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「eMAXIS Slim シリーズ」を直販するなら、分社化して日本のバンガードを目指すべき


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしは
安房さんのこちらの記事で知りました。
emaxis slimシリーズが直販!?

リリース
「eMAXIS Slim」約款変更のお知らせ
(PDF)を読むと、

三菱UFJ国際投信が「直販」に乗り出す、
という言い方はしていません。

「eMAXIS Slim シリーズ」を
直販することを可能にする
(そのような約款変更を行う)と記しています。


これは意外と
ビッグニュースかもしれません。

同社(三菱UFJ国際投信)の上層部は、
(例外的に)提供ファンドの一部のみを
直接販売』する・・、
という意向なのかもしれませんが、

わたしは、
「eMAXIS Slim」という
商品名を会社の名として、

―たとえば、
「三菱 eMAXIS Slim 株式会社」にして、―
分社化してしまったほうがよいと思います。


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日本の資産運用業は、
まだまだ発展途上であり、

まだ塗られていない
「白紙の地図部分」のほうが、
うんと大きいのです。


今回の約款変更は、
(見方によっては)
可能性」という名のきら星を、
野に放とうとする行為なのかもしれません。


(振り返ってみますと)
これまで、
個人向けの投資信託ビジネスは、

「どこで買うのか」という
販売会社主導型でした。


しかし現在、
特定口座、iDeCo、つみたてNISA、
ジュニアNISAなど、

投資信託を購入する『入り口』(口座形態)が、
多様化しています。


私たち消費者は、
自分に合う投資信託を
真剣に探せば探すほど、

かえって「購入する窓口」を、
1つにしづらくなっています。

ココ、伝わっていますか?


換言すれば、

『何を買うべきなのか』という、
商品本意のブランド化が出来れば、

金融機関にとっては、
千載一遇のチャンスになり得ます。

以下をご覧ください。


バンガード口座


これは、
米国のバンガード社の
口座を開設する際の「サイトページ」です。

バンガード社は
ファンドの運用会社であると同時に、
「ワンストップサービス」を標榜する
口座窓口(販売会社)でもあります。

(そう、直販の元祖のような存在なのです。)

また、

『何を買うべきなのか』という
ブランド化に成功した、
稀有なサービス会社でもあります。


ちょっと見にくくてすみません・・。


バンガード口座


上記図を
ご説明しますと、

〇 左端の「IRA」は税制優遇がある
個人の退職勘定口座のこと。

〇 右端には、i401(k)とありますね。

〇 401(k)そのものは、
雇用主が準備する税制優遇口座です。
(いわゆる確定拠出年金のこと!)

〇 i401(k)のi は、
individual(個人の)の意であり、
いわゆる一人会社のオーナーと
その配偶者が利用できる制度となります。


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〇 529 college accountは、
日本のジュニアNISAに似ており、
節税効果のある「学資積立てプラン」です。

〇 trust accountとは、
信託口座」のこと。

日本ではなじみが薄いですが、
今後は「家族信託」などの
信託制度を通じて、
財産の移転を行う人が増えることでしょう。


このように
バンガード社の口座開設の「ページ」を
見ただけでも、

様々な『入り口』(口座形態)が
混在していることが分かります・・。


ここに、
『何を買うべきか?』を主人公にすることの、
利点】が透けて見えてきます。


運用会社が
『何を買うべきか?』に応える
商品ラインナップを
消費者に【直接販売】することで、

はじめて
『ワンストップ』の投信サービスが
可能になると考えます。

そう、

「eMAXIS Slim」は、
日本のバンガードを目指すべきなのです・・。

似顔絵




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