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バンガードETF、VTの経費率が年0.09%に引き下げ!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

バンガードETFの
【経費率】の改定が発表されています。
『リリース』はこちら


バンガード

※ 左側の数字は改定後。
右側の数字は改定前。上記図表は
バンガード・インベストメンツ・ジャパンの
リリース内容から一部抜粋しています。


一例ですが、
「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」(VT)の経費率が、とうとう年0.09%まで下がってきました。

(まさに)隔世の感あり・・。


バンガードETFの
けいぞくコストの
【断続的な】引き下げは、

ついつい、
毎年の「桜の開花予想ニュース」のように、
当然のこととして
受け取ってしまいがちですが、

(もう)これは
本当はスゴイことなのです。


VTは2008年に設定されましたが、
1年後の2009年6月、
楽天証券にて念願の『取扱い』が始まりました。

そのときの経費率は・・?
年0.30%。

「えっ、ウソ!」

「ホントです。」


楽天

楽天証券サイトより。


「でも、カンさん。
インデックスファンド(ETF含む)って、
規模の商売だから、

純資産額が大きくなればなるほど、
(運用の中身は同じだから)
コストの引き下げってし易くなるんでしょ?」


はい、それはそうです。

でも、バンガードの場合、
それだけではないんです。


同社に独特な『会社形態』が、
持続的なコスト引き下げを
可能にしているのです。


??


皆さんは、
日本の漢字生保会社、
よくご存じですよね。

(ニッセイとか、明治安田とか、住友生命とか・・)

たとえば、
明治安田の正式名称は、
明治安田生命保険相互会社です。

あのー、相互会社って?


保険に入っている人(契約者)自身が
会社の「社員」になっている形態です。


(実は)バンガード社も
それに似た形態を持っています。


02d928c.jpg

(※ 余談ですが、
先般亡くなられたバンガード創設者
ジョン・C・ボーグル氏が
この「相互会社形態」を目指したことは
画期的なことだと思います)


バンガードでは、
バンガードのファンドを保有する人
(ファンド保有者)が、

バンガードという会社そのものを
『所有』しているのです。


換言すると、
バンガードという会社は、

ファンド保有者以外によって
「所有」されていないということ。


つまり?

つまり、
【外部の株主】が存在しないのです。



ちょっと想像してみてください。

【外部の株主】がいなければ、
その人たちのために
「利益」を出したり、
「配当」を出したりする必要がないので、

【ファンド保有者のほうだけを向いて
経営ができます。】

結果、実質的に
【実費経営】が可能になる、というわけです。

(ココ、伝わっていますか?)


icon01.png


わたしよりも数倍、
このスキームについて
詳述した記事を、

2012年に
日本経済新聞社の
田村正之さんが書かれています。

日本と大差、米巨大投信「顧客本位」の秘密

以下、同記事からの引用です。

「同社は資産が大きくなって収入が増えて
コストを上回ってくれば、

それぞれの投信の決算期ごとに、
その分、エクスペンス・レシオを引き下げて
投資家に還元し続けている。

『かかったコスト(実費)だけしかもらわない
実費経営がバンガードの基本』(バンガード・インベストメンツ・ジャパンの加藤隆代表)なんだ」


※ エクスペンス・レシオとは経費率のこと。
※ 加藤隆代表は当時(2012年時点)


来年以降も、
VTをはじめ、
バンガードETFシリーズの経費率は
逓減を続けていくことでしょう。

(ホントはすごいことなのに、)
それを当たり前に
粛々と実現していく
バンガード社の姿勢には頭が下がる思いです。

(あっ、そんなバンガードETFに
投資を行うインデックスファンド、

楽天・バンガード・ファンド』も、
けいぞくコスト、引き下げてくれますよね?)

【追記】 2019.03.13

はい、楽天投信投資顧問さん、
ちゃんと実行してくれました!
「楽天・バンガード・ファンド」シリーズ実質的にご負担いただく運用管理費用の引き下げについて

あ




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