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確定拠出年金の転職リスク


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

『確定拠出年金』の良いところ。

それは概念的に云えば、

加入者である「あなた」が
主人公である点です。


あなたが『主役』ですから、
たとえば転職して、

〇 個人型の確定拠出年金(iDeCo)から
〇 企業型の確定拠出年金(DC)へ移っても、

あなたの【資産】は
持ち運び可能なのです。

「やったー!



でも、です。

【資産】は一度ぜんぶ売って
『現金化』しないといけません。


「あーあ。」


この、
【確定拠出年金の転職リスク】とも
云える出来事を、

lostmonkeyさんが、
IDeCoから企業型確定拠出年金への移換【体験談】
という記事にまとめられています。


lostmonkeyさんは
転職に伴って、

「iDeCo」から「企業型DC」へ
資産の『移換』を余儀なくされました。

以下、引用)

一連の手続きが終わると、
今まで拠出してきたIDeCoの資産が
あるタイミングで
企業型DCに移ることになります。

しかし、移すタイミングは指定できませんし、
わかりませんので、注意が必要です。

引用、終わり)



この、

―移すタイミングは指定できませんし、
わかりませんので、注意が必要です。―


の部分が、
確定拠出年金の
移換】の何たるかの本質なのです。


無題


実際、
一度手続きに入ってしまうと、

いつ、
(従前の確定拠出年金の)
資産が売却されるのか、


あなたには「選択権」がありません。

また、いつ、
(現在の確定拠出年金の口座に)
資産が入金されるかも、


あなたには分かりません。

(そしてこの【移換】には、
最低2ヶ月程度はかかってしまうのです(-_-;))


わたしが
lostmonkeyさんの記事を読んで
驚いたのは、

「iDeCo」から「企業型DC」に
資産が移換された際、

入金されたお金で『自動的に
ふたつの株式ファンドが
一度に』買い付けられた、

という事実です。


以下、引用)

IDeCoからの移換資金も、
自動的にこの2つの商品の購入に
充てられました。

手続きの際、
「移換資金をどの商品の購入に充てるか?」
といった指定は無かったかと思います。

引用、終わり)



これはlostmonkeyさんが
すでに「企業型DC」に加入済みで、

毎月の拠出額ですでに
ふたつの株式ファンドを
積み立てていたため、と思われます・・。

【追記】

上記の例は
「共通配分指定」と呼ばれます。

毎月の掛金(定時拠出)の
『配分指定』を行っていると、

移換金(積み上がったご資産)についても、
同じ『配分割合』が適用されることを指します。

lostmonkeyさんの「企業型DC」では、
運営管理機関がこの共通指定配分を採用していると思われます。

(上記については
竹川美奈子さんに教えていただきました。
竹川さん、ありがとうございます!)



天秤


【以下、また別のお話ですよ。】

以前、コンサルティングの中で
「企業型DC」から「iDeCo」への
移換のご相談がありました。

その人は楽天証券のiDeCoを
選択されたのですが、

楽天証券の『移換申込書』には
次のふたつの記入欄があったと記憶しています。

1.今後、iDeCoで拠出していく
毎月の掛金について、
【金融商品】と【配分の指定】。


2.移換資産そのものの
【金融商品】と【配分の指定】。


(当然、
ポートフォリオ運用を目指す者なら、
【1の配分 = 2の配分】
目指すべきですね。)


もしかすると、
2.移換資産(まとまったお金)については、

一度に】投資信託などの金融商品に
買い換えを行わないといけない。

と感じられるかもしれません。

が、別のやりようはありまして、

ご相談者はすでに200万円超の
「移換資産」があったのですが、

このお金をいったん全額
定期預金」の購入に充てました。

その後、規則的に
・『定期預金』を売却し、
・『投資信託』を分割して購入していくことで、

1年ほどかけて、
資産の移換】を完了させたのです。


(※ すなわち投資時期の分散を図ったわけです)


⇒ 以下、歴然とした事実ですが、
私たちが「キャリアアップ」を目指して
転職する際、

確定拠出年金の「窓口」が
変わる可能性があります。

それに伴い、

〇 同じ投資信託で、
〇 絶え間なく
〇 一貫した運用が続けられなくなる『リスク』は
心に留めておくべきでしょう。


無題

また、

〇「iDeCo」から「企業型DC」
〇「企業型DC」から「iDeCo」
〇「企業型DC」から「企業型DC」

〇「iDeCo」から「iDeCo」
(これは↑金融機関の変更)


いずれの場合も、

新たな確定拠出年金「窓口」での

毎月の掛金の
【配分指定】だけで終わらないよう、
注意が必要でしょう・・。


移換資産(まとまったお金)について
あなた自身がどの投資信託に
どれだけ買い付けていくかを【指定】しないと、

つまりは
【全体の買い換え】が完了しないと、

ポートフォリオの
【お引っ越し】は終わらないためです。
(この点、くれぐれもご注意を・・)


【追記】

中には「企業型DC」と「iDeCo」の併用が
可能な企業も存在します。

ただし2017年1月以降に
企業年金規約を改定している会社に限られるため、
その数は非常に少ないと思われます・・。


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