投資は引き算で考えよう!
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
私たちは長年の習慣のせいで、
どうしても、
「考え」を積み上げていく傾向にあります。
投資でいえば、
積み木を重ねるように、
「知識」「考え方」を積んでいくので、
(あっちへ行ったり、
こっちに来たりしているうちに、)
保有する金融商品が
「あれれ?こんなに増えてるよ」という
事態になるわけです。
すなわち、『足し算』の結果です。
資産運用の業界も、
「投資 = フクザツなことですよ!」
を強調し、
こんな高度なことを
うまくやり遂げるには
プロのノウハウや知識が必要で、
「だから、
ワタシたちに任せておきなさい。」
というセールストークを
展開したりします。

わたしはこれまで、
たくさんの投資家の
『投資・履歴』を拝見してきました。
その中で、
最初は複雑な投資のあり様を
求めていたお客様が、
紆余曲折のすえ、
何年も経って
シンプルな投資のカタチに
戻って来られる・・、
いわゆる【ブーメラン現象】なるものを、
数多く目撃してきました。
今、わたしはこの年(50歳)になって、
自信を持ってこう言うことができます。
投資は『引き算』で捉えるべきだと。
ほんとうに重要なものだけを
ぎゅっと抽出して、
それを自分仕様にして
シンプルに投資を続けていく・・。
これこそ、
投資が趣味でも仕事でもない
ふつうの生活者が、
取るべき『スタイル』だとわたしは思います。

もちろん、
〇 複雑を希求 → そして、シンプルに戻る
〇 最初からシンプルで行く
のどちらが良いかは、
人によって分かれるでしょう。
結局のところ、
資産運用の【原動力】とは、
誰かからの【説得】よりも、
自分自身の【納得】なのです。
わたしは、
複雑怪奇な現象の集積である
【マーケット】を相手にする投資だからこそ、
引き算で、
あなたが理解しやすい
シンプルな仕組みにこだわるべきと考えます。
あのー、
最初はクマがお水を飲むように、
なんでも「早く」「たくさん」
吸収したいと思うものなのです。
(それはそれで、必要なことではあります)
でも、
1年、2年と経つにつれ、
「ああ、
ワタシも最初は夢中だったわね」的に、
初々しかった自分を、
冷めた目で振り返る自分も、
ぜひ持ち合わせて欲しいのです。
「投資」に対する熱というのは、
クールダウンしていくのが普通なのです・・。
