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長期・分散って、資産運用の『原始の姿』なのです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

その昔、ヨーロッパの貴族は
「文化」を生み出しました。

たとえば
「お抱え画家」を雇って、
絵を描くことに専念させたのです。

また貴族は
資産運用会社」も生み出しました。

自分たちの巨万の富(資産)の管理を、
専業の者に任せたのです。

そう、これが実質的な
資産運用の始まりです。


真のお金持ちの気持ちは
(真のお金持ちになってみないと
分かりませんが、笑)

おそらく
お金を増やすことより、

いかに資産の価値を
(長期的に)減らさないようにするか・・。


ココに力点が置かれていたはずです。

運用会社のルーツは↑このように、
スタート地点から『長期のマインド』で
醸成されていたのです。

※ おそらく
次の、次の「世代」のことまで考えて
資産管理していたのでしょう。


1200px-Louis14-Family.jpg


また、戦争に明け暮れた
昔のヨーロッパのことです。

国が滅びて併合されたり、
(当然国の名が変わります)

言語が変わり、
宗教が変わり、
ときに王侯貴族は暗殺され、

通貨の呼び名、種類が変わり、
信じられない物価高が起こったり、
飢饉が発生したり、

名前も住む場所も
度々変えていかざるを得ない・・。


戦争


そのような可能性がある中で、

「あらゆる状況を想定しないと!」


という気持ちが、

【リスク分散】という
運用における技(わざ)を、
醸成させていったのではないでしょうか。


運用会社のルーツは↑このように、
スタート地点から『リスクに備える』を
意識していたのです。


つまり?

つまり
長期・分散の「こころ」って、
実は
資産運用業の【原始の姿】なのです。



お金を増やす、
資産を守るという行いが、

何百年もかかって
「ふつうの市民」にまで
下りてくると、

投資信託という道具が
登場することになります。


「えっ、日本ですか?」

残念ながら日本では、
見える景色が大きく違っています。

日本では1940年に
投資信託の歴史が始まります。

藤野英人さんの書籍
ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義】に
詳しいですが、

日本における投資信託は、

「こういう道具が生まれて欲しいな」


という需要者の声ではなく、
(実は)国策によって作られたのです。


戦前の投資信託は、
国家が
投資資金をまとめて管理し、

また、軍需などの重点産業に
お金を回りやすくするための
『道具』でありました。

そして戦後は、
財閥の解体、財産税の徴収によって
大量の株式が市場に吐き出されたため、

これを吸収する目的で
「証券投資信託」として整備されたのです。

 
gctv-mistakes.jpg
    (悲し・・)


歴史時間という長いタームテーブルで
思考すれば、

日本の資産運用ビジネスを変えるカギは、
「官製」を打破して
「需要者(民間)」の声に
真摯に耳を傾けることでしょう。


忘れずに!
資産運用業のスタートは
【長期・分散】であったのですよ。

あ




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