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「時価総額比率」に基づくインデックスファンドを「GDP比率」的に組み合わせる?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

水瀬ケンイチさんの記事
GDP比率と株式時価総額比率、今から投資するならどちらがよいのか』を読んで、

「なるほどなあ・・」と思いました。

そもそもGDPとは?
経済の規模、大きさ」を表す指標ですから、
株式市場の規模とは別の物差しであるわけです。

株式市場(取引所)
経済そのものというより、

資本(リスクマネー)のやり取りに特化した、
リスクテイカーたちの集まりです。



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経済の中でも
先行指標的な役割を担っており、

人々の希望と落胆の発露で
ときにその数値が大きく振れます。
(GDPと比較すると顕著ですね。)

これは、
少しでも大きなリターンを求める市場参加者が、
各投資対象(株式)を
シビアなふるいに掛けるためです。


あなたが株式に投資する人なら、
時価総額比率」で
自身の運用を捉えるのが王道でしょう。

(おまけに今の株式時価総額比率には
浮動株調整が入っていますし。)

水瀬さんはこう言います。

私は新興国のみならずインデックスの浮動株調整は、
投資家を守るための措置だと考えています。


たしかに。。


取引所で売買できる、
裸(はだか)の株式しか私たちは認めないわよ!
(=浮動株のみが「正当」なんだわよ)

という、
リスクテイカー(市場参加者)たちの矜持が
聞こえてきませんか?


それに比してGDPは?

まあ、酸いも甘いも全部ひっくるめた
ザ・経済という感じの物差しなのです。



<以下、具体例>

仮にあなたが、
日本株式、先進国株式、新興国株式の
インデックスファンドを目の前にして、

GDP比率で「組み入れ比率」を決めれば、
それはまったく
「時価総額比率」から外れてしまうのでしょうか?


いいえ、そんなことはありません・・。

無題


そもそも、
組み合わせの材料である、

日本株式(TOPIX)先進国株式(MSCIコクサイ)、
新興国株式(MSCIエマージング)が「時価総額比率」ですから。

つまり、

あなたがGDP比率で
各投資対象を組み合わせたり、

あるいは、
世界経済インデックスファンドや、
SMT世界経済インデックス・オープンのような、

地域別(日本、先進国、新興国)のGDP比率に基づき、
各アセットクラスの比率を決定している
バランスファンドを保有しても、

その大元って?


つまり各投資対象そのものは・・?
基本「時価総額比率」なのです。



世界経

図表)世界経済インデックスファンド(目論見書より)



対岸から、冷めた目で振り返ってみましょう。

たとえば
国別のGDP比率を元に作られた

先進国株式、新興国株式の
インデックスファンドって見当たりません・・。

したがって、
日本株式(TOPIX)先進国株式(MSCIコクサイ)、
新興国株式(MSCIエマージング)を、

「時価総額比率」に基づき
組み合わせるあなたは、

〇 投資対象そのもの・・時価総額比率
〇 組み合わせ方・・  時価総額比率


なのです。


仮にあなたが、

日本株式(TOPIX)先進国株式(MSCIコクサイ)、
新興国株式(MSCIエマージング)を、

「GDP比率」に基づき組み合わせていれば、

〇 投資対象そのもの・・時価総額比率
〇 組み合わせ方・・  GDP比率


となります。


〇 投資対象そのもの・・時価総額比率
〇 組み合わせ方・・  時価総額比率


を選んだとしても、

組み合わせ【自作ポートフォリオ】の場合は、

「日本・先進国・新興国株式の
時価総額比率」の変化に追随しながら、
リ・バランスを行う必要があります。



だったら・・・
ということで、

「楽天・全世界株式・インデックスファンド」のような
投資信託が存在するわけです。

同ファンドは

「投資対象そのもの・・時価総額比率。」


というシンプルさに帰結しますね。

そこには自分でコントロールする部分を
いっさい放棄した、
ある種の「潔さ」があると思いませんか?

あ



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