PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

アクティブ投資があるから、インデックス投資が成り立つのです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

健全なアクティブ投資があってはじめて、
健全なインデックス投資が成り立つ。


わたしはそう思っています。

インデックス投資家は、
毎朝、アクティブ投資家に対して
今日もありがとうございます」と
感謝しないといけないのです。

??

ちょっと考えてみてください。

〇 なんとか人よりも早く、
他者を出し抜いてよい銘柄を探そう!
(そしてそれを素早く買おう!)


これって悪いことですか?

〇 人よりも早く
上手に銘柄を売り抜けよう!


これって悪いこと?

NO,ですよね。


無題


市場(マーケット)という
ごった煮の中で、

健全な欲】を持った
アクティブファンドや、
個人投資家、機関投資家など
世界中のさまざまな投資主体が、

自身の利益を求め、
さまざまな銘柄を、
血眼になって物色し、
売り買いしてくれるからこそ、

今日も明日も、
健全で洗練された『市場平均』が
生まれるわけです。


そうですよね?)


『市場平均』とは、
知と汗と涙の結晶なのです・・。


これは、
ロマンを求めるアクティブ投資家が
アクティブに動いてくれているおかげです。


そもそも、個人投資家にとって
1975年以前は、
すべての投資法がアクティブでした。

(バンガード社が
個人向けにはじめて
インデックス・ファンドを設定したのは
1976年のことですから)

たった43年前までは、
【すべての投資はアクティブ投資だった。】
これは偽らざる事実です。




TSU882_orenonatugakita--thumb-1000xauto-18452_20160622161051993.jpg


ところが時は流れ、
最近(特に)米国では、
インデックス投資の隆盛が伝えられています。

それに伴って
マーケットに弊害が及んでいる?とも・・。

たとえば、
5月22日付
ウォール・ストリート・ジャーナルの
「【バロンズ】インデックスファンド創始者の闘い」
という記事では、

現在、インデックスファンドは
株式ファンドの運用資産の43%を占めており、
今後3年間でその割合は
50%に達すると予想されている。

保有対象をアクティブに評価する
マネジャーがいない米国のファンドの規模は、
約7兆ドルに達する。


というショッキングな記述もあります。


これはあくまで米国の例ですが、
仮にこのまま世界中で
インデックス投資の市場シェアが拡大し、

たとえば、
10人いる投資家のうち、
6人、7人が
インデックス投資家」になってしまうと、
いったいどうなるのでしょうか?

分かりやすい例として
「日本株」を挙げてみましょう。


仮に多数派が
TOPIX(東証株価指数)との連動を目指す
インデックス商品ばかり保有すると、

時価総額の大きい企業ほど
大きく買われる傾向が顕著になり、
大型株の株価が
かさ上げされることにつながります。


apology.jpg


たとえば、
市場が急落するような場面では、

そのかさ上げされた大型株の
「下げ幅」も大きくなってしまうため、

上がるときの「上げ幅」も、
下がるときの「下げ幅」も、
より大きくなってしまうという
弊害が起こるのでは・・。

それとは対照的に、
時価総額の小さい企業が
積極的に買い上げられる機会が減り、

小型株が割安のまま放置されるという
可能性もあります。


baton-300x199_201504022101371e6_20160509124839f88.jpg


が、万万が一
そのような事態になれば、

中小型株を中心に
アクティブ投資】が
復活するのではないでしょうか。

ここまでインデックス投資が
盛んになってしまうと、
撤退を余儀なくされる
アクティブファンドも増えるでしょうから、

結果、競争相手が減った中で、
割安になった小型株を物色できれば、
それはアクティブファンドにとって
チャンス』となります。



そんな状況の中から、
優れた成績を残す『アクティブファンド』が
出てくれば、

「健全な欲」を持った投資家が相当数、
アクティブ投資に流れていくのでは・・。

わたしはインデックス投資が
「多数派」になるとは思っていませんが、

仮にそうなったとしても、
それはアクティブ投資の復活が始まる
のろしとなり、

そして、またアクティブ投資が
盛んになれば、
健全で洗練された【市場平均】が
戻ってくるわけです。


やっぱり、アクティブ投資あっての
インデックス投資だとつくづく思います・・。


〇 こちらの『動画』も併せてどうぞ!





関連記事

| インデックス投資全般 | 18:20 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT