★★★★★(星5つ)、これって買うべき?
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
個別相談で
モーニングスターの『格付け』
(スターレーティング)について
質問を受けることがあります。
中には
星の数が多いファンド群を印刷して、
わざわざお持ちになる人もおられます。
星の数による『評価』は
分かりやすいですね。
わたしも、
(定休日の火曜日に)
映画を観に行くときは
★★★★★
★★★
気にしていますw
映画だけではありません。
食べログで
イタリアンレストランを
検索するときも、
アマゾンで書評を見るときも、
もう、
頭の中に
『星の数・評価』のしくみが
インプットされています(^^;
じゃあ、
投資信託でも

を見て、
これから購入すべき
投資信託を決めてもよいのか・・?
いいえ、
わたしはお勧めしません。
投資信託という商品は
映画や、レストランや、書籍とは
本質的に異なります。
過去の「中身」(= 成績)が
当てにならないためです。
映画「エクソシスト」は
あなたが土曜日に観ても、
わたしが火曜日に観ても、
はじめから終わりまで
「中身」は同じですね。
「イタリアンバル Figao」に行って食べる
ワタリガニのパスタの味は
(いつ行っても)同じのはず・・。
水瀬ケンイチさんのベストセラー
『お金は寝かせて増やしなさい』の中身も
1ページ目からラストまで
まったく同じです。
でも、
投資信託は違います。
同じ効用(効き目)が
いつも・期待できるわけでは・ないのです。
運用業界では
こういう言い方をします。
そのファンドの『過去の成績』は、
未来の『パフォーマンス』を
保証するものではありません。
もっと平たく言うと?
『過去の実績』と
『未来の成績』はまったく別物なのです。
星の数による
ファンドの『格付け』は
ファンドの
過去の成績への【評価】に過ぎません。
モーニングスターのレーティングをもとに
投資信託を選ぶのは避けたほうが無難でしょう。
▼ こちらの記事もご参考に!
WSJの記事『モーニングスターの幻、投信格付けの真実』

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