切れば、

なんというか、
途中の停車駅がない
『長距離列車』のようなものです。

とりあえずの終点は?
【あなたの60歳】ですね!

とにかくそのときまで
外には「お金」を出せないわけで、

「まあ気長に終点まで行くしかないわ」

と、
いい意味で「あきらめ」がつくわけです。

(⇒ 気持ち的に投資と距離が置きやすく、
管理はシンプルに終始しやすくなります)

icon01.png

それに対してつみたてNISAは
途中で降りる(解約する)のが【自由】です。

しかも、
利益に対して課税されませんから、

どーんとファンドの値段が
上がったときに、

「今、売ったらどれくらい儲かるのだろう?」


と考えてしまうのは、
一度や二度ではないかもしれません。


具体例】を挙げてみましょう。

2018年から
つみたてNISAを満額で続けているあなた。

つみたてNISA

今は2029年の年末です。

去年から今年にかけて
エライことが起こりました。

超空前のバブルなのです。


sky-business-stock-bubble.jpg

(あっ、あくまでフィクションですよ(笑)

2018~2029年の丸12年間で
つみたてNISAに入れた投資元本は
480万円です。

今、時価評価額を見てみると・・、
1084万円!!
(なんと)

今あなたは、
胸の高鳴りを感じていますか?


以下、どの行動を取りますか?

1.全部売ってしまう。
(なにしろ非課税ですから)

2.半分くらい売ろうかな。
3.300万円くらい売ってしまうかも。

4.いえいえ、売らずに粛々と積み立てます。


はい、いかがでしょうか。


間髪なく4.と答えた人は
心配ないと思います。

1年ずつずれた20年という
【非課税期間】は、
最初から決まっているルール付けです。

途中でいかに
巨大な利益が出ようとも、
それらは気にせず、

たとえば粛々と、
2018年から始まった
各年の『20年目のとき』に、
機械的に連続して解約を続けていく・・。


あるいは、
そもそも【非課税期間】にもこだわらず、

自分のライフプランを優先して、
特定口座に戻ってもよしとして、
(必要に応じて)規則的に解約していく・・。


このような
【自分へのルール付け】ができる人は、
つみたてNISAを使いこなせるでしょう。


次に、
1.~3.と答えた人。
気持ちはよーくわかります。

大きな利益を、
しかも『非課税』で実現できれば、
アドレナリンが相当出ることでしょう。

でも、
上の例に習えば、

たとえば1.を選んでしまうと、

2029年に入れた40万円は、
つみたてを終えた1年目に、
(あと19年の非課税期間を残して)

すべての【非課税枠】を
使ってしまうことになります。

2028年に入れた40万円は
あと18年非課税期間を残して
【枠】を全部使ってしまうことに・・。


長期投資の効用は??

「カンさん、
投資の期間より利益の実現ですよ!」


という気持ちになってしまうと、

(そもそもの)つみたてNISAの
【主旨】から外れてしまうのでは・・。


それに、です。

1084万円全部を解約したり、
半分の500万円位を解約したら、
そのお金は
ぜんぶ現金で戻ってきてしまうわけです。

それ、どうしますか?

家族でハワイ旅行?

tdih-aug21-HD.jpg

それともまた、
(特定口座などで)つみたて投資します?


このように考えると、
つみたてNISAは、
『悩みのタネ』が生じやすい部分があると云えます。

iDeCoのほうが
資産形成の「箱」としては、
制約があるがゆえにベターなのだと
最近とみに思います。



(最後に・・)
出張コンサルティングの中で
複数のお客様に確認したのですが、

(仮に「まったく同じファンド」に
つみたて投資したとして)、

○ つみたてNISAで得た500万円の利益と
○ 特定口座で出た500万円の利益は
感じ方が異なるのだそう・・。


「特定口座」は(逆説的ですが)
解約すると税金がかかるため、
つみたてNISAほどには
「売りたい」という気持ちにはならないのだそう・・。

(人間の心理って微妙なものなのですね)


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