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日本人の投資は、カントリーバイアスだらけ?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日たまたまNHKの番組で
「ムーミン」の特集をやっており、
「ああ、フィンランドに行きたいなあ・・」と
思ってしまったわたし。

(もちろん)フィンランドにも
『株式市場』があり、
上場している『会社』がたくさんあります。


フィンランド人にとっては、

〇 イギリスの株式も
〇 日本の株式も
〇 メキシコの株式も、
『遠い遠い、外国の株式』であります。


が、もしかすると
日本人よりは、

『遠い、外国の株式』に
投資をする人の割合は高いのではないでしょうか?


「ETF.com」でこんな面白い記事を見つけました。
Benefits Of Int’l Diversification
(グローバル分散の便益)

上記記事内では、
分散投資の根拠について、

〇 自国市場のみへの投資では、
自国の狭い経済状況に依ってしまう。

〇 グローバルに分散投資を行うことで、
広範な経済と市場勢力に
資産を委ねることになる。


と記しています。


globalcurrency_mainbanner.jpg


よく、
「外国の株式は分からないよ、怖いよ」
(=リスキー)と言う人がいますが、

そもそもリスクの塊を散らばらせるために、
外国にも(広く)投資するわけです。

ですよね?

ただ、
世界のどこを見渡してみても、
自国の市場に過大に投資してしまう
『カントリーバイアス』、


いわゆる「ホームバイアス現象」は
根強く存在します。


わたしが「え!?」と驚いたのは
上記事内のこの図表です・・。


domestic.jpg


オーストラリア人って
けっこうスゴイですね。

世界の株式市場(時価総額ベース)に対して
自国の市場が占める割合は
2%ほどしかないのに、

自国株式に投資する割合は
67%に及んでいます。

日本も負けてはいません!

世界の株式市場に対して
自国市場の割合は7%ほどなのに、
自国の株式に投資する割合は
55%となっています。

(この表を見ると、イギリス人の
国際分散投資・度合いの高さ』が
際立っていることがわかります)


(ところで、)みんなどうして
『自国の株式』に過剰に投資してしまうのでしょう?


結局、これって
こころの問題で・・。

単に『馴染み』があるから、
そこにより多くのお金を託してしまうのです。


上記記事ではこう記しています。

the tendency to confuse the familiar with the safe.
『馴染みがある = 安心と混同してしまう傾向』


なのです。


gctv-mistakes.jpg


たとえば、
米国の株式に投資しておけば「安心」だ。
という気持ちを、

最近では米国人だけでなく、
日本の人も保持するようになっています。

それは、
直近の米国市場の成績が抜群に良いためでしょう。


が、しかし、
ずーーっとそうだったのでしょうか?


Vanguard Research」のレポート、

Global equity investing:
The benefits of diversification
and sizing your allocation
(Feb 2019)』の

こちらの図表を見れば、
興味深い事実が見えてきます。


us vsnon us


上図は、
1972年以降、毎年の「米国株式」と
「米国以外の世界株式」の結果リターンを
比較しているのですが、

アメリカ株式のほうが
アウトパフォームしている年はゼロより上に、

逆に世界株式(除く米国)のほうが
アウトパフォームしていれば、
ゼロより下に折れ線が現れてきます。


長い目で見れば、
米国株式も好調期、不調期を
繰り返しているわけです。


現在の
先進国株式(除く日本)、日本株式、新興国株式、
それぞれの市場を
PERで比べてみても、

先進国株は
アメリカ株を中心にやや過熱、
日本、新興国株式は低調といったふうに、

これだけグローバル化が進んでも、
各市場の『温度差』は明確に存在します。


だから?

だから、
分散投資に【効き目】があるわけです。


ETF.comの記事内では、
以下のようなエピソードも紹介されています。

アメリカ人の投資家には
アメリカ株式の期待リターンは5.5%程度だが、
日本人、そしてイギリス人の目には
アメリカ株の期待リターンは
それぞれ3.1%、4.4%程度にしか映らない。

同様に、
日本人の投資家は
日本株式の期待リターンを6.6%と見ているが、

アメリカ人、そしてイギリス人の目には
日本株式の期待リターンは
それぞれ3.2%、3.8%程度しかない。



冒頭のフィンランドの話に戻りますが、
フィンランド人が日本人よりも
外国株式に多く投資を行うのは、

人口が少なく(550万人程度)
自国のマーケットがとても小さいからでは?

フィンランドは否応なく、
世界に目を配らざるを得ないのです。

まさに、
『健全な危機感』を有している人が
グローバルな分散投資を行っている。

あなたは、どうですか?

あ




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