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女性活躍ETF、ジェンダーダイバーシティETFが登場するのは、それだけ市場に「ゆがみ」があるということ?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

世の中の半数の消費者は女性です。
しかし、商品・サービス提供においては、
必ずしもそうはなっていません。

昨日(5月15日)
日本株女性活躍ETF』(2518)が
国内市場に上場しました。

「MSCI 日本株女性活躍指数(セレクト)」との
連動を目指します。

この指数(指標)いったい
どんなふうに組成されているのか?


〇 まずユニバースとして、
MSCIジャパンIMIトップ500指数を対象としています。

そこから、
〇 高い性別多様を指向・維持する日本企業を選定。

〇(具体的には)
MSCI社が算出する性別多様性の【評価軸】を用い、
各業種から女性活躍度の高い企業を選別します。

(また、企業の成長につながる
設備投資への取り組みも考慮に入れ、
構成銘柄ウェイトの上限は5%としています)


2018 年2月末時点の、
上位組入れ企業は?


KDDI        4.50%
アステラス製薬 3.40%
三菱UFJフィナンシャルグループ 2.74%
東京海上ホールディングス 2.44%
リクルートホールディングス 2.38%

NTTドコモ     2.32%
ブリヂストン    2.27%
オリエンタルランド 2.10%
HOYA       2.10%
ダイキン工業   2.08%



「消費者」はそもそも多様性に富んでいるため、
「企業側」もそうあるべきなのは
自明の理なのですが、


このようなETFが登場すること自体、

〇「企業」の人材がまだまだ偏っており、
(= 男性主体の発想であり、)
〇 どうしても思考の柔軟性に劣り、
〇 イノベーションも生まれにくい

という『現実世界』の、
裏返しのような気がしてきます。

 
「Wall Street's 'Fearless Girl' statue」

FN-AD418_FN_FEA_P_20180419095258.jpg

画像元)Getty Images


もうひとつ、
米国上場ものとして、

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが
2016年に運用を開始した
スパイダー SSGA Gender Diversity Index ETF
(SHE)があります。

当該ETFは、
アメリカの大型株約1,000社をユニバースに、

CEOもしくは取締役の中に女性がいる
(=ジェンダーの多様性を実践している)企業を
ピックアップし運用を行っています。


同ETFの組入れ企業は169社。
上位組入れ企業は、

1.ファイザー 2.コカ・コーラ
3.ペプシコ 4.IBM  
5.マスターカード 6.マクドナルド
7.アムジェン 8. テキサス・インスツルメンツ
9.ロッキード・マーティン 10.USバンコープ


となっています。
(いずれも12月31日現在)

意外にも、
S&P500指数に採用されている企業のうち、
女性が最高経営責任者(CEO)になっている会社は
わずか4%程度。

また、女性の取締役の割合は
約19%に過ぎません・・。


man-and-woman-talking-300x199.jpg


女性の社会進出を拒んでいるのは
硬直的な労働市場であり、

今現在、
『正社員・長時間労働』によって
恩恵を受けている
「既得権益層」を打破する特薬としては、

〇 「同一労働・同一賃金」の徹底と、
〇 労働市場の「流動化」が挙げられるでしょう。

(結果、何が起こるのか?)
総体として【賃金】が下落していきます。

ですので、
「既得権益層」は改革を拒んでいるのです。

似顔絵




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