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家族のための信託


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「レインマン」は
1988年公開のアメリカ映画。

主演はダスティン・ホフマン、
トム・クルーズです。


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(懐かしいですね~)


映画のイントロ部分

〇 絶縁状態だった
父の死の知らせを聞き、

チャーリー(トム・クルーズ)は
葬儀に出席するため
シンシナティへ向かいます。

〇 ひそかに父の遺産を当てにしていた
チャーリーですが、

父の友人であるブルーナー医師から、

「遺産の300万ドルは信託された」


と聞いて愕然とします。

(信託は、英語ではTrustと云います)


〇「信託の受益者は教えられない」と、
映画の中で
ブルーナー氏は言うのです。

(おそらく父親の遺志なのでしょう)

〇 チャーリーはほどなく、
病院で暮らす自閉症のレイモンド
(ダスティン・ホフマン)が
「受益者」であることを知ります。

(そして、そのレイモンドが
彼の実の兄であることも・・)


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要するに・・

「信託」とはいったい何なのか?


それは、
一定の目的のために財産や権利を
第三者「受託者」に移転させ、

受託者」がその目的のために
財産等の管理を行うことを云います。


信託というしくみのポイントは、

1.財産の『法的所有権』は 
受託者」(この場合、ブルーナー医師
に移りますが、

2.『受益権』
(その財産からの果実を得る権利)は、

受益者」(この場合、レイモンド
に属するという点でしょう。


日本では「信託」というと、
『信託銀行』が思い浮かびますが、

あれは、
信託銀行が「受託者」となるケースです。
(要は事業として信託業務を行うわけです)


最近、日本でも注目を集めている
家族信託」は、

家族、信頼できる友人などに
「受託者」になってもらうケース。

映画『レインマン』の場合・・)

委託者)チャーリーの父親
受託者)ブルーナー医師
受益者)レイモンド

となっていますね。


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わたしは以前、
信託について知るために、

榊原節子 著
「欧米資産家に学ぶ ボーダレス時代の資産運用法」
(東洋経済新報社)を読んだことがあります。

そこからちょっと『引用』してみましょう。

ここに、現在はアメリカに住んでいる
日本人が受取人になっている
トラストの契約書(トラスト契約)がある。

トラスト財産は200万ドル。
そのトラスト財産から上がる
利子・配当については
受益者であるX氏がすべていつでも受け取れる。


しかし、元本部分については
X氏が必要に応じて
受取り請求できることになっているが、

それは30歳までは全体の三分の一、
35歳までは三分の二を上限とし、

残りの三分の一は彼の死後、彼の指定する人、
そのような指定がない場合は、
彼の相続人に渡されることになると
書かれている。

(引用 終わり・・)


どうでしょうか?
うまく出来ていると思いませんか?


財産を遺す人が
信託という仕組みを通じて、

財産を受け取る人が
散財してしまわないよう、
細かな取り決め(契約)を
行っているわけです。


こうすることで「受益者
(この場合、X氏)は、

【この財産は、
自分の絶対的所有に
属するものではないのだ。】


ということを学ぶわけです。


また、たとえば、
障がいがあって、
自分で財産管理ができない
子どもがいるような場合は、

親が「委託者」となり、
信頼できる人を「受託者」とし、
お子さんが「受益者」となるよう
信託を組むことも可能です。


また、自身が
認知症になるなどのリスクに備えて、

息子さんや娘さんを「受託者」として
信託を組んでおくこともできます。


わたしは今後、
日本において「家族信託」が
急速に広まっていくと考えます。

より実務的、より効率的に
次世代に
【富を維持・継承させていくニーズ】
高まるためです。


資産運用アドバイザーとして、
この方面のブラッシュアップが必要と感じています。

あ




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