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最後の最後、引き出すことを強制されるiDeCoと、フリーハンドのつみたてNISAの違い


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

iDeCoもつみたてNISAも、
基本『やること』は同じです。

投資信託を長期で積み立て、
あなたの老後に役立てる・・。


でも、iDeCoのほうは
年金制度」なので、

最後の最後、
お金を引き出すという段になったときの
間口の広さが、
(つみたてNISAとは)異なるのです。


最初にちょっと【寄り道】をしましょう。

米国在住の岩崎淳子さんが運営する
「Smart & Responsible」というブログを見て、
へぇーなるほど・・と思いました。

該当記事はこちら。【RMDを知る(1)


岩崎さん


RMDって何かというと、
Required Minimum Distributionの略です。


アメリカの確定拠出年金、
401(k)プランでは、

誰もが「70歳半」になると、
最低限、義務付けられたお金を
引き出さないといけないのです。


この
「引き出さないといけない最低限のお金」
のことをRMDと言います。


具体的には、
「70歳半」になった年の
翌年の4月1日までに401(k)プランから、

義務付けられた最低限のお金を引き出さないと、
『手痛いペナルティ』が待っています。


こちらの該当記事は
RMDを知る(2)】になります。

以下、引用)

正しいRMDを引き出さなかった場合は、
引き出すべきであったのに
引き出されなかった額の50%が
ペナルティとして没収されます。


数ある税ペナルティのうちでも、
非常に高額のペナルティです。
RMDは必ず守るよう気構えが必要です。

引用、終わり)


えー、
半分(50%)が没収されるなんて
かなり罰則がキツイですね。


the-power-of-no.jpg


でも、
これって、
考えてみれば当然のことなのかもしれません。

401(k)プランは
年金制度』ですから・・。


主旨はこうです。

★ あなたは確定拠出年金の
『税制優遇』を活用して、
自分の年金原資を有利に増やしてきたでしょ。

だから、
そこから『お金を引き出して』
『使っていく』のは強制ですよ。

もし、老後の生活の中で
上記のお金をいっさい使わず、

税制優遇を受けたまま
そのお金が次の世代へ
引き継がれたりしちゃうと、
制度の本筋からまったく外れてしまいますよね。


ということなのです・・。


bbq_couple.png


なので?

なので日本の
iDeCo(個人型確定拠出年金)においても、

最後の最後には、
お金は・引き出さないといけないわけです。


ご存知のように、
iDeCoではお金のもらい方が
年金方式」と「一時金」に分かれます。

どちらにしろ、
60歳から70歳になるまでに
『もらい始める』ことになりますが、


「仮にiDeCoで給付の請求もせずに、
『70歳』になっちゃったらどうなるの?」


あっ、はい、
ここはちょっと堅苦しくなりますが、

確定拠出年金法の第三十四条を
覗いてみましょう。
(ちょっとのガマンですよ(^^;


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(七十歳到達時の支給)
第三十四条

企業型年金加入者であった者
(当該企業型年金に個人別管理資産がある者に限る。)が

前条の規定により
老齢給付金の支給を請求することなく
七十歳に達したときは、

資産管理機関は、その者に、
企業型記録関連運営管理機関等の裁定に基づいて、
老齢給付金を支給する。


※ 条文では企業型年金とありますが、
個人型確定拠出年金も同様と思われます。


これ、つまりは
一時金の形で(強制的に)
受給させるということでしょう。


まあ「年金制度」ですから、
当たり前ですね・・。


【閑話休題・・】

じゃあじゃあ、
「つみたてNISA」はどうなのでしょう?

ふつうは、

非課税の恩恵を受けられるよう
非課税期間の20年内
投資信託を解約しようとするでしょう。

でも、非課税期間内にお金を引き出して、
それを使う必要性が
低い人もいるかもしれません。

そのような場合は、
投資信託を解約せず持ち続けるわけですが、

非課税期間の20年ののちは、
ファンドは『特定口座(課税口座)』に払い出され、
そのまま運用を続けることになります。

「えっ、たとえばワタシが83歳になっても?」
はい、そうです。

つみたてNISA口座 ⇒ 特定口座(課税口座) ⇒



icon01.png


わたしはこんなふうに考えます。

一般NISAもつみたてNISAも、

通常の口座(特定口座)のインフラの上に、
期間限定で設置された「非課税口座」
捉えることもできると・・。


もちろん、
2019年に「つみたてNISA」に入れた
40万円が、

20年の満期の
2038年に75万円になっていて、

それが特定口座(課税口座)に
払い出されると、
75万円が取得価格と見なされ、

月日が経って
2059年に110万円になっていたりすれば、
110万円-75万円の分が
利益」と見なされることになります・・。



ただし、
つみたてNISAという窓口で
始まった資産運用は
特定口座(課税口座)に移されたのち、

もしも、あなたが望むなら、
『次の世代』に
引き継ぐことも可能なのです・・。


この点、
つまり最後の最後の「出口」のところでは、


iDeCoとつみたてNISAは
まったく主旨が違う制度と云えるでしょう。


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