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カンさん、IFAの人って、金融機関に属さない中立的な立場なんですか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

個別相談業務をしていますと、

「以前、IFAさんに相談したことがあります。」


というお客様に遭遇します。

(累計でいうと20名様近いのでは・・)

IFAとは、
Independent Financial Advisor の略です。

(日本語的には、
独立系・フィナンシャル・アドバイザー)


また、すでにIFAの存在をご存じで、
「カンさん、IFAの人ってどうなんでしょう?」
とご質問をいただく場合もあります。

より具体的には、

「IFAの方って、
本当に金融機関に属さず、中立的な立場なんですか?」


という質問です・・。

(実は)↑つい先週、いただきました(^^;


illust14.gif


わたしは個々の『ビジネスの形』を、
あれこれ批判するつもりはありません。
(また、その資格もありません・・)

ただ、

IFA業者 =
「金融機関に属さない」というのは、
少々違和感を覚えます。


もちろん、IFAの人は
たとえば、楽天証券の社員ではありません。

しかし、
IFA = 金融仲介業者ですから、

それぞれが所属されている、
証券会社 = 【金融商品取引業者】が
存在します。

これを
【所属金融商品取引業者】と云います。



(あくまで
わたくし個人が見聞きした印象ですが、)

IFA業者は
金融仲介業者として、

複数の証券会社(金融商品取引業者)と
【業務委託契約】を
結んでいるところが多いようです。


もっとも多いのが、
―これもあくまで、
わたくしの個人的な印象に過ぎませんが、―

 【所属金融商品取引業者等】
SBI証券
楽天証券


のパターンだと思われます。


たとえば、
IFAのお客様が
投資信託等の購入をする際、

IFA業者さんが
顧客の『取引』を、

証券会社
(=所属の金融商品取引業者)に
仲介することになります。

当然、
IFAさんは
金融機関から
手数料(コミッション)を受け取ることになるわけです。


commission.png


ところで、
こういう『アドバイザー』の形態って
海外ではどうなっているのでしょう。

実は米国での
「資産運用アドバイザー」の主流は、

もはやIFA
Independent Financial Advisor ではありません。

RIA
Registered Investment Advisor なのです。

RIAって?

全米各州で登録する
「登録投資アドバイザー」のことです。



アルファベットばかりになって
恐縮なのですが(^^;

IFAとRIAはいったい何が違うのでしょう?



RIAは基本
金融商品の仲介で
手数料(コミッション)を得ることはありません。

RIAは
顧客からのサービス料金
(日本語的には、資産管理料、投資助言料)で、
生計を立てているアドバイザーのことなのです。


この、
顧客から得るサービス料金のことを
(フィー)と呼びます。


蛇足なのですが、

楽天証券のサイトページ
IFAを目指す方へ」では、


楽天

のように、

IFAが
RIAとよく似た
アドバイザーの形態だと、
誤解を招きかねない説明が為されています。


実は資産運用業界では古くから
論争』があります。

あなたのアドバイザーは
金融商品を組成、または販売している
金融機関から『収入』を得ていますか?

それとも、
顧客から直接『収入』を得ていますか?


これっていったいどっちが良いの?
という類の【論争】です。


実は、
アメリカ、イギリス、オランダ、
オーストラリアなどでは、

金融機関からの『収入』(コミッション)ではなく
顧客から直接『収入』(フィー)を得ている、

いわゆる
フィーベースの『アドバイザー』に
主流が移行しています。



この理由を、
ちょっと『消費者目線』で考えてみませんか。


10-emag-WP-friendship-iStock.jpg


仮に
金融商品の取引を【仲介】してしまうと、

〇 どれくらいのボリュームで
顧客に金融商品を買ってもらったか。

〇 手数料収入が少ない金融商品を
顧客に買ったもらったのか、
それとも、手数料収入が多い金融商品を
買ってもらえたのか。

これらにより、
アドバイザーの【収入】が
如実に違ってくるわけです。



そうするとアドバイザーは、

〇 顧客の最善の利益と
〇 自らの収入の多寡という、

とても悩ましい
天秤(てんびん)』を
魂の内に抱えてしまうことになります。


天秤


単純な話、

仮に期待リターンが同程度の

Aファンド(運用管理費用 0.4%
Bファンド(運用管理費用 1.5%)の
投資信託があった場合、

顧客の負担する
「けいぞくコスト」が安いのは
Aファンドですが、

それを推奨すると、
アドバイザーの収入は
(Bファンドを勧めた場合に比べて)
減ってしまうわけです・・。

そうすると、
利益相反
Conflicts of interest (COI)に陥る可能性が
出てきます。



海外の一部の国で、
フィーベースの『アドバイザー』に
主流が移行しているのは、

もちろん、
監督官庁の後押しもありますが、

シンプルに、
数多の消費者の
【選択】の結果に過ぎません。

いつでも
新たなニーズを創るのは
消費者自身なのです・・。


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