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自分でコントロールしているように見えて、実は市場に委ねちゃうインデックス投資


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

複数の投資対象があり、
それらを組み合わせるとき、

「何に、どれだけ投資を行うかは
自分でちゃんと把握すべきだ。」


と言われます。

わたしもそう思います。

自分が何に、
どれだけ投資しているか
把握できてはじめて、

『リスクの総量』が
イメージできるわけですから。

たとえば、

日本株式3割、先進国株式7割】という
シンプルなポートフォリオを
構築するとしましょう。

これは、
「各投資対象をこの割合で持とう!」
という、
固定型のポートフォリオ」ですね。


もし、各保有割合がズレてくれば?

年に1度『リ・バランス』を行って、
自分で決めた組み入れ割合(3割:7割)に
戻してあげます。


ほら、こうすれば
「何に、どれだけ投資しているかを
自分でコントロールできます。」

ね?

そうですよね?

ん?

でも、
そうとも言い切れないのです・・(-_-;)


mig.jpg


ここでは、
日本株式(3割)は、
TOPIXとの連動を目指す
インデックスファンド、

先進国株式(7割)は、
MSCIコクサイ指数との連動を目指す
インデックスファンドを
保有しているとしましょう。


実は、それぞれの
『インデックスファンド』の中身は、
【固定】ではないのです。


??

たとえば、
TOPIXのインデックスファンドでは、

「ソフトバンク」と「伊藤ハム」の
組入れ比率には30倍以上の開きがあります。
(6月21日現在)

それは、それぞれの会社の大きさ
(= 時価総額)が30倍以上違うためです。

私たちはちょっと乱暴に、
インデックス投資 = 「市場の平均」と
言っていますが、

TOPIX(東証株価指数)は、
組入れ企業の大きさの比率
銘柄が構成されるため、

そもそも、
各銘柄の「組み入れ割合」がバラバラで、
かつ毎日【変動】します。

んー、やっぱり【固定】ではない。

でも、そもそも、
そういう「市場平均」なのです、
TOPIXって・・。


そこには、トヨタ自動車を何割、
ファナックを何割、
サイバーエージェントを何割持とうという、
固定型の概念はありません。

アメーバのように流動し、
常に移り変わるのです。



先進国株式インデックスファンドのほうは、
もっと【変動】が顕著です。

そもそも組み入れが
日本を除く22ヵ国の国・地域に及びます。

もちろん、
指数(MSCIコクサイ指数)は、
組入れる企業を明確に定めていますよ。

MSCI KOKUSAI INDEX(PDFファイル)

上記に1323社!と書いてあります(5月末現在)


business_crowdfunding.png


MSCIコクサイ指数が
内包する各企業も、
大きさ(時価総額)の比率に応じて
組入れが為されていますから、

1323社の「組み入れ割合」は
毎日【変動】し、

〇 従って、
「国別比率」でいうところの、
アメリカやオーストラリアやフランスの
比率も毎日【変動】し、

〇 従って、
「通貨別」でいうところの、
USドルや、スイスフランや、
オーストラリアドルやユーロの比率も
毎日【変動】します。


まさにアメーバのように流動し、
常に移り変わるのです・・。

私たちはこの部分に対して、
「こんなふうに固定にして!」と
介入することは出来ません。


自分で固定する(=コントロールする)
という概念を離れ、

自分が何に、
どれだけ投資しているかを
あえて「世界」という抽象に委ね、

市場が動いた結果に
ただただ従っていくのが、


たとえば、
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」ですね。

すなわち、
【世界市場ポートフォリオ】を
持つということなのです・・。

変化をごく自然なものとして許容し、
それに追随していくのが
『インデックス投資』の本質なのかもしれません。

あ




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