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ゴールデンウィークは運用報告書の『トータルコスト』を読む練習!?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

いつも思うのですが、

投資信託という道具は、
保険商品と比べて、
5倍くらい『情報開示』をしてくれています。

あなたがプルデンシャル生命の
豪ドル建て個人年金保険を買っても、
ストライプスーツを着た
ライフプランナーの人は、

いったいその商品に
どれくらいの【コスト】がかかっているのか、
教えてくれません。


sagishi.png


いっぽう投資信託なら、
ネットを駆使すれば
上から下まで
【コスト体系】が数字で分かります。

この『差』は、
馬車とレクサスの車くらい大きいのでは?


投資信託の「けいぞくコスト」としては
【運用管理費用】が知られていますが、

実は
ファンドに継続的にかかるコストは、
【運用管理費用】だけではありません。

ファンドの年間トータルコストとは?
【運用管理費用】+【その他の諸々の費用】
なのです!



「その他の諸費用って?
どこで知るの?」

ハイ、
投資信託の運用会社のサイトに行き、
該当するファンドの
【運用報告書】を見ることで分かります。


【具体例】を挙げてみましょう。

『フィデリティ・欧州中小型株・オープン』の、
【交付運用報告書】はコチラ

上記2ページを見ていただくと、
1万口当たりの費用明細』と載っています。

ここでは、
「Aコース(為替ヘッジ付き)」のほうを
見てみましょう。


1万口あたり


(a)信託報酬  197円  0.833%

というふうにほら、
金額ベース】と【比率・パーセント】の
両方が載っていますね!

(これは分かりやすい。)

「えっ、でも、カンさん。
信託報酬(運用管理費用)0.833%って、
安くないですか?

これって、アクティブファンドでしょ。」



あっ、失礼!
ココ、皆さん、注意してください。

当該ファンドは、
6ヶ月に1回、決算を行っている】ファンドなのです。


交付運用報告書

ほら・・5月から11月って書いてあります。


すなわち、
この0.833%って、
「6ヶ月間の数字」なのです。

⇒ なので、年率で
【運用管理費用】をイメージするためには、

0.833% × 2 = 1.666%
としてあげないといけません!


(※ 実際は 決算日の
【1万口当たりの値段】(=基準価格)で

信託報酬(運用管理費用)を
出しているわけではなく、

期中(この場合は6か月間)の、
【平均の】基準価格に基づいて
出しているのですよ・・)



さて、次に【交付運用報告書】で
注目して欲しいのは、

信託報酬(運用管理費用)の
取り分】です!

とりぶん??


信託報酬(運用管理費用)って、

○ 運用会社と
○ 販売会社と、
○ 受託会社(信託銀行)の「3社」で、


分け合っています。

その【取り分】も、
ちゃんと運用報告書で
開示してくれているのです!


TCO.png


(投信会社) (94) (0.395)
(販売会社) (91) (0.383)
(受託会社) (13) (0.055)

ほぉ~。


いいですか・・、
左側の数字が『金額ベース』、
右が『比率・パーセント』を示しています。

こうやって見てみると、
販売会社って、
けっこう【取り分】が多いと思いませんか?

この販売会社に渡す報酬分が多いことで、
結果として、
運用管理費用が高くなってしまっているのです。


(※ 投信会社とは運用会社のこと)


さらに続けます!

(b)売買委託手数料11 0.048
(株式) (10) (0.042)
(投資信託受益証券) (1) (0.004)
(投資証券) (0) (0.001)


ん?
<これは、↑いったい何でしょう?>

そうです、

投資信託が
株式などを売り買いするとき、
売買手数料】を支払いますが、

あれって
私たちファンド保有者が負担しているのです!


これも、
左側が『金額ベース』、
右側が『比率・パーセント』ですね。


さらにさらに・・、

(c)有価証券取引税10 0.041

(d)その他費用15 0.064
(保管費用) (10) (0.042)
(監査費用) (3) (0.011)
(その他) (2) (0.010)


これらも、
けいぞくコスト】としてかかっています。


当該ファンドは、
ヨーロッパの株式を組み入れているので、

有価証券取引税』という
税金がかかる国もあるのです。

(d)のその他費用には、

有価証券の保管や、
資金の移転などのための保管費用、

監査法人に支払う監査費用、
法定書類の作成、
提出等にかかる費用などが
含まれています。

(けっこういろいろかかるんですね!)


cost-effective.jpg


とにもかくにも、
この『1万口当たりの費用明細』で
確認すべきは、

Aコース(為替ヘッジ付き)
合計234   0.986 のところ・・。


そう、
この合計、
(そして掛ける2をして、)

0.986% × 2 = 1.972%!

この数字こそ、
私たちが当該ファンドにて
負担することになる
年間トータルコスト】なのです。


今日の練習を契機に、
GW期間中、
あなたが興味を持っているファンドの
【トータルコスト】を調べてみませんか?



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