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今年の損益がマイナスに!= わたしの投資は失敗なの?(企業年金連合会に学ぶ)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

どうやら米国、日本とも2018年は
主要な株価指数で見た1年の「収益」が
マイナスで終わりそうな気配です。

「ああ、今年はダメな1年だったなあ・・」と、
あなたは落胆しますか?



せっかくリスク分散を考え、
コストのことも考慮し、

いくつかのファンドを組み合わせて
自分の投資体制を作ったのに、

1年を通じてその「収益」が
マイナスになるなんて、

「これって自分の(選択の)失敗だ!」


と思い込んでしまうのは、
真面目な投資初心者にありがちなこと。

でも、
でも・・、

(それは)あなたの「失敗」ではないのです。


長く投資を続けていれば、

いくら分散を施しても
いくらコストに気を配っても、

収益がマイナスになってしまう「年」は
発生します。

これは避けようがありません。


〇 収益がマイナス → 自分の失敗
ではなく、

〇 収益がマイナス → あっ、来たか。
ぐらいに思ってください。



ちなみに2017年は?
(どうでしたか?)

市場は大きく伸び、
(良すぎた)1年でした。

また、あなたは
忘れているかもしれませんが、

実は2015年も、

米国の主要な株価指数は
前年比マイナスで終わった、
いわゆる「マイナスの年」だったのです。


無題


あれ?
けっこう『マイナスの年』ってあるんだ。

はい、それが長期投資の本質です。



もしも、の話ですが、

あなたが欲張り過ぎず、
堅実な投資姿勢をずっとキープしているのに、

16年間「ポートフォリオ運用」を続けて、

そのうち、
マイナスの年が
6回もあったら、
あなたはどうしますか。


(気持ちがめげてしまいませんか?)


実は上記を
企業年金連合会さん」が
すでに経験されています。


「企業年金連合会」って?

企業年金連合会は、
企業年金があった会社を
退職された人たちの年金原資を
本人に代わって運用し、

一定年齢が来たのちに
年金を支給するまでの仕事を行っています。


要は?

要は(半ば公の)運用会社なのです。


その「連合会さん」の運用体制って
今、どうなっているのでしょう。

企業年金連合会のサイト
年金資産運用状況』の、

PDFファイル
2017年度(平成29年度)」をクリックしてみましょう。

そこに【資産構成割合】(2018年3月末)
という項目があります。


資産配分


これが「連合会さん」のポートフォリオです。

〇 ちゃんと分散していますね。
〇 リスクも取り過ぎていませんね。

あなたやわたしの資産運用と
基本的な考え方は同じなのです。

(まあ、向こうは
運用資産が10兆円以上ありますが(^^;


わたしは昔から「連合会」の
運用体制に興味があって、
記録がたどれる1985年度から遡って
毎年の損益をチェックし続けてきました。

弊所のセミナー資料として
活用させていただいたりもしました。

以下、
わたしが作った資料からの抜粋です。

1998年度から
2013年度までの
「16年間」の連合会さんの
ポートフォリオの毎年の損益・・。



企業年金連合会


本当に6回も、
「マイナスの年」が 発生 しています。


上の例だと、単純に
10年間運用を続ければ、
3.75年は「マイナス」になってしまう計算です。



でも、
でも・・、

それって長期投資では
格別変わったことではなく、
至ってふつうに、起こりうることなのです。

そして、上の折れ線グラフを見ると、
「連合会」の運用では、

2000年、2001年、2002年度と
3年連続で
損益が「マイナス」に。

さらに、
2007年、2008年、2010年度も
「マイナス」です(-_-;)


リスク分散を施し、
安全資産も十分確保し、
きちんと「リ・バランス」も実行しているのに、
ですよ。


(ちなみに)

上記の16年間の「数字」は
わざといちばん
「マイナスの年」が多い帯で取っていますが、

もちろん、
16年間の収益は「プラス」になっていますよ。

長期投資とは、

「長い時間軸」
「長期の視野」を維持する
訓練そのものなのかもしれません・・。

あ




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