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そして、ジョージ・スティーブンスさんの心配事です


こんにちは、カン・チュンド です。

今よりも、
世界経済のパイがうんと小さかった頃、
19世紀のお話です。

産業革命を成し遂げたイギリスでは、
経済の成長速度が 急速に鈍化していきました。
国内では【資金が余り、低金利の状態】になります。

一方、欧州大陸では ナポレオン戦争後の混乱もあり、
【資金が不足し、高金利の状態】でした。

昨日スティーブンスさん(1841~1917)は
こう言っていましたね。

「イギリス一国に 投資の成否 を託すより、
世界に広く投資することで、
投資が成功する可能性は高まる」と。

実際、19世紀から20世紀にかけて、
イギリスは 欧州大陸、そして
当時 新興国 だった「アメリカ」に投資を行います。

(1869年にアメリカで開通した「大陸横断鉄道」は、
大きな投資案件のひとつでした・・)

まさに、
■ リスクマネーが世界に浸透し始めたのです・・。

もちろん、リスクマネーが世界に浸透するための
【道具】も揃い始めたのですよ。
(投資信託や 株式や 債券の起債など・・)

わたしは、
当時のイギリスの 投資行動 が、
今日まで脈々と連なる「グローバル資本主義」の
さきがけだと思っています。

さて、リスクマネーの恩恵を受けて、
重工業の分野で ドイツ が勃興し始めます。

やがて 日本 という新興国が登場してくるのです。

イギリスに シュローダー という
資産運用会社がありますが、

この会社、1870年に日本政府が
新橋~横浜間に「鉄道」を敷設するにあたり、
【外債】発行の 主幹事 を務めています。

外債・・ 外貨建てで発行する「債券」のこと。
(この場合は、鉄道敷設を行うための債券発行ですね)

主幹事・・ 国や会社が発行する証券を
引き受ける証券会社のうち、中心となる会社のこと。

あるいは皆さんは、
「母をたずねて三千里」を覚えていますか?

(何を突然!?)

19世紀の終わり、
イタリアのジェノヴァに暮らす少年マルコが、
アルゼンチンに出稼ぎに行った母に再会するため、
はるばるブエノスアイレスへと旅する物語です。

当時は、イタリアからアルゼンチンに
たくさんの人が「出稼ぎ」に行っていたのですね。

Why ?
アルゼンチンがまぎれもない【先進国】だったからです。

生生流転・・。

< 万物は限りなく生まれ変わり、変化しつづけます >

そのアルゼンチンでも
「金融危機」が発生しましたね。
(2001年12月・・)

2度の世界大戦を経たドイツは
国がふたつに分断されますが、
ベルリンの壁崩壊からわずか1年で「再統一」を果たします。

(実は)それ以前からドイツは、
経済開放政策に舵を切った 中国 に
多額の投資を行っていたのです・・。

イギリス
 
欧州   アメリカ
   
イギリス  欧州   アメリカ
     
イギリス  欧州   アメリカ    日本
         
イギリス  欧州  アメリカ・カナダ  日本 
オセアニア シンガポール  香港

かつてはヨーロッパの一部のみだった
【先進国】が拡大していますね。

たくさんの【中進国】の中から、
「先進国」の仲間入りを果たす国が現れるでしょう。

やがて数多の【新興国】が「中進国」となり、
そして「先進国」へと近づいていくのです・・。

世界経済はこの200年でかつてないほど巨大になり、
今またその「成長の速度」を早めていますが、

それでも、

4ドアのクルマを買い、
クレジットカードを持ち、
夏には家族で旅行するという
「中産階級的な暮らし」を手に入れているのは、
まだ【ごく・わずかな人々】なのです。

近代は まだまだ終わりません・・。

■ 経済のグローバル化 が
遅れてきた国々に「成長の機会」を与えるのは
(ここ、重要なのですが)

 これからなのです。

(実は)あなたにも出来ることがあります。

それは【世界に投資をすること】です。

これはボランティアでも施しでもありません。
これはあなたが生きる「ひとつの道」ですが、
同時に【社会的な責務】でもあると
わたしは思っています。


ジョージ・スティーブンス(1841~1917)は
晩年 次のような言葉を残しています。

「投資のお陰で
わたしは自分の資産を殖やすことができた。

しかし、こんなに大きな利益を
実現してしまって本当によいのだろうか?

わたしのあとに このファンドを購入する人は
ほんとうに儲けることが出来るのだろうか・・?」

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