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日本でインデックス投資が広まるのは(まだまだ)これからです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

これまでの、
日本におけるインデックス投資の普及を
振り返る際、

最大の功労者として挙げられるのは
インデックス投資ブロガーさんではないでしょうか。

以下、2つの点で評価されるはずです。

1.積み上げられた情報が
単なる知識、考え方ではなく、
(インデックス投資の)【実践記】であること。


2.インデックス投資のコンセプトを、
良い意味で【拡大解釈し・再概念化】したこと。


特に2.の功績は、
大きなものだと思います。


たとえば、

「あのさ、俺、インデックス投資してるの。
先週、アジア新興国株式インデックス買って、
4万円儲かったから、今日売ったんだ。」


というセリフを聞いて、

私たちは何かしら
違和感」のようなものを抱くはず・・。


なぜなら
この人は、

インデックスファンドは用いていますが、
インデックス投資を
しているわけではないからです。



インデックス投資とは、

〇 リタイア後の
資産形成のための手段であり、
長期

〇 リスクを抑えた合理的な
投資の手段である。

⇒ 資産の分散、国・地域の分散
⇒ 時間の分散 ⇒ つみたて

このことを、
数多のブロガーさんの記事から

投資の未経験者が、
(無意識に)
しかも体系的に学んでいるのです。

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いみじくも
水瀬ケンイチさんは
ベストセラー
お金は寝かせて増やしなさい】の中で、

インデックス投資を
次のように定義されています。

世界中に分散したインデックスファンドを
積み立て投資して長期保有すること。


とっても明確ですね(^^ゞ

別に投資に限りませんが、

【具体的に概念化された行い】のほうが、
(そうでないものより)
実践しやすいものです。


では、
インデックス投資の先進国
アメリカでも、

多くの投資家が
ブロガーの影響を受けて、

長期・分散・つみたてをモットーとした、
『インデックス投資』を
実践していったのでしょうか?

ん?
それはちょっと違うようです。


アメリカと日本では
「時間軸」がズレています。

(米国で)インデックス投資が
広まり始めたのは1990年代のこと。
まだ、ブログという概念はありません(-_-;)


では、アメリカ人は自ら
少しずつ理論を積み上げ、

長期・分散・つみたてという、
インデックス投資の概念を
確立していったのでしょうか?

ん?
それもちょっと違うようです。


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米国では、
1974年に
〇 税制優遇がある「個人退職口座」
いわゆる(IRA)が始まり、

そして、
1978年に
〇 確定拠出年金制度(401kプラン)
スタートしました。

これら【税制優遇制度】が作られ、
広まる中で

自然と
インデックス投資に触れ、
そのコンセプトが
具現化されていったのです。


税制優遇制度では、
商品ラインナップが
(良い意味で)限られており、


みな自然に「投資信託」に
触れていった。


アカデミックな分野からの
低コスト」「分散」という
考え方の普及もあった。
(結果「インデックスファンド」を選ぶ人が増える)



何より
税制優遇制度は
文字通り「税の優遇」があるため、

利益の繰り延べを(長く)行ったほうが
より有利になるという
インセンティブが働いた。


すなわち、
長期」という概念が
自然に広まっていった・・。


最後に「つみたて」ですが、

これはもう
制度そのものが
毎月の拠出を続けていくものなので、
空気のように広まっていったのです。

つまり?


つまり、
別にアメリカ人が
特別投資に詳しかったとか、

リスク選好度が高かったわけでは
ないわけです。

【制度】が【人の行動】を後押ししただけ。



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わたしは
日本において
インデックス投資が広まるのは
(まだまだ)これからだと思っています。

なぜなら、
【税制優遇制度】が認知され、
広まっていくのが
これから」だからです。

確定拠出年金を例に挙げてみましょう。

〇 個人型・確定拠出年金・・100万人突破!
〇 企業型・確定拠出年金・・650万人突破!


一見
すごい数字のように見えますが、
総務省が発表している最新の
就業者数は6715万人です。

確定拠出年金の普及は
まだまだ緒に就いたばかり・・。


iDeCo(個人型・確定拠出年金)や
つみたてNISAが広まるなかで、

投資信託に触れ、
インデックスファンドを知り、

「長期」「分散」「つみたて」という
具体化された
インデックス投資の概念を知る人が
増えるのは・・

これから、なのです。

投資に限らず、
優れた制度やシステムは、
人をより良い方向に
自然に導いてくれるものなのですね。

あ




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