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知っていました?インデックスファンドには機関投資家向けの「料金体系」があります


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

インデックスファンドと比較した場合、
ETF最大のウリは、

「うちのほうが、
継続コストがより低いですよ!」


というもの。

実際、
「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(VTI)は、

同じマザーファンドを持つ
インデックスファンド版の、

「バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド」(VTSMX)に比べて、

年間経費率が安くなっています。

〇 VTI・・  年0.04%
〇 VTSMX・・年0.14%



でも、ココちょっと
注意】が必要です。

今、申し上げた
インデックスファンドの
正式名称は、

Vanguard Total Stock Market Index Fund Investor Shares」(VTSMX)です。

そう、ポイントは、
Investor Shares」というところ。


これって、
個人投資家向けの【通常版ファンド】、
という意味合いです。

年0.14%の経費率とは?
通常料金】のことなのです・・。


investors shares

バンガード社のページにも
Investor Shares」と載っていますね。


実は、
まったく同じインデックスファンドで、
別のクラス』のものがあります。

??

「もし、あなたが
1万ドル以上投資してくれたら、
特別待遇の継続コストにさせていただきます」


という、
(なんと言いますか、)
ちょっとVIP待遇版です。

それが、

Vanguard Total Stock Market Index Fund Admiral Shares」(VTSAX)です。


Admiral Shares

そう、
Admiral Shares」という【別のクラス】。


新幹線でいえば、
「普通車」と「グリーン車」の
違いのようなものでしょうか・・?

そして「Admiral Shares」になると、
年間経費率は(ナント)
年0.04%に!

そう、
ETF(VTI)と同じになるのです。


話はこれで終わりではありません。

実はプロの投資家、
資産運用を生業としている
(いわゆる)「機関投資家向け」に、

さらに『優遇された手数料』が
用意されています。

ここからは、
ETF.comの記事

ETFs Still Missing From 401(k)s』から
引用してみましょう。

Vanguard also has three tiers of institutional pricing.
For a $5 million minimum investment
in the Vanguard Total Stock Market mutual fund,
the institutional cost is 0.035%.

For Institutional Plus,
which requires a $100 million minimum investment,
the cost is 0.02%, while that expense ratio drops
to 0.01% for Institutional Select,
which requires a $5 billion minimum investment
.



要は「機関投資家向け」に

〇 500万ドル以上投資してくれたら、
年間経費率を0.035%にします!

〇 1億ドル以上投資してくれたら、
経費率を0.02%に!

〇 50億ドル以上投資したら、
経費率は0.01%にさせていただきます!


と謳っているわけです。


220px-BerlinMarathon.jpg


そう、現実に、
「バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド」では【一物五価】となっています。

翻ってETFでは、
個人でも機関投資家でも
「経費率」は同じであるはず・・。


そういえば、先月、
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の
運用管理費用が、
0.60%に引き下げられましたが、

これなどまさに、
バンガードインデックスファンドの
より継続コストが低い【クラス】に
移行できたために、
実現可能となったわけです。


Sunk-Costs.jpg


最後に、先ほどの
「Investor Shares」と
「Admiral Shares」の話に戻ってみましょう。

これって、
個人投資家向けの、
「普通車」と「グリーン車」の
違いみたいなもの。


と言いましたが、

日本で設定されている
インデックスファンドでも、

大口の個人投資家、
たとえば、ですが、
1000万円以上
ファンドを購入し、保有してくれている人には、

優遇された運用管理費用を適用する
というような、
サービスの差別化があってもよいと
わたしは思います。


▼ 山崎元さんのこちらの記事もご参照ください。
リテール投信、DB年金、DC年金の運用手数料の歴史的覚え書き

(アクティブファンドでも、
個人投資家と機関投資家向けで
運用管理費用に驚くほど「差」があることが分かります)

あ




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