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スマートベータ戦略は、時価総額比重型のインデックス投資に比べて優秀なのか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

狭い意味での
インデックス投資って何なのでしょう?

私見ですが、

市場全体を、
各株式の時価総額の比率で再現することが
「ピュアなインデックス投資」だとわたしは思います。


すなわち、
(時価総額が大きなもの)は大きく持つ。
(時価総額が小さなものは)小さく持つ。


いっぽう、スマートベータ戦略では
株式の大きさ(時価総額)ではなく、
株式のファンダメンタルズ(基礎的条件)に着目します。

具体的には、各株式の配当、
売上高、利益、
リスクの大きさ(ボラティリティ)などに
注目するわけです。

いちばん馴染みがあるのが
高配当戦略」でしょう。

配当利回りが高い銘柄のみを
「高配当指数」に則ってセレクトするわけです。



たとえば高配当株式ETFでは、
配当利回りが高い銘柄の順に、
組み入れ比率に「ウェイト」をかけたりします。

また、配当利回りが高い株式を
「均等」で保有するものもあります。

さて・・
これって、狭義でいうところの
「インデックス投資」なのでしょうか・・?



たとえば、
(高配当)指数に組み入れられる銘柄の根拠は?
『高配当』であることです。

配当利回りは
配当金そのもの、
あるいは株価のアップダウンで
変化するので、

当然、時系列で見ると
「銘柄の入れ替え」も起こってくるでしょう。


一定の『条件』を課して、
銘柄の取捨選択を続ける・・という点では、

「高配当戦略」も、
アクティブ投資的」ではないでしょうか。

わたしは、
スマートベータ戦略とは
ルール化されたアクティブ投資だと思います。



狭義の「インデックス投資」とは異なる、
という意見です。


IMG_1126.jpg


利益の大きさに着目する、

あるいは、
価格変動(ボラティリティ)の少なさに
着目する場合もあります。

価格変動(リスク)のケースでは、

ボラティリティの少ない銘柄をセレクトし、
また、それら銘柄の「組入れ比率」も
調整することで、

ポートフォリオ全体の価格変動リスクを抑え、
コントロールしようとする・・


そんなETFもあります。

いわゆる「最小分散戦略」ですね。


誰しも、価格変動の振れ幅の大きさ
= リスクは小さいほうがいいですから、
魅力的に聞こえます。


が、そのような銘柄をセレクトし、
それら銘柄の組入れ比率も、
随時調整していく、というのは、

限りなく「アクティブ的」です。


最初の「一歩」の地点に帰ってみましょう。

時価総額の比率で
市場全体を保有する
狭義のインデックス投資では、

〇 銘柄を選びません。

〇 小さなモノは小さく、
大きなモノは大きく、持ち続けるだけです。

〇 その途上で、
各株式の大きさに変化が起きれば、
それをそのまま受容するだけ・・。



suimin_man.png


この、自らの意思、考えによって
「セレクトしない」(銘柄を)
「入れ替えない」ところに
わたしはインデックス投資の奥深さを感じます。

ベータ(β)、
すなわち市場全体との連動性を
上回る「スマートさ!」というのが、

スマートベータという名称の意味するところ?
かもしれませんが、

皮肉にも多くの人が
このような戦略を用いた道具に投資すればするほど、

株価の上昇によって
配当利回りは下がり、
ボラティリティ=リスクも高まり、

かえってその優位性は
失われるのではないでしょうか。



※ ただし、スマートベータとは、
「ルール化されたアクティブ投資」ですから、

このような戦略が普及してくると、
伝統的な高コストのアクティブ運用
苦戦を強いられることになるでしょう・・。

あ




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