PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

「指数」はインデックス投資の影の実力者?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

世の中にインデックス・ファンドが登場する
ずっと前から、
市場平均を表す『株価指数』は存在していました。

アメリカのダウ平均やS&P500指数は、
まさに「市場の体温」を示す
『公の物差し』として、
誰もが気に掛けていたわけです。

(指数は、
『指数提供会社』が日々管理・算出しています)


ところが、
インデックスファンドやETFが登場すると、
【指数】そのものが「知的財産」に変貌します。

商品の設計上、
インデックスファンドは
【指数】という「型(かた)」があってはじめて、
成り立つものですよね。

インデックス投資の隆盛とともに、

「あのー、わたしの指数を
ファンド名として使用する際には、
使用料をいただきますね!」


と、
「指数提供会社」が
新たなビジネスを始動させても、
なんら不思議はないでしょう。


わたしは以下
かえるさんの記事を読んで、

指数って
インデックス投資における
『影の実力者』なのでは・・。


と思った次第です。

かえるさん

インデックファンドのさらなる低コスト化には"指数"が壁


かえるさんの引用元は、
ダイヤモンド・オンラインの
TOPIXや日経平均の「利用料」が高い!運用会社の不満
という記事です。


tn.jpg


先ほどお話しした、

「わたしの指数を
ファンド名として使用する際には、
使用料をいただきますね!」


は、
正確には
商標利用料』と呼ばれます。

〇 日経平均株価の場合、
商標権者は日本経済新聞社です。

〇 ダウ平均やS&P500指数では、
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社です。


ダイヤモンド・オンラインの
記事を見ると、

この『商標利用料』が
運用会社にとって
けっこうな負担になっているのが分かります。

ある運用会社の例では、
資産残高の0.01~0.03%にもなり、
収入の2割弱を占める投信もある。


なるほど・・。
運用資産残高のパーセンテージ
請求されるわけですね。


この20年で
ETFやインデックスファンドの市場が
急拡大し、

指数を提供する会社の
『商標利用料』という名の報酬が
うなぎ上りになっていることが分かります。

ちなみに、
世界でもっとも大きなETF
「スパイダー S&P 500 ETF」(SPY)は、

年間経費率(0.0945%)において
他のS&P 500型ETFの
後塵を拝していますが、

『商標利用料』がかなり高いらしい
というのを聞いたことがあります。


Cut-Cost.jpg


(ダイヤモンドの記事によると、
もうひとつ、
「指数」の詳細な情報を利用するのにも
『データ利用料』がかかるとのこと)


わたしが(ダイヤモンドの記事で)
驚いたのはここからです。

しかも投信の場合、
利用料については
両社が秘密保持契約を結ぶため、
業界全体の状況は不透明。


そっ、そうなんですね・・(-_-;)


かえるさんが言われる通り、
『商標利用料』『データ利用料』の存在が、

より低コストのインデックスファンドを望む、
私たち消費者の『壁(かべ)』になっていると感じます。

利用料の詳細について、
もっと『情報開示』があってしかるべきでしょう。

(いかがですか、影の実力者さん?)


まあ、バンガード社のような
巨大な運用会社になれば、

(経費削減のため)
【使用する『指数』を変えてしまう】
という荒技も可能なのでしょうが、

多くの運用会社にとっては、
直接【声】を上げにくい案件なのかもしれません。

★ 私たちファンド保有者が、
この【隠れたコスト】について、
声を上げていくことに
大きな意味があるのです・・。


465-125.jpg

    6月9日()in 東京・田町 13時30分~




関連記事

| 指数のお話 | 12:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT